映画の豆

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「イソップの思うツボ」

2019年08月18日 | サスペンス映画

「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督と、中泉裕矢監督、浅沼直也監督、
3人で撮られたサスペンス。

内気な女子大生の美羽は、タレント一家の娘を筆頭とする
派手なクラスメイト達に馴染めず、1人ぼっちで学生生活を送っていた。
ある日受講しているクラスの教授の臨時代理に、若い青年が着任し、
タレントの娘は早くもアタックを開始するが…という話。

一応、見ているうちに次々と話が覆っていく形式は踏襲されているが、
今回はかなり早い段階でオチが分かってしまうし、
ちょっとフィクションっぽいふわっとした設定もあり、
そしてあまりハッピーな話ではないのでカタルシスは少なめ。
「カメラを止めるな!」レベルの面白さを求めていくと
ちょっと肩透かしをくらうかもです。

義理とか人情とか色々なご事情はおありでしょうが
元からユニットではない複数の監督が
オムニバス以外で合作するとあまり良い結果を生まないような気はします。
10月封切りの上田監督単独作品「スペシャルアクターズ」、期待してます。

ラストばれ

妻を殺した初老の妻子持ちに、更に娘まで差し出して
おもちゃにさせる復讐方法を選択する父親って何割いるだろう…。
そのへん現実的じゃないなあって…いや、あの変なお金持ちモブもだけど。
しかもそこまでしても修復の兆しがすぐに見えているし、死人が出てるし。
あのあとどうなるんだろう…。
それくらいなら娘と母のリベンジポルノ(言葉通りの)をネットにばらまいて、
あとで理由を告げたほうが、破壊力大きくかつ労力少なくはないだろうか。

復讐代行の娘さん、目線の強い印象的な女優さんでしたが
紅甘さんというお名前、読めぬ!と思ってしらべたら
「ぐあま」さんで、3番目に産まれた事からガンマが由来なのだそう。
というか内田春菊さんの娘さんだ!?





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