オリンピック開幕から一週間、懸念されていた
東京都での新型コロナウィルスの感染拡大が
止まらず、今からでも遅くないから中止
しろの声も鳴り止まない。
7月末には、3000人に達する可能性があると
予測されていた新規感染者数が、月末まで
3日を残して、28日に3177人に達した。
政府は、30日の午後に衆参両院の議院運営
委員会を開いて、「緊急事態宣言」の対象
地域に埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県を
追加するほか、北海道、石川、兵庫、京都、
福岡の5道府県に「蔓延防止等重点措置」を
適用し、期間はいずれも8月2日から31日
までとするとともに、東京と沖縄の宣言の
期限もこれにあわせて延長する方針を決めて
専門家が作る分科会もこれを了承した。
検討された29日に報告されている感染者数は、
全国総数が1万699人と初めて1万人を超えた。
東京都も3865人と過去最多、また神奈川県が
1164人、埼玉県が864人、千葉県が576人と
1都3県で6469人と23日の全国総数を1・5倍も
上回る感染者数になっている。
その他では、大阪府が932人と1000人に迫り、
沖縄県392人と23日の4倍近い爆発的な感染
者数増の状態になっている。
新規に「蔓延防止等重点措置」が適用される
石川県は、7月19日に66人と急増したあと
高止まりが改善せず、28日には119人と
過去最多を記録した。
東京都の感染者拡大傾向について、専門家が
シミュレーションした結果は、今のペースで
感染が拡大し続けた場合、新規感染者数は
約2週間後の8月11日に一日5027人となった。
感染拡大に伴う入院患者数は、実効再生産数を
変異ウイルスの感染力の強さなどを考慮して
今の時点で「1・5」と仮定し、今後、実効
再生産数が10%しか減らなかったとすると
東京都の入院患者数は来月9日の時点で
6000人を上回るという計算になり医療危機が
懸念される状態に直面する。
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