映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「X-DAY」

2013年04月09日 | サスペンス映画

銀行の屋上から転落した行員の死を発端にして、
日本の経済を根幹から揺るがす秘密に肉薄するという、
伊丹刑事のスピンオフ作品です。
ミステリーというよりはサスペンスに近い。
イタミンと組む、新キャラの若手のツンツン生意気メガネが出てきて
腐的に、なかなかの満足感。
(タイバニといい007といい、オッサンと若いツンメガネは世界的トレンドなのか)

ひま課長と米沢さん、ラムネのひとはもちろん、
かんべ君や雛子先生も出てくるよ!

内容ばれ箇条書き

・かんべ君がわざわざ右京さんに電話するために
 おしゃれして夜景の見える高層階の部屋で
 準備万端整えてるみたいで、ちょっとウフフって感じ。
 でも時間の計算を間違えるところがかんべ君クオリティ。
・右京さんはいつものなんちゃってロンドンにいたけど、
 最後の撮影協力のところにブリティッシュヒルズの名前はなかったような?
 どこだろう。
 カメラが切り替わっても、あちこちにフェンシングの選手が2人映っているので、
 どんだけ実内をウロウロしているんだろうと思ったが
 「忘れ物をしたんですよ!」
 という意見もありました(相棒会で見たのでみなさんのツッコミが面白かった)
・雛子先生は、相変わらず素晴らしいおみ足でしたが、
 ちょっと艶肌ファンデすぎて、テカリが気になった。
 (「あれは汗じゃないですか?」と仰っていたかたもいらした)
 そもそも相棒映画はサスペンスっぽく重厚な色調で撮ってありますが、
 あの色調、女性の肌はあんまり綺麗に見えないんですよね。残念。
 あと雛子先生の美人秘書気になる。
・どうしてみんな肉をテーブルの上に放置するの!!許せない!
 牛肉のポワレ!食べ終わってから話をしようよ!満ち足りた気持ちになるよ!
・ツンメガネのスーツはウェストが締まりすぎていて、
 後ろから見たら女子のチュニックみたいでした。
・ネットカフェで、バレると困るものをネットに流して
 帰る時にログオフしないって、うっかり八兵衛の生まれ変わりかよ!
・私、イタミンやラムネの人、カイトくんの尋問では口を割らされる気が全然しないけど、
 ひま課長相手だとうっかり言いそうだなあ…(右京さんもだけど)。ひま課長格好良かった。
・手を伸ばす演技をする民衆の映像にCGの1万円札が合成してあって、
 「手がだるいよー」って変な所に感情移入しました。
・感情移入と言えば田口トモロヲさんに同情した。あんなのが部下だったら最悪だよ……。
 そしてあのプログラムを組むスキルの持ち主で、
 ビルの階段を十何階駆けおり、何百mと全力疾走するウルトラ体力もあるという
 地味にチートキャラ。
 というかイタミンは毎日走るかなにかしたほうがいいんじゃないかな。
・あと日本国民は行列のプロなので、あれしきで暴動になったりしない。絶対に。
 携帯で写メは撮るだろうけど、お札を奪い合ったりしない。
・銀行員彼女のキャラがくっきり立ちすぎていて、
 映画鑑賞後のお茶会で話題は彼女に集中した。
 お部屋の美術が超スピリチュアル系で、
 「仲良くなった子のお部屋に遊びに行って、あれだったらちょっと身構える…」
 「たぶん趣味は風水……」
 「卒業旅行はインド……」
 とどんどん設定が出来上がっていった。
 特技がタロット占いで、占い中は何か炊きしめてるって、小道具が細かすぎる!
 彼氏もちょっと不思議系のひとなので、お似合いのカップルと言えばそうなんだけど。
・ちなみにジャスティスのカードは女性が剣を持っているので、
 最後に彼女が出刃包丁で刺すのだと思っていました。
・ぶっちゃけ死亡推定時刻から死体発見時刻までのあのビルの出口、
 各フロアのカメラ映像を提出してもらったら、
 もうちょっと楽チンに犯人割り出せたんじゃないかなーって、思いました。エヘ!
・時系列的には映画を見てからドラマ11を見るのが正しい見方。




