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アンシャン王朝とアケメネス朝ぺルシアの歴代王(聖書との関連)

2014-10-28 21:41:20 | 聖書

           アンシャン王朝とアケメネス朝ペルシアの歴代王

   アーリア人が中央アジアからイラン高原に移動を開始したのは紀元前2000年頃だといわれています。だいたい1000年くらいかけて徐々に浸透し紀元前1000年前後には高原の多数派になっていました。ギリシヤの歴史家ヘロドトスによれば、デイオケスという人物がアーリア人を纏めてメディア王国を建国しました。

  紀元前8世紀、アーリア人の一派ペルシア人が、族長アケメネス(英語読みハカーマニシュ)に率いられてイラン南東部ペルシスに移り住みました。ペルシアとは、メディア人がペルシア人の居住地を「辺境:ペルシス」と呼んだことに由来していています。 ぺルシスは現在のイランのぺルシア湾の東に面したファールス州周辺です。                                                           紀元前7世紀にアケメネスの息子テイスペス(B.C.675~640)はエラム王国の都市アンシャンを征服し、アンシャン王国を建国しました。メディア王国に従属する小王国です。アンシャンの遺跡は、イランのファールス州,ザグロス山脈に囲まられシ―ラーズ市の北西36キロメートルにあります。

 アンシャン王朝 歴代王

1.アケメネス(ハカーマニシュ)                                                                    2. テイスペス         アンシャン
3. キュロス1世
4. アリアラムネス
5. カンビュセス1世                                                      6. アルサメス
7. キュロス2世キュロス大王)(紀元前550年 –紀元前529)

  紀元前550年、メディア王国から独立してアケメネス朝を建てたキュロス大王は、最初スサ(ヘブライ語ではシュシャン)に都を建設しました。スサ(スーサ)はエラム王国の首都だったところで、バビロンの東350キロにあります。しかしメディアの都エクバタナや、新バビロニアの都バビロンも、都として使いました。王は、夏には高原のエクバタナ、冬には平地のバビロン、春にはスサに移動しました。

   アケメネス朝ペルシア帝国 歴代王

   アケメネス朝ペルシア(紀元前550年 - 紀元前330年)の、アケメネスは、家祖であるアケメネス王に由来する王朝名です。キュロス2世はぺルシア帝国を建国しました。

1.キュロス2世キュロス大王)(紀元前550年 –紀元前529

  B.C.552年、キュロス大王(キュロス2世)は、メディアに反旗を翻してこれを滅ぼした。続いてBC547年にリディアを、BC539年には新バビロニアを滅ぼして広大なペルシア帝国を建設した。キュロスはバビロニアに捕囚されていたユダヤ人を解放しエルサレムに帰しました。イランでは、キュロスをイランの建国者と称えている。 キュロス大王はパサルガダイ(ペルセポリスの北東)に王宮を造営した。

旧約聖書エズラ記には、キュロス王、6代のアルタクセルクセス王、ダレイオス王の名が出てきます。

 2. カンビュセス2世 (紀元前529年 - 紀元前521年)

     B.C.525年、カンビセス2世はエジプトを征服し、古代オリエント世界を統一しました。

3. スメルディス(紀元前521年)                                               4.ダレイオス1世 (紀元前521年 - 紀元前486年)

  2代カンビュセスが殺されたあと、各地の反乱を平定した3代ダレイオスは、スサの東方に大規模な宮殿の建設を開始しました。ペルシアでは、3月の春分の日を新年として祝う習慣があり、この新年祭には帝国各地の諸民族代表が、大王に朝貢します。その儀式の場として特別に作られたのが首都ペルセポリスです。つまりペルシアの宮廷は、新年儀式はペルセポリス、行政府はスサ、夏の王宮はエクバタナ、冬の王宮はバビロン、載冠式はパサルガダイ(ペルセポリスの北東約70kmにある)を用いました。

ダレイオス1世は、全国を20の州に分け、各州に知事(サトラップ)を派遣した。さらに、知事を監視する監察官も派遣し、サトラップを監視し(王の目、王の耳)、広大な領土を貫く王の道を建設して駅伝制を敷いた(2400kmを7日で結んだ)。また、貨幣を発行して税制を整え、フェニキア人の海上貿易を保護して財政の基礎をかためた。ダレイオス1世がペルシア戦争を起こしたが敗北した。旧約聖書ハガイ書、ゼカリア書に出てくる王です。

  ダレイオス1世から、ダレイオス王朝が始まる。                

5.クセルクセス1世  (紀元前486年 - 紀元前465年)

  旧約聖書エステル記に登場するぺルシア王アハシュエロスは、クセルクセス1世をさしていると伝統的に考えられています。

6. アルタクセルクセス1世(紀元前464年 - 紀元前424年) 

   ネヘミヤ記2章1節に出てくる王です。

7. クセルクセス2世   (紀元前424年 - 紀元前423年)
8. ソグディアノス   (紀元前423年)
9. ダレイオス2世  (紀元前422年 - 紀元前404年) 

     旧約聖書ダニエル書9章1節に出てくる王です。

10.アルタクセルクセス2世(紀元前404年 - 紀元前343年)                               11.アルタクセルクセス3世(紀元前343年 - 紀元前338年)
12.アルセス     (紀元前338年 - 紀元前336年)                                      13.ダレイオス3世   (紀元前336年 - 紀元前330年)

  ダレイオス3世のときマケドニアのアレクサンドロスにより征服され滅亡した。

 

 

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