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オールドゲーマーの、アーケードゲームとその周辺の記憶

コインマシンやギャンブルゲームやカジノの歴史的エピソードとか、時々カジノ旅行記とか、たまにスポーツやマンガとか。

新ラスベガス反生中継2019GW DAY6その2:最終日(後半) 

2019年06月16日 21時29分49秒 | 海外カジノ
◆本日の予定
(前半)
・午前中はひたすらカジノでゲーム。
・午後、タウンズスクウェアのホールフーズで、現地在住の友人SLさんと会う。


(後半)
・ピンボール・ホール・オブ・フェイムを覗く。
・宿をサムズタウンに移す。
・夜を徹してカジノに入り浸る。

◆これより本日の記録

SLさんと別れた後、今夜の宿であるサムズタウンに向かうが、その前に、道中にある「ピンボール・ホール・オブ・フェイム(PHoF)」に立ち寄る。ところで、このPHoFのすぐ周囲には、「PRESS START GAMING CENTER」と、「A GAMER'S PARADISE」という、二つのゲーム関連の店があることを最近知ったので、ついでに覗いてみた。




「PRESS START GAMING CENTER」(上)と「A GAMER'S PARADISE」(下)のエントランス。いずれもPHoFと同じ敷地内にある。屋根にシートがかぶせてあるのは、たぶん雨漏りがするのだろう。実際この一角は、控えめに言ってもさびれているという形容を免れない。

PRESS START GAMING CENTERに恐る恐る入ると、店内には僅かながら客もいた。


「PRESS START GAMING CENTER」の店内。

この店では、店内を見て回るだけなら料金は発生しない。ただし、ゲームをする際には1時間いくらという制度になっており、「プレイしたいときは係員に声をかけてください」と掲示されている。ただ、具体的な料金の表示は無い。


(1)メタルスラッグのアップライト筐体。 (2)たくさんのゲームが入ったカクテル筐体。おそらくMAME。


(1)パズドラバトルトーナメント。ポップだけでなく画面も日本語表示だった。 (2)店のシステムを告知する掲示。入り口そばのテーブルの上に立てられていた。ワタシは入店したときには気づかなかった。

「PRESS START GAMING CENTER」の中を一回りした後、次に並びにある「A GAMER'S PARADISE」を、入り口の外からドアのガラス越しに覗いてみた。しかし、手前の方にコンシューマー用のゲームソフトと思しきものが見えるくらいで、アーケード志向のワタシには興味を惹く物がなさそうなので、こちらは店内に入ることなく離れ、PHoFに入った。

PHoFでは、リリースが発表されたばかりで世界中から注目を集めていた「Black Knight Sword of Rage」が早くも導入されていた。


Black Knight Sword of Rage。ゲーム料金は1ドル。


今回の目玉フィーチャーのひとつと思しき、鉄球を振り回すブラックナイトは少し面白い。

「Black Knight」と言えば、何と言ってもアウトレーンに落ちそうになるボールを強力な磁力で救済する「Magna Save」フィーチャーである。1980年に発売された初代のBlack Knightで初めて採り入れられ、これまで歴代のBlack Knightシリーズの他、6機種に搭載された。今回のBlack Knightにももちろん搭載されている。ただし、発動させるスイッチがロックダウンバーの中央に付いており、とっさの操作がしづらい。


マグナ・セイブを発動するボタン(緑色に光る)。

また、3月に大阪を訪ねた際に遊んだ「バッティングゲーム」(関連記事:大阪レゲエ紀行(7・最終回)) DAY 2・その2:大阪駅前第2ビルB1「ZERO」)の元ネタではないかと思われるゲーム機や、「Ice Cold Beer」もあった。ただし「Ice Cold Beer」は故障中で遊べなかった。


(1)バッティングゲームの元ネタと思しき野球ゲーム。空気で吹き上げられているボールを、バッター人形を操作して打つ。左のノブで風量を調整できるので、日本のバッティングゲームよりは簡単にホームランが打てる。 (2)Ice Cold Beer。

サムズタウンに到着したのは夜7時ころ。明日の未明5時過ぎには出ていくので、10時間ほどの滞在になる。チェックインすると、「部屋をアップグレードしておいたよ」と言われた。部屋に到着すると、中庭に面する角部屋の、スイートルームだった。


