日々、思うことをサラサラと。

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悲運閣??

2006年11月03日 | 美術展・本
これから予想される紅葉の混雑を避けて、数日前に奈良・京都方面へ行ってきた。第1の目的地はミホ・ミュージアム。

先ず、のっけからコケてしまった予約した新幹線早割りチケットの出発日が1日後に印刷されている?家を発つ直前に気がついた。・・・結果、キャンセル料3割を徴収され、新たに普通?チケットを購入することになった。かくして割安を目指した結果、とんでもない割高になってしまった教訓=日付はしっかり確認しよう!

一日目AM  <飛雲閣へ>
某雑誌に、ある建築家のこんな記事が載っていた。「日本の伝統建築のデザインにおいて難しいのは①どのように二階三階と上へ積み重ねるかであり②どう建築を接地させるかである。これは難易度Aの超難問なのである」この飛雲閣はプロを唖然とさせるほどの名解答(or迷解答)で造られており・・・・。この建築のとんでもないともいえる自由な創意工夫は「あの人」ー秀吉ー以外いないんじゃないかという推測はもっともである、と・・・。
 
こんな件を読んだら私は気になってしょうがないのである。で、現地に辿り着いて唖然。。。拝観できず(春・秋の数日の期間限定だけ11/10~)高い外塀の上から屋根がほんの少し仰ぎ見えるだけの寂しい結末となる教訓=行く前に現地へ電話して確認とろう。

<銀閣寺庭園>
銀閣寺はあまりに名の知れたスポットでわざと避けていた感がある。が、やはり「美しい庭園はここをハズせない」という類の名文に酔い寄ってきました。苔びっしりの庭園に、あれもこれもとカメラに収めたい緑美しい苔の色彩が溢れて見事。門を入ってすぐの広大な椿の高塀が咲く頃にまた来て見たい。

PM<ミホ・ミュージアム 青山二郎の眼>滋賀県
京都駅より琵琶湖線で13分、「石山駅」からバスにて50分。ガタゴト山間を揺られて「酔いそぉぉぉ・・」のちょい手前で到着。第一印象は山の中の豪華なホテルって感じかなぁ。チケットを買って、・・左右どちらをみても展示室があるほどの奥行きがない?なんと、さらに山を登ってその先に美術館があるという。送迎用の電気自動車もあるがのんびり歩いて少し行くと巨大なトンネルが構えていて、そこを抜けるとミホ・ミュージアムだった。何がなんでも見たかった企画展!骨董の日本随一の目利きと言われた「青山二郎さん」の眼が選んだ作品の数々。ただ、ただ面白かった(赤)そう、面白いという表現がぴったりなんです。この人らしい基準で選択された作品は居丈高にツンと並んでいるのではなく、優しく、お茶目に飄々と鎮座してます。思わずクスっと笑ってしまいそうな「虫歯」というタイトルの小さな湯飲み茶碗の斜めに歪んだ造形が忘れられない。なんというタイトルの上手さ、造形の豊かさよ。ー来年6月 東京に巡回ー
 ミホ・ミュージアム

 画像は美術館内から周辺の山並みを撮影。
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