『女は二度決断する』
---AUS DEM NICHTS/IN THE FADE ---
2017年(2017ドイツ)
監督:ファティ・アキン
出演:ダイアン・クルーガー、デニス・モシット
『そして、私たちは愛に帰る』などのファティ・アキン監督と『戦場のアリア』などのダイアン・クルーガーが組んだ人間ドラマ。
突然愛する夫と息子を失った主人公の苦難の日々を映し出す。
『顔のないヒトラーたち』などのヨハネス・クリシュや『白いリボン』などのウルリッヒ・トゥクールらが共演。ダイアンは本作で、第70回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した。
ドイツのハンブルクで暮らすドイツ人のカティヤとトルコ移民のヌーリは、晴れてゴールインする。
以前は麻薬の売買に関わっていた夫も結婚後はまじめに働き、息子にも恵まれて一家は幸せに暮らしていた。
しかし、ヌーリの勤務先の前で爆発が起き、彼と息子が命を落とす。それがドイツ人によるテロだと知ったカティヤは……。
(シネマトゥデイより)
-------私のひと言-------
ダイアン・クルーガーが良かったです。
妻子の復讐という展開は、アクション映画では王道ですが、息子が殺された母親の執念は、もっともっと深いと想像します。
負けるはずのない裁判で負けた時のその悔しさと情けなさが、カティアから伝わってきます。
「疑わしきは罰せず」で泣いた事件は数知れないことと思うのですが、反対に冤罪を避けなければならないという考えもあり、当事者には納得できない判決もたくさんあるのでしょう。
その事件の判決後、カティアは自分のために戦ったのだと思います。
ラストは、やっぱり、、、と思いました。
このラストがハリウッド映画では、違う表現になったかな、、、。
ダイアン・クルーガーの熱演、最後までドキドキしながらの鑑賞でした。
しかし、この邦題はもう少し何とかならなかったのでしょうか。。。