部屋の様子その1。(1)部屋に入ってすぐ左手の、キチネットのカウンター越しに部屋の中を臨む。リビングの右手にはベッドルームに繋がる入り口が見える。 (2)リビングから入り口方向を臨む。 (3)リビングからベッドルームに通じるドア。 (4)ベッドルーム。左手のバスタブは、ジェットバスではなかった。バスタブの背後は洗面所とシャワーブースになっている。


部屋の様子その2。(1)洗面所の様子。アメニティは通常の部屋と変わらない。 (2)洗面所からシャワーブースを臨む。 (3)~(4)窓からの風景。中庭の様子が見渡せる。

サムズタウンにはこれまでに10回くらい宿泊しているが、こんな部屋に通されるのは初めてのことだ。しかし、せっかくだがワタシはこれから夜通しカジノで過ごすつもりなので、この豪華な部屋は、ワタシにとっては束の間の荷物置き場でしかない。去年、フレモントでも同じことが起きたが、どうせなら旅程の中ほどでこういう目に遭いたいものだ。

サムズタウンでのトリプルプレイプログレッシブは最低でも1280ドルと、オーリーンズに比肩するほど溜まっていたので、一つくらいは落せるだろうと始めたのだが、全くツイていない。あまりに調子が悪いので、途中、スポーツバーで軽食を取るなど、なんとか流れを変えるための努力をしてみたりもした。


スポーツバーで注文したホットドッグ、シュリンプカクテル、ソーダ(小)。

しかしその努力もむなしく、かなり残っていたはずの浮き分はついに底を突いて、いよいよ元本に手を付けなければならないまでに落ち込んでしまった。出発まであと2時間半ほどあるが、この調子が続けば、今回の旅では大きくお金を減らしてしまいそうだ。

プログレッシブは依然として魅力的に膨れ上がっているが、もうやめよう。最後の2時間半はクラップをして過ごそう。もちろんクラップスだって泣きたくなる大負けを食らうこともあるが、こんなに遊べないVPなら、今回はもういらない!

ということで、場所をクラップスに移してまず200ドルでバイインする。サムズタウンのクラップスには、他ではあまり見かけた覚えがないサイドベットがある。何と呼ばれるものかもわからない。隣のスティックマンに、「あのベットはなんというのだ?」と聞いたが、「3ドル出してワン―ワン―ワンって言うんだよ」というだけで、ベットの名前は言わない。

この「ワン―ワン―ワン」は、7の目が出た後でしか賭けられない。賭ける場所は、「小の目(2~6)」、「大の目(8~12)」、「全て(7を除く2~12)」の三種類で、次回に7の目が出るまでに、指定の目が全部出れば勝ちとなる。小の目と大の目は75倍だから、1ドルを賭けているだけでも当たればまあまあの配当になる。賭け金はあくまでも例で、5ドルチップを投げて、大と小の目に2ドル、全てに1ドルという事もできる(その場合はツー-ツー-ワンと言う)。ワタシは殆どのゲームでここに賭け続けた結果、およそ2時間半のプレイ中に、小の目が3回も出てくれた。また、セブンナウトせずに延々シュートしてくれる優良シューターにも恵まれたこともあり、ゲームをやめるころには数百ドル程度お金を増やすことができていた。

もう出発しなければいけない時刻となったので豪華な部屋に戻り、この部屋では結局ソファーに座ることさえしなかったといくらかの悔しさを残しながら、その片隅に置いておいた荷物を取って部屋を出た。

日本に帰って改めて残っているお金を数えてみたら、出発時よりも100ドルちょっと、増えていた。クレジットカードで支払った買い物などは考慮に入っていないが、次回のゲーム資金が減らずに済んだことは喜ばしい。次回のラスベガス巡礼は10月中旬の予定。

(このシリーズおわり)

新ラスベガス反生中継2019GW DAY6その1:最終日(前半) 

2019年06月16日 21時12分49秒 | 海外カジノ
◆本日の予定
(前半)
・午前中はひたすらゲーム。
・午後、タウンズスクウェアのホールフーズで、現地在住の友人SLさんと会う。
(後半)
・ピンボール・ホール・オブ・フェイムを覗く。
・宿をサムズタウンに移す。
・夜を徹してカジノに入り浸る。

