「落下の王国」のターセム・シン監督作品。
母と2人、まずしく暮らすテセウスが
変なヘルメットをかぶったハイペリオン率いる軍隊の侵略に際し
雄々しく立ち上がるぜ、という内容。
見どころは変なヘルメット。
ハイペリオンだけではなく、オリンポスの神々も
形容しがたい変なヘルメットをかぶっています。
あとアクション。人間のアクションと神のアクションの2種類あるのですが
当然対比の問題で神のアクションがすごいです。
全体的につっこむところがちょっと多いですが
戦うギリシャ神話の神を見たいという方にはおすすめ。
(グロシーン多め)
内容ばれ反転
神をも殺せる伝説の「エピロスの弓」、それをさずかる主人公、
という流れかなと思ったのですが、手に入れて割とすぐにあっさり奪われ、
あとはずっと敵の親玉ハイペリオンが弓を最大限に活用して
あろうことかそのまま終わった……あれじゃ「ハイペリオンとエピロスの弓」だ。
この映画は最初からゼウスが本気を出していれば30分で終わったものを、
ラストまでウダウダしていたせいで、人間も神も随分死んだ。タイトル「不死者」なのに。
気分屋で怒りっぽくて情け容赦ないギリシャ神話の神々な感じがよく出ているゼウスでした。
言い付けを破った息子は殺して娘は許しちゃうとか、
戦闘で傷ついた娘は天界に連れ帰って息子は放置とか、おい、男親……。
あ、チーンをハンマーで潰すシーンがあるので、
男性の方は慎重にどうぞ。
(あの角度だと挫骨や恥骨も全部砕ける気がする)