『さらば、ベルリン』
---THE GOOD GERMAN---
2006年(アメリカ)
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演: ジョージ・クルーニー、ケイト・ブランシェット 、トビー・マグワイア、ボー・ブリッジス
スティーヴン・ソダーバーグ監督が、40年代ハリウッド黄金期の名作のスタイルを踏襲して描き出す全編モノクロ映像による歴史ミステリー・サスペンス。
原作はジョゼフ・キャノンの同名小説。
1945年、ベルリン。ヨーロッパの戦後処理を話し合うポツダム会談の取材のため、ベルリンにやって来たアメリカ人ジャーナリスト、ジェイク・ゲイスメール(ジョージ・クルーニー)。
彼には戦前、ベルリン駐在の記者をしていた時代があり、その時、人妻のレーナ( ケイト・ブランシェット)と不倫の関係にあった。
レーナのことが忘れられないジェイクだったが、2人は思いがけない再会を果たす。
レーナは、ジェイクの運転手をしている米軍兵士、タリー(トビー・マグワイア)の恋人となっていたのだ。
彼女の変貌ぶりに戸惑いを隠せないジェイクだったが、そんな矢先、タリーが謎の死を遂げる。事件に疑問を抱き真相究明に乗り出すジェイクは、やがて国家を巻き込んだ巨大な陰謀へと行き着くが…。
あまりに雰囲気がクラシック映画のようで、見始めたとき私は違う映画を借りてしまったかと思わず確かめてしまいましたよ。
ジョージ・クルニーの顔が見えて、あっこういう作りの映画だったのね・・・。(^_^;)
ドイツの戦後処理で有能な科学者、研究者が米ソ間で取り合いになっていたという事なんですね。
事実そういう事があったかは分りませんが、同じ敗戦国でも国が二分されるという悲劇を経験しなかった日本では起こらなかった事なのでしょうか。。。
映画としてはとても面白かったです。
トビー・マグワイアは清楚な印象が私にはあるのですけど、あの悪ぶりは良かったデス。