◆これより本日の記録

慢性的に寝不足気味なので今朝は10時くらいに起きるつもりだったのに、朝6時前に目が覚めてしまった。昨夜は早めに寝たとはいえ早すぎる。

今日は午後から現地在住の友人であるSLさんと会い、更に宿をサムズタウンに移すことになっているので、荷物を車に積んでいつでもチェックアウトできるようにしておく。出発までは、幸いカジノ資金は潤沢なので、午前中はずっとゲームをして過ごす事にする。

オーリーンズには、DDBのAces & Faces(9/6)がある。通常のDDBでは、ボーナスは2~4のクワッズに振られているが、Aces & FacesではJ~Kに振られており、若干有利になるので、ワタシは好んでプレイする。しかし、ローカードのクワッズしか出てくれない。一度、4ロイヤルがディールされたがロイヤルに発展することは無かった。

どうもビデオポーカーが思うように遊べないので、珍しくメカのリールマシンに浮気してみようという気になった。目を付けたのは、世界最大のスロットメーカーであるIGTの「Super Silver 7」だった。デノミは1¢、3リール27ライン、各ラインに5ベットできるのでマックスベットは1.35ドルになる。これを選んだ理由は、フルベットしてもゲーム単価がさほど高くならないからだった。


IGTの「Super Silver 7」。同じコンセプトでタイトルが異なる機械が3台ならんでいたうちの一つ。

始めてから10ゲーム目くらいで、LINE 5にANY BARが、LINE 8にSINGLE BARが揃った。


LINE 5(オレンジ色の線)にANY BARが、LINE 8(水色の線)にSINGLE BARが揃っている。

通常、ANY BARとSINGLE BARでは配当が異なる。それぞれいくらだったのかと機械の表示を見ると、どちらも30の払い出しだと表示されている。


機械に表示された、各ペイラインで当たったクレジット数。LINE 5(左)、LINE 8(右)共に「PAYS 30」と表示される。

訝しく思ってペイアウトスケジュール表を表示させてみると、やはりおかしい。ANY BARの配当は30、SINGLE BARは80となっている。


ペイアウトスケジュール表。赤い楕円で囲んだところが今回のゲームで支払われるはずの配当。ANY BARは30、SINGLE BARは80となっている。

これに従えば、今回のゲームでの配当は110でなくてはならないはずだ。しかし実際には60しか払い出されていない。50¢のショートペイである。とは言えたいした損害ではないし、諦めてこのままゲームを続けてしまおうという考えも浮かびはしたが、カジノ機器での配当間違いはたとえ少額でも由々しき問題なので、結局コールアテンダントボタンを押して係員を呼んだ。数分後に白人のおばちゃんがやってきて、「ハロー、どうしたの?」と声をかけてきた。一般の客かと思ったら、その人がスロットアテンダントだった。

「えとあの、今こんな手ができたんだけんども、60クレジットしか払い出されないでござる。んでも、この表を見ると(と言って、表示をペイアウトスケジュール表に切り替える)、ANY BARは30で、SINGLE BARは80となってるある。これはおかしくないですかいの?」

訴えを聞いたおばちゃんも、自分で配当表やペイラインを調べた後、ワタシの主張に間違いがないことを確認したうえで、インカムに向かって何かを告げていた。ワタシはおばちゃんに、なんとなく言い訳がましく「額は少ないんだけど・・・」と話しかけると、おばちゃんはそれを受け取るように、「Yes, it's a point」と答えた。

ほどなくして更に二人の男がやってきた。一人はメカニック、もう一人はボスのような立場であるように見えた。おばちゃんは二人に状況を説明したが、ボスのような男はよくわかっていないようで、LINE 5だけしか当たっていないのではないかなどととんちんかんなことを言っている。確かに15年前の機械であれば3リールマシンのペイラインは5本以内であるものが殆どだったが、今は時代が違う。そうなったのも、あんたらカジノがゲーム単価が高くなる機械をメーカーに求めてきたからではないか。

メカニックと思しき男は、筐体に鍵を差し込んで何かの操作をした。するとリールが回り出して、最終的にさっきと同じ状態で停止した。たぶん、最後に行われたゲームの再現をテストモードから行って、結果の確認をしたのだろう。