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「シュガー・ラッシュ」

2013年04月07日 | アニメ映画

ゲームセンターに置かれている、
「フィックス・イット・フェリックス」は
作られてから30年経った今も人気のロングランアーケードゲーム。
その登場キャラクターであるラルフは、ビルを壊す悪役を演じており、
ゲームの中でも嫌われ者。
ある日、自分以外の全員がゲームの30周年記念パーティに行っている事を知ったラルフは
会場へ乱入し、口論となり、もし勝利のメダルを手に入れたら
ビルの中の住人になってもよいという賭けをして、
他のゲームの世界へと飛び出していく。
ゲームセンター内は夜になるとケーブルを経由して他のゲームの世界への旅が可能なのだった。
しかし朝になってもラルフは戻らず、不具合を発見した店主によって
「フィックス・イット・フェリックス」には故障の張り紙がされてしまう。
そのころラルフはメダルを追って「シュガー・ラッシュ」の世界で奔走していた。
というあらすじ。

全編日本のゲームへのリスペクトで出来ています。
悪役の人々が輪になって心の問題点を話し合うセラピーで
(アメリカ人はあれが大好きなのだなあ)
ザンギエフとベガとパックマンのおばけと、クッパ大王がいたりする。
ゾンビと悪魔は「魔界村」かな?と思ったら、
ゾンビは「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」らしいです。
しかもあのゾンビ「シリル」という名前らしい。
でもスト2の悪役はシャドルーのひとたちであって、ザンギエフは違うよね。
ちなみにベガとバルログはすぐ思い出せたけど残りのひとが出てこなくて
「ザ・ニンジャだ!」とか関係ないのが思い浮かびました。(キン肉マンの超人)

ディズニーらしく、きっちりと伏線があり、意外な事実があり、
ちょっとロマンスがあり、ユーモアがある、バランスのとれたいい脚本です。

ねたばれ?

でもモヤモヤするのは、いじめについて。
「シュガー・ラッシュ」界、あれはひどすぎる。
せめて性格操作されていたことにしてくれたらよかったんですが、
権力者から許されたいじめを明らかに女の子達は楽しんでいて、
で、実はいじめていた相手も権力者だと分かったら
手のひら返しして仲間に責任をかぶせるとか最悪だ。
でもヴァネロペも決して性格が良いとは言えないので、
(弱者が善人である必要は、ないといえばないんだけど…)
あそこは糖分のとりすぎで礼節を失ったソドムの都だと思う事にします。

「フィックス・イット・フェリックス」界のいじめはもっと複雑で、
まず仲間外れと友達が出来ないのは果たして同じかという問題。
パーティーに呼ぶと確実にぶち壊しになる人物を呼ぶか呼ばないかという事です。
あとまあ住人達はふつうに無神経ですね。
あそこは双方が変わらなくてはならなかったけど、今後は上手くいきそう。

そこへいくと「ヒーローズ・デューティ」界は世界観に反して素晴らしいですよ。
上司リスペクトだし。軍曹も責任感の強いひとだし。ツンデレだし。

筺体の絵に気付くところとか、ヴィランの設定とかすごくよかったです。ハンマーの使い方も。
あのヴィランはドットの荒いバージョンの方が怖かったな。あの顔。

普通の日本のひとはシュガー・ラッシュの世界(どぎつい色のお菓子で出来ている)
を見ると胸やけがすると思いますが
私は!お菓子が食べたくなった!アメリカの女児も同じだと思う。
キャラクターの中に「ビアード・パパ」という名前の人がいて、
翻訳かなと思ったけどオリジナルも「ビアード・パパ」で、
大阪のシュークリーム(その他)会社が世界展開してました!なんと!


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