日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

祭りの音

2006年08月18日 | 喜怒☆楽
土手を散歩していたら遠くから盆踊りの太鼓の音が聴こえてきた

懐かしく長閑な太鼓の音。
子どもの頃、盆踊りが大好きで朝からワクワクして夜を待っていた。
そのときのウキウキ感がしっかり余すところなくコピーされ、今に残っている。
この音が聴こえてくる瞬間、私の頭の中は必ずあの子どもの頃の瑞々しい感情に満たされている・・ハズだ
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少年の視線

2006年08月18日 | 映画
「イノセント・ボイス 12才の戦場」メキシコ 2006作
  監督ルイス・マンドーキ
  
12才に達すると少年は徴兵され兵士となる。
友達と遊びに興じ、悪戯をして親に叱られ、少女に恋をする。そんな少年たちが12才を迎えると強制的に政府軍に連行され兵士の訓練を受ける。
 1980年代 エルサルバトルでは政府軍と反政府勢力との内戦が続き日々住民を脅かしていた。容赦なく民家に打ち込まれる弾丸。街中にはあちこちに兵士の監視の目と横暴な行為。
そんな中、子ども達は危険と隣り合わせでありながら狭い許容範囲内ながら子どもらしい好奇心と朗らかさを健気に発揮する。子ども達の溢れる逞しい生活力。楽しむ力を知っている。

徴兵から逃げるために男の子達は見つからないようにと屋根に上がることを思いつく。あちこちの民家の屋根では男の子たちが天を仰いで隠れている。夜になると夜空に浮かぶ★を数えながら時の経過を静かに待つ。
爆撃でその日一緒に遊んだ子が、恋した少女が、ある日突然亡くなってしまう。
最近まで一緒に遊んでいた子が兵士となり銃で殺傷する側にいる。
この厳しい日常の現実をやんちゃな少年チャバの目を通して描かれている。
過酷な現実ながら、映像は暑い国の日常の色を鮮やかに切り取り、こども等のこどもらしい活気と柔らかい心情をも映し出している。だから尚更、子どもたちの未来を閉ざしてしまうこと、過酷な記憶を背負わせてしまうことの怖ろしさを突きつけられる。
大人が子どもに向けて牙を向いたら子どもはなす術がない。

この作品は実際エルサルバトルで暮らし、14才でアメリカに
亡命したオスカー・トレスの自伝的脚本なのだそうだ。

追記・・(イノセント・ボーイズ)という似たタイトルの映画が
    ありますので注意!
も一つ「アイ・アム・デビッド」もいい作品です
      
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