しばらく三人で話をして、これは機械の不具合であるという結論に達したらしかった。おばちゃんは一旦どこかに姿を消し、すぐに戻ってからワタシに1ドル札を手渡してきた。ワタシは結果的に50¢トクをしたことになる。このときおばちゃんに「この機械はクローズされるんですかいの?」と聞くと、「ええ、そういうことになるわね」と返ってきた。ワタシはまだこのゲームで遊んでいたかったのだが、諦めて別の場所に移動した。

次に、VPのプログレッシブトリプルプレイに向かった。ロイヤル様の賞金は、上段が1737ドル、下段が1400ドル、中段が1116ドルと素晴らしく溜まっているので、出発するまでこのゲームに賭けようと決め、それから5時間半に渡って打ち続けた。この間、クワッズは14回、ストレートフラッシュは3回出たが、ノーヒットの4連発、5連発などという不運もたいへん多い。野球で言えば「三振か長打」のようなゲームが延々と続くので、お金はずいぶん減ってしまった。

そろそろSLさんと待ち合わせの時間が近づいてきた。この時のプログレッシブは、上段が1876ドル、下段が1539ドル、中段が1255ドルにまで膨れ上がっていたが、後ろ髪をひかれる思いで台を離れた。

SLさんとは、タウンズスクウェアのホールフーズで待ち合わせている。ついでに、ホールフーズならではのジモチーお勧めのお土産をいくつか教えてもらった。それらは確かにホールフーズらしいとは言えるが、ラスベガスらしいというわけではない。やはり、ラスベガスには名物は無いのだなあ。

土産を買った後、SLさんが店内のカフェでお茶でもしましょうと誘ってくれたので、そういえば朝から何も食べていないことを思い出して、店でシナモンロールとコーヒーを買って、喫茶コーナーに入り、1時間半ほどおしゃべりをして過ごす。旅行先で、地元の人々に混じって、地元の人たちと同じものを食べたり同じことをして過ごすのは面白い。今度女房とラスベガスに来た時にも、一緒に来てみよう。

(つづく)

新ラスベガス反生中継2019GW DAY5:ハンバーガーとゲームの日

2019年06月09日 17時59分37秒 | 海外カジノ
◆本日の予定
・一旦オーリーンズをチェックアウトして、新たにチェックインし直す。
・一日中ゲームをして過ごす。

◆これより本日の記録

女房空港に送り届け、オーリーンズに戻ったのが朝の8時半ころ。今夜はオーリーンズ3泊目となるが、コンプの都合で2泊と1泊に分けて取っているので、一度チェックアウトしておく必要がある。

チェックアウトタイムの12時まではまだ少し時間があるので、コンプキヨスクに立ち寄って何かプロモは出てないかと調べたら、スクラッチくじのようなものを引かされて、10ドルのダイニングクーポンが当たった。

さっそくこのクーポンを使って朝ごはんをと思い、リニューアルしたバフェイに向かったら、今日は土曜日でシャンパンブランチの日だという。ワタシにとってシャンパンの飲み放題は嬉しいフィーチャーではなく、値段も通常の倍くらいになるので、バフェイはやめてボウリングセンターのスナックバーに行った。ここではチーズバーガーとソーダ(S)のセットを注文して、クーポンで支払う。


オーリーンズのボウリングセンターのスナックバーでのチーズバーガー。パティは1/3ポンド程度か。普通においしい。

ボウリング場では、おそらくリーグと思われるゲームが行われていたので、ボウラーズベンチの後ろのテーブルに座ってプレイを見ながらチーズバーガーを食べた。それにしても、アメリカのアマチュアボウラーには上手だと感じるプレイヤーが本当に少ない。今、目の前で投げている60人程のボウラーも、そのほとんどは我流自己流で、ひと目見て「おっ?」と思わせられるようなプレイヤーは殆どいない。それでも、アメリカ人ならではの持ち前の体格とパワーでカバーできてしまっているからフォーム改造など考えもしないのだろうか。アメリカはテンピンボウリング発祥の地であり、プロ団体PBAには他の追随を許さない世界最高レベルのプレイヤーが揃っているというのに、アマチュアとの差がこんなにも大きいのはいったいどういうわけなのだろう。

