映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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「ガンパウダー・ミルクシェイク」

2022年03月20日 | アクション映画

ザ・ファームという組織に所属するサムは殺しを稼業としていた。
同じく殺し屋をしていた母は15年前に姿を消して以来連絡がない。
ある日、ファームから金を横領して逃げた会計士の始末と金の回収を命じられたサムは
仕事を遂行するが、会計士は何者かに娘を誘拐されて横領を指示されていたと知る。
会計士に娘の保護を頼まれたサムは……というあらすじ。

面白かった!
「ジョン・ウィック」「キングスマン」の女子版!
シスターフッドアクション映画のクオリティがどんどん上がってきて
この映画はジャンルでも上位に入るレベル。
主演はカレン・ギラン。
180センチの超スタイル、ロングリーチのパンチとキックは説得力があるし、
なおかつギャップのある童顔。主人公!って感じ。
殺し屋の支援組織であるダイナーや図書館に勤務する
アンジェラ・バセット、ミシェル・ヨー、皆プロフェッショナルで格好いいです。
残虐描写OKなかたは是非。
(キャラクターに自己投影して映画を見るタイプの男性向きではない)

苦手要素注意書き(内容ばれ)

裂傷の縫合、刺殺、切断。
8歳の子供に車を運転させ、殺人を手伝わせる(反撃しないと殺される状況ではあったが)。
本の破壊。

ラストまでバレ

ボーリング場のアクションの時は、殺さないように命じられているハンデがあったとしても
さすがに男性3人とガチファイトして圧勝できる説得力のある組み立てではない…
アクションはあまり期待できないかも…
と思ったが、笑気ガスでラリッた男たちVS麻酔の効いたサムの
遠心力頼みのバトルはすごく馬鹿馬鹿しくて、かつ凝っていて良かった。
サムの殺しっぷりは古い顔見知りでも全く容赦なくて時々ブラックで、
ヴァンパイアマスクの男の胸を刺し貫いたり、ああいうのでキャッキャしてしまうので
ガーリー残虐アクションが見られて嬉しいです。
あと恋愛も病気も貧困も夫婦仲も絡まない、
プロフェッショナルな母娘の共闘アクションが見られたのも嬉しい。

最近は師匠役の多かったミシェル・ヨー様が鎖を拳に巻いてのアクション、
ウヒョー!ってなりました。眼帯姿で泡を吹いた。
(でも半袖のワンピース姿の時に、ものすごく痩せておられたので心配になってしまった)
図書館が好きです。児童書のコーナーとかすごかった。子供が来ないのがもったいないよね。
司書さんの中ではマデリンを応援していた。目を合わせて「ふふ」って笑う癖がチャーミングだった。
あと私も斧が好きなので……。

ラスボスがしょぼいのが唯一の欠点かな?
女家族ばっかりで疎外感!って愚痴りだすのとか、ああいうシュールなセリフは脱力系で良いと思います。
あの人、奥さんには息子の死を隠すって言ってたけど、数日でバレたと思う。嘘ヘタそう…。

サムのTシャツとか、シリアルの箱とか、時々日本語が書いてあって
各国の言語に差し替えられるようになっているあれか?と思ったけど違うようだ。
画面に日本語があると、読めるまでじっと見ちゃうので、字幕を読み逃した。
サムの趣味なのかな?


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