東京都は、6月20日に緊急事態宣言が解除され、
蔓延防止等重点措置に移行していたが、期限
日の7月11日を前にしても、新規感染者数は
解除後も前の週の同じ曜日の感染者数を上回る
事態が連続している。
7月7日には、新規感染者数が920人と5月13日
以来となる900人を超え、増勢は止まらない。
この事態を受けて、政府は東京都に、7月12日
から8月22日まで、4回目の緊急事態宣言を出す
方針を8日に専門家でつくる分科会に諮った。
感染の再拡大に歯止めがかからない東京都と
高止まりが続く沖縄県には、8月22日まで
緊急事態宣言が適用され、埼玉県と千葉県、
神奈川県、大阪府の4府県では、蔓延防止等
重点措置を8月22日まで延長した。
オリンピック開幕まで半月となった時点での
4回目となる緊急事態宣言の発出は、オリン
ピックへの参加者などを送り出す世界各国に
とっても、大きな懸案事項となった。
参加中止や規模縮小を検討する国も出てくる
だけでなく、日本国民の7~8割が開催中止や
延期など、ネガティブな反応を見せており、
当然ながら、入場者数制限や無観客開催が
必要な条件となって来る。
厚生労働省は、インド型変異株のデルタ株
感染者の増加が、特に東京都内で著しく、
7月6日には過去最多の94人の感染が確認され、
全国では304人が確認された報告。
政府の分科会会長は[『デルタ株』への置き
換わりが進行し、若い世代や中年層にも拡大
している兆候が見られている]と指摘。
更に、懸念されるのは、チリやアルゼンチンで
感染が急拡大しているブラジルが起源の
[ラムダ株]の国内侵入。
オリパラ期間の、国内での若者を中心にした
動きの活発化や外国からの訪日者の増加が
ラムダ株の日本国内蔓延のきっかけになり兼ね
ない危険性を備えている。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
健康と安心のメタボへの備えは?