バーガーを食べ終わってカジノに戻り、何か面白いゲームでも無いかとカジノ内をうろついていたら、普段はあまり寄り付かないバーの近くで、「ウルトラボーナス」というビデオポーカーを発見した。聞いたこともない機種だったので、VP情報サイト「VPFREE2」を検索したが、掲載されていない。ペイアウトスケジュールを見ると、Aおよび2~4のスペシャルクワッズの配当が、キッカーを問わずDDBの高い方の配当(2000、800)になるという事のようだ。その代りトリップスの配当が2倍となっており、TDBと同様、やるなら深追いはするべきではない、イチかバチかの短期勝負で遊ぶべき機種のようだ。

というわけで20ドルだけ遊んでみるかと紙幣を挿入したあとで、デノミが50¢であることに気付いた。ただでさえ分散の大きな機械でデノミが通常の倍となれば、20ドルなどあっという間になくなってしまう。ゲームをせずにペイアウトして立ち去ることもできるが、昨日のVPとクラップスでお金には余裕があったので続けたところ、開始後5ゲーム目だったか6ゲーム目で、あっさりと4のクワッズが出てくれた。


ウルトラボーナスでの4のクワッズ。普段やっている、デノミが25¢のBPなら50ドル、DBまたはDDBなら100ドルに過ぎない手が、たまたま起こした気まぐれで400ドルにもなった。

早い段階で当たりを引くのは、分散が大きいゲームでのまさに理想的な展開だ。ここで「もう一度当たりを」などと欲を出してはいけない。お金を増やすよりも遊ぶことが目的なら、増えたお金を持って分散の小さいゲームに移るのが正しい選択だ。ということで、これでウルトラボーナスをやめる。

そろそろ12時が近くなったので部屋に戻り、TVからチェックアウト手続きをする。荷物はいったん車に積んだが、ベルデスクに預けておけばもっと楽だったのにと、今思った。

しばらくビデオスロットをちょこちょこつまみ食いしたりポーカールームを覗いたりして過ごした後、1時半ころチェックインする。割り当てられた部屋は高層階のストリップビューの部屋だった。


窓からの眺め。遠いが、これも一応ストリップビューではある。部屋の値段はやはりマウンテンビューよりも高くなるのだろうか。

カジノ内をふらふらとさまよい、主にビデオスロットをつまみ食いして過ごすうちに、夕ごはんを食べても良いくらいの時間になったので、フードコートのファドラッカーズでハンバーガーを食べることにする。クック・ツー・オーダーの店なので、以前はページャーを持たされたが、今はレシートの番号が画面に表示されるようになっており、まるで病院で薬ができるのを待っているようだ。


ファドラッカーズ。店頭中央の頭上に、出来上がりのレシート番号を表示するモニターが新設されていた。

何にすれば良いのかわからず、うっかり勢いでBBQバーガーとかいうものを注文してしまった。ひょっとしたら手がベタベタになる系ではないかと後悔しながら出来上がりを待っていたら、出てきたものは案の定、炒めた玉ねぎにどろどろのBBQソースがかかっていた。


BBQバーガー。パティは1/2ポンド。うまくないわけではないが、手がベタベタになるのには閉口する。

食後、まだしばらくゲームをしたが、昼間のウルトラボーナスを最後に、どうもときめくような手が来ない。それどころか、アレ以降お金は少しずつ減る傾向になってきているようにも感じる。昨夜は殆ど寝ていないこともあるので、まだ11時前だが寝ることにする。

(つづく)

新ラスベガス反生中継2019GW DAY4:女房の最終日

2019年06月02日 18時33分29秒 | 海外カジノ
◆本日の予定
・女房にとっては最終日なので、特にイベント入れずにゲーム三昧のつもり。
・夜は、ラスベガス仲間のKさんが我々の宿であるオーリーンズにやってきて、女房と一緒に夜通しゲームに勤しむ。
・明朝、カジノで完全徹夜の女房を空港に送り届ける。

以上。


◆これより本日の記録

昨夜は深夜3時過ぎまでゲームをしていたので、今朝は11時頃起床。昨日、カフェから持ち帰ったクラブハウスサンドイッチを女房と分けて朝食とする。それでも不足を感じないボリュームはさすがアメリカと思わせる。


