大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

韓国 半導体産業自立度を高めて日本に勝った

2021年07月13日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


        



2019年7月、日本政府は韓国を輸出優遇国から

除外し、半導体製造の主要材料3品目の輸出

審査を厳格化し、韓国の野放図な再輸出を規制。

これに反発した文在寅は、8月に日本依存脱却に

備えた主要な100品目を戦略品目に指定し、

部品・素材の国産化へ向けて研究開発投資に

7年間で7兆8000億ウォン(約6800億円)を

投じると発表。

特に、日本が輸出管理を厳格化した半導体

材料3品目の高純度フッ化水素、高性能レジスト

(感光材)、フッ化ポリイミドを含む20品目は

1年以内に「供給安定化」を図り、「脱日本

依存」を達成すると宣言。

残る80品目は、5年以内に脱日本依存を達成

するが、公開してもメリットがないと具体的な

品目は不明のまま。

韓国の対日貿易赤字は、宣言前の2018年は

240億ドル(約2兆5400億円)で国別では最大の

対日貿易赤字国であった。

宣言から2年、文在寅は7月2日に日本の不当な

輸出規制措置に対抗して、[素材・部品・装備

(素部装)]の自立化を進め、核心品目の国内

生産を増やして輸入先を多角化し、素部装

産業の自立度を画期的に高める契機にしたと評価。

半導体関連3品目については[50%に肉迫した

フッ化水素の日本依存度を10%台に下げ、

フッ化ポリイミドは独自技術の確保に続き

輸出まで成し遂げた]とし[EUV(極端紫外線)

レジストはグローバル企業の投資を誘致して

国内量産を控えている]と自賛。

この2年間、韓国の対日貿易赤字額は2019年に

反日不買運動の成果もあって、過去最低の

192億ドルとなったが、2020年は209億ドルに

増えて、2021年は1~5月で前年同期比35%増の

100億ドル(約1兆1100億円)と2018年に逆戻り。

結局は、半導体関連3品目の内、フッ化水素は

国産化が進み、2割以下にまで下がったようだが、

依存度がゼロになったとするフッ化ポリイミドは

事実は94%が日本製で減少せず、増加傾向に。

また、対日依存度が50%以下になったとする

EUVレジストは、全量がベルギーにある日本

企業からの輸入品であり、実態は日本製品。

先端製品の国産化に備えた努力は評価されても

嘘や偽装で胸を張る姿には見苦しさを覚える。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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