水車ボランティア(+山家鳥虫歌)

ボランティア解説員としての見聞から始めた、ボケ防止メモ。12年目。新たに「山家鳥虫歌(近世諸国民謡集)」を加える。
 

行政サービスの生産性(2)

2010-02-17 10:28:52 | 三鷹・市政
 直近の三鷹市長メルマガ(2/7、148号)の冒頭、市長は、第二回サステナブル調査(日経グローカル)で三鷹市が二位、武蔵野市が一位になった、とやや誇らしげに紹介している。加えて、第一回は三鷹市が一位であった、と。

 第一回調査の結果については、このブログで紹介した(08年1月に4回)。何を書いたか今はもう忘れてしまったが、アンケートに対する答え方の数値化が不十分、との印象が強く残っている。つまり平たく言えば、三鷹市は、ボロを出さぬよう、答え方を綿密に検討したはず、だということ。

したがって今回、前回の結果に懲りた武蔵野市は「うまくお答えなさった」と、直感した次第。

 まあしかし、なにごとにおいても、中身よりも結果の数字が注目される今の世の中、なにはさておいても、高評価を得たことは喜ばしい。

 
 さて一方、標記の報告が示す数値(2/7の記事参照)に、市長はじめ市役所幹部の心は穏やかではあるまい。世間からたたかれることを覚悟し、理論武装怠りなく!

しかし、報告書を読んだが、納得のいかないところがいくつもある。
 
 職員給与でいえば、全国781自治体の中で、三鷹市は、二番目に高額なのだそうだ。
「ラスパレイス指数に頼った議論はやめよう」といいながら、明らかに、都市化度の高い自治体が上位に集まり、ラスパレイス指数による順位に似た傾向が出ている。十番以内に都下の自治体が9市(国立、三鷹、武蔵野、羽村、日野、多摩、調布、小平、八王子)も入っているのだ。

 年齢構成の影響を排除した、給料と期末手当を評価対象としているが、はたしてそれでいいか。
自治体職員給与への、都市化の程度の影響について吟味し、それを的確に表す指標を使って、評価をしなければならない、と思う。

 もっとも、「平均給与約544万円+-10%」の範囲に95%の自治体が入ってしまうほどの、狭い範囲の中における序列の話ではある。

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