昨日持ち帰っていたサンドイッチ。

女房とカジノに降りてゲームをする。今日までの女房のゲームは、特筆するような大当たりはないものの、ちょこちょこと細かい勝ちを拾うことを繰り返していたので、原点よりややプラス傾向にあった。しかし、今日になってその調子に変化が生じてきて、どうもいまいちツキのないゲームが続くようになってきた。一方のワタシは、昨夜のジャックポットで収支がプラスに転じてから、少なくともお金があまり減らないストリークに入った。VPでは、どちらかが調子が良いと残る片方は良くないというパターンは多く、なかなか夫婦そろって好調の波に入ることは難しい。

女房が、今日までマシンゲームしかしていなかったからクラップスもやりたいと言いだしたので、クラップステーブルに向かう。オーリーンズには5台のクラップステーブルがあるが、いつ行っても殆ど満席に近く、いくらか空いていると思うテーブルはミニマムが25ドルだったりするので、これまでやらずにいた。今回も混んではいたが、ミニマム10ドルのテーブルなら二人並んで入れたので、400ドルでバイインし、女房と200ドルずつ分けてゲームを始める。

ワタシはここ最近、クラップスでグッドシューターになることが全くない。ポイントが立ってから3投目以内にセブンナウトするようなシュートばかりが続いている。今回もそうだったのだが、そのかわり他の人たちのシュートが調子よく、1時間半ほど遊んだ結果、バイインした400ドルは900ドルくらいになっていた。


オーリーンズの500ドルチップ。500ドルチップは、ワタシ程度のプレイヤーでは手にする機会は少ないので、入手したら画像に残すことにしている。

クラップスを終えたら、もうすっかり夜になっていた。朝にサンドイッチを食べたきりで昼食を摂っていなかったのでそろそろ何か食べようという事になり、女房の希望でオーリーンズのオイスターバー「Big Al's」に入る。女房はクラムチャウダーにビール(あとでグラスワインを追加注文)、ワタシはポーボーイサンドイッチにビールと、二人でシェアするものとして生牡蠣とロックフェラー(生牡蠣にチーズ、ホウレンソウ、パン粉などを乗せて焼いたもの)をそれぞれ半ダースずつ注文する。二人でおよそ78ドル(チップ別)。以前と比べて少し高くなったように思うが、どうせコンプダラーで支払うので気にしない。ポーボーイサンドイッチは、スーパーやドラッグストアで売られている程度のものを想像していたのに、出てきたものは大きなバゲットに大エビのフリッターがごろごろ挟まっている豪華版で、とても全部は食べきれない。やむなくエビだけ食べて、パンは泣く泣く残す。


(1)生牡蠣 (2)ロックフェラー (3)ポーボーイサンドイッチ

夜、Kさんがやってくる。Kさんも女房と同様、明日の朝にはラスベガスを発つが、今夜の宿は取っておらず、我々の部屋に荷物を置いて、夜中は女房と二人でカジノで過ごすことになっていた。ただし、ワタシは明日以降もあるので、適当なところで部屋に戻って寝る手はずになっている。

11時ころ、昨日に引き続きMMさんもやってきて、我々への餞別を持ってきてくれた。そのついでに、オーリーンズのポーカールームに勤めているという、MMさんのかつての同僚であり友人の女性にあいさつに行く。ワタシはお会いしたことはないが、女房はかつてMMさんの「おむつケーキパーティー」でご一緒したことがあるという。

MMさんは仕事に行き、女房とKさんがカジノで一晩を明かす間、ワタシは部屋に戻って寝ることにする。しかし、何時ころだったなのか、女房とKさんが部屋に入ってきた気配を感じた時をきっかけにどうしても寝付けなくなり、服を着てカジノに降りた。女房に連絡をすると、Kさんはもう空港に向かったと言う。女房もあと2時間ほどしたらホテルを発つことになるので、それまで一緒にVPを遊ぶ。クラップスでいくらか盛り返したかのように見えた女房のツキはVPでは発揮されず、またいくらかお金を減らしてしまったようだった。7時半ころ、女房を空港に送り届けて、この日を終える。

(DAY 5につづく)

新ラスベガス反生中継2019GW DAY3 サンコーストからオーリーンズに移動する日(修正5/28)

2019年05月26日 23時19分53秒 | 海外カジノ
*写真の整理が間違っていたのと、現地で付けていたメモに混乱があり、抜けや時間軸の取り違えがあったため、5/28に修正しました(修正部分は緑色で表示)。

◆本日の予定
・ホテルをサンコーストからオーリーンズに移す。
・夜、現地在住の友人SGさん、ラスベガス仲間のKさんと会食。
・深夜、現地在住のMMさんとオーリーンズで会う。

(これより本日の記録)
朝10時くらいに起床。カフェ「Du-Par's」で朝食。このカフェは、昔からダウンタウンにあるラスベガスに現存する最古のホテル「ゴールデンゲート」の中に入っていたが、2,3年前からサンコーストにも店を出すようになった。ゴールデンゲートでは、昔ながらの安い大衆食堂という雰囲気が大変良かったのだが、2012年にゴールデンゲートがリニューアルしたころを境に、ダウンタウンのカフェにしては高い店となってしまい、今では積極的に使用したい店ではなくなっている(関連記事:新・ラスベガス半生中継(8) コンベンション三日目(残るところあと2泊))。しかし、ここ、サンコーストならコンプダラーで支払いができるので、値段は特に気にしないで済む。ワタシはパンケーキのショートスタック(2枚)にミルクとサイドディッシュにソーセージを、女房はフレンチトーストのショートオーダー(2枚)にクランベリージュースを注文した。


実はワタシはパンケーキが好物であるが、甘いばかりではつらいので、サイドディッシュにソーセージやコンビーフなどを注文することが多い。それにしても女房が注文したフレンチトーストと併せると、税・チップ別で二人で25ドルに迫る値段はやはり高い。

今日はホテルをオーリーンズに移す日だ。チェックインを受け付ける時間は一応午後3時からとなっているので、サンコーストでチェックアウトぎりぎりの12時までゲームをして過ごすが、全くいいところがなく、そろそろ泣きそうになる。

12時、部屋のTVからチェックアウトして車に荷物を積む。3時にはまだ時間があるので、ノース・プレミアムアウトレットで買い物をしていこうということになる。チャールストンが工事のため一部閉鎖されているので、アルタ通りを使う。この道は途中、理不尽にくねくねと蛇行しているところがあるのはなぜだろう。ブラタモリで解明してもらえないかなどと女房と話しているうちにノース・プレミアムアウトレットに到着する。ワタシはリーバイスでジーパンを1本と、バイタミンワールドでメラトニン2瓶を買う。女房はロクシタンでハンドクリームを大量に買い込んでいた。女子へのお土産として喜ばれるらしい。

買い物を終えてもまだ3時にはならないが、そろそろチェックインはできるだろうと踏んでオーリーンズへ向かう。案の定、問題なくチェックインできた。オーリーンズもこれまでに何度も使っているホテルだが、最後に宿泊したのは3年前、2016年9月のこと(関連記事:新・ラスベガス半生中継 2016年9月(1)到着初日)で、最近行われた改装工事以降には訪れていなかったので、どこがどう変わったかを少し期待していた。しかし、部屋の様子はあまり変わってはおらず、バフェイやカフェなどダイニング系の一部が刷新された(そして高くなった)くらいの変化でしかないように思われた。それでもまあ、部屋のコンプが提供されるのであれば今後も利用することはあるだろう。


オーリーンズの部屋の様子。これは2016年9月に撮影したものだが、今回もこれと全く同じ部屋だった。豪華さはないが、同格のホテルと比較すると、ソファーのエリアがある分、部屋は広い。

今夜は現地在住の友人SGさん、ラスベガス仲間のKさんと4人で食事をすることになっているが、それまではまだ時間があるので、さっそく女房とともにカジノに出る。VPのトリプルプレイのプログレッシブがかなり溜まっているので二人で並んで打ったところ、珍しく僅かにお金が増えた。この二日半、減る一方だったので嬉しい。

夕方、Kさんがオーリーンズにやってきたので、3人でSGさんが予約をしておいてくださっているという「Todd's Unique Dining」というレストランに向かう。場所を調べたら、サンセット通り沿いにあることがわかった。しばしば通る道なので概ねの位置はわかるが、ピンポイントの位置まではわからない。Kさんにwifiでナビをしてもらってほぼ時間通りに現地に到着したら、SGさんはすでに到着されて、我々を待っていた。

「Todd's Unique Dining」は、分類すればファインダイニングなのだろう。ウェイターの物腰は洗練されており、我々日本人四人の客に対しても、親切、丁寧、ユーモラスな接客で、すばらしい。メニューには、ステーキばかりでなく、餃子やワンタンと言った中華を独自にアレンジしたものもある。この辺が店名に「ユニーク」と名乗る所以なのだろうか。


(1)餃子と揚げワンタン (2)ホタテのリゾット (3)ステーキ (4)ブレッドプディング。 他にもサラダやビーフシチューなど、いくつか4人でシェアしたものもある。いずれもおいしい。

Todd'sでの食事を終えてSGさんと別れた後、Kさんと女房とともにオーリーンズに戻る。今日はこの後、古いラスベガス仲間の一人で現地在住のMMさんと会うことになっている。MMさんはストリップエリアの某高級系カジノでポーカーディーラーをしており、勤務時間が深夜帯シフトだというので、出勤前に我々に会いに来てくださるというのだった。

MMさんと合流後、オーリーンズ内のカフェに入り、4人で1時間ほどおしゃべり。MMさんが務めるカジノにはお金持ちのプレイヤーが多いにもかかわらずチップは吝いなど面白いお話を伺う。MMさんはクラブハウスサンドイッチを注文していたが、お茶を飲むばかりでほとんど手を付けないので、我々がもらって部屋に持ち帰ることにする。その代わりというわけではないが、ここでの支払いは全部ワタシのコンプダラーで済ませた。



画像:MMさんが注文したクラブハウスサンドイッチ。日本人の感覚で言えば二人分。

MMさんが仕事に行く時間となり、我々もKさんを宿泊先であるVdaraに送っていく。トロピカーナを東に進んで一旦ストリップを横切ってから、裏道からハーモン通りに出て西に進み、ストリップを横切れば、Vdaraのある複合施設「シティ・センター」となる。ストリップは、信号待ちがひどいだけでなく、日中は人通りが多いこともあってなるべく通りたくないが、今はもう夜の10時過ぎなのでいくらかマシであろうと思っていたし、それは実際そうだったのだが、それより問題なのは、「シティ・センター」に入った後にVdaraの車寄せまで行くルートだった。シティ・センター内の道には複雑な分岐があり、うまくたどり着く自信がなかった。懸念通り、どこからどの分岐に向かうかに多少戸惑いはしたが、同乗者二人の支援で何とかなった。やはりこの界隈には車ではなるべく来たくない。

Kさんを送り届けてオーリーンズに戻ったら、またもや女房と連れ立ってカジノでVPを遊ぶ。今日はもう車を運転しないと思ってカクテルウェイトレスにビールを持ってきてもらいがぶ飲みしていたら、自然の欲求がやってきてしまった。ゲームを中断してトイレに行くと、その道すがらGamblit社の「スキルベースド・ゲーミング」の機械を発見した。カジノの現場で見るのは初めてだったが、普段から人気の少ないところである上に夜も更けていたせいか、だれにも注目されていなかった。

(1)Gamblit社のスキルベースド・ゲーミング機全景。 (2)メニュー画面。 (3)「Match 3volution」のインスト画面。

試しに一度やってみようかと思って財布を出しかけたが、ルールや要領がよくわからないスキルゲームを初めて遊ぶと、たいていの場合楽しむ間もなくあっという間に終わってしまうものなので、みすみすソンをしてしまう気がして手が止まってしまった。また、ゲーム料金がいくらかかり、いくらのリターンが期待できるのかもよくわからないのもためらう理由となった。今まであまり考えていなかったが、この辺はスキルベースド・ゲーミングの弱点ではないか。結局、画面の写真を撮るだけでその場を離れた。10月に再訪したときにまだ残っていれば、1回くらいはやってみるか。

トイレからVPに戻ってゲームを再開し、さらに1時間ほど打っていたら、今回の旅で初のジャックポットを引き当てることができた。


今回のジャックポット。4ロイヤルからボトムハンドでロイヤル様降臨。ベストではないが、ベターではある。

ワタシは自分の納税者番号を持っているので、1523.75ドルは満額を手にすることができた。これで今回の旅でのゲームの収支は一気にプラスに転じた。ありがたい。満足して寝る。

(つづく)