塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本企業が務めたサッカー大会

2012-12-29 22:08:58 | 日記
 日本企業が冠スポンサーを務める世界大会の代名詞がクラブ・ワールドカップです。

 トヨタカップ時代を通じてトヨタが協賛していることは世界中に知られており、クラブの頂点に立つことを特
に南米の選手は夢見ています。

 そして日本国内ではスルガ・バンクカップが行われ、来季はサンパウロが来日しアントラーズと対戦します。

 サンパウロは先日、ユヴェントスからルシオを獲得しましたから、彼が健在であればこの大物も来日すること
になります。

 東南アジアでは

 「スズキ・カップ」

 が行われており、これは旧名タイガーカップと呼ばれていましたが、スポンサーを務めていたタイガー・ビール
が降りてしまっために、日本のスズキがスポンサーに名乗りを挙げました。

 日本企業が東南アジアのサッカーを支援することは大きな意義がありますし、大会の存続を願っていたファンに
とっては安堵したでしょうね。

 日本企業の勢いがあった1990年代は、

 「JALカップ」

 と呼ばれる南米スーパーカップとりベルタドーレスの王者が日本に集い、真の南米王者を決めていたのです。

 この名前よりも「レコパ・ファイナル」で覚えている方の方が多いのでしょうか?

 今僕が開いているナンバー387号の76ページはレコパ・ファイナル96の広告が掲載されており、グレミオ
とインデペンディエンテの来日を報じています。

 日本企業が銘打った大会にも栄枯盛衰があることを物語っていますが、企業の協賛はそのまま日本経済を映す鏡
といっても良いでしょう。
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アルディージャ、悲喜こもごもの移籍話

2012-12-29 21:44:45 | 日記
 大宮ファンにとっては嬉しさ半分、悔しさ半分といったところでしょうか?

 サンパウロから期限付き移籍で在籍していたカルリーニョスが完全移籍で獲得決定が報じられた反面、五輪代表の
背番号10を背負い、クラブのけん引役あった東慶悟がFC東京へ移籍することが決定したためです。

 後者は大分トリニータ時代に師事していたランコ・ポポビッチ監督の下で、来季を戦うことになりました。

 アルディージャはスロベニア代表のノヴァコビッチがレンタルを終えケルンに復帰すると言われていますが、何か
事情が異なるのでしょうか?

 4-2-3-1ではズラタンとの2トップは組めませんが、4-4-2ならばその問題は発生しません。

 東の移籍はベルデニック監督が、布陣の修正と新しい戦力補強に向けての第一歩と感じます。

 アルディージャは不思議なクラブで、毎年必ず残留争いに巻き込まれながらも、後半戦に見せる驚異的な勝負強さ
でJ1残留を勝ち取っています。

 しかし今季も鈴木淳監督を解雇したように、その戦いぶりは傍から見ていても

 「安定感」

 が無く、残留争いを多くの選手が経験していることは、お世辞にも褒められる事柄ではありません。

 ちなみにアルディージャは法人化された2008年に、

 「アルディージャの7つの誓い」

 を発表していおり、その中に

 1・2011年までにJ1で優勝
 2・2011年までにユース出身者からの日本代表選手選出

 があります。

 ですので、今後は育成と優勝、相反する目標をなるべく早い段階で達成しなくてはいけません。

 ですから来季も仮に残留争いをするようであれば、クラブの姿勢が強く問われることは間違いないでしょう。

 (参考資料 Js2008年3月号 101ページ)
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広島、森保監督の心中

2012-12-29 12:43:19 | 日記
 「我欲を捨てる」

 これは池波正太郎先生がよく用いる言葉ですが、今季広島が優勝した背景には森保監督がこの我欲を持たなかった
ことがあると言えます。

 森保監督に限らず新監督は前任者との比較を嫌い

 「私はこういう方針を持ちます」

 と、その自負を全面に出すことが多いですね。

 これには逆の例もあり、イビチャ・オシムが倒れた際に岡田武史は就任会見において

 「接近 展開 連続」

 という単語を用いながらも、基本はオシムの踏襲をする用意ができていましたが、結局は自分の描くサッカーを途中
から指示するようになりました。

 前任者を踏襲しても批判され、独自性を編み出しても同様の目に遭う。

 サッカー監督は難しいですね。

 森保監督の話に戻りますと、氏も自分が描くサッカーはあったと思います。

 しかし広島は5年間という長期に渡り、ペトロビッチ監督が提唱したサッカーに取り組み、選手たちもその方針に馴染
んでいます。

 ですから急激な方針転換は、選手たちを混乱させるだけで得る物はないと考えたのではないか。

 僕はそう思います。

 もう1点考えられるのは

 「私は新人監督」

 という森保監督の謙虚な心構えで、だからこそペトロビッチ監督の築いた土台をすんなり受け入れることが出来たので
しょう。

 言い換えれば前任者の功績をたたえた形になります。

 広島は森脇の浦和移籍が決定し、高萩にも移籍話があるようです。

 その一方で選手が監督と同様の謙虚な気持ちを抱くことを忘れなければ、アジアの地で3-4-2-1の布陣が旋風を
巻き起こす形になるでしょう。

 
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美濃部直彦、パルセイロ新監督就任へ

2012-12-29 12:16:50 | 日記
 僕は早起きが苦手です。

 今日は年内最後の休日で11時過ぎに朝刊を読むと、10時から30分長野放送がパルセイロ特番を放送して
いたことがわかり、がっかりしてしまいました。

 その長野パルセイロは、新監督に美濃部直彦氏を迎える事が決定しています。

 美濃部氏は京都サンガと徳島ヴォルティスで指揮をとった経験はありますが、JFLでの指揮は未経験になり
ます。

 それでも氏は公式ホームページで

 「長野の夢やパルセイロのビジョンにとても共感するものがありましたし、何よりも自分を必要としてくれ熱
  心に誘っていただいたことが、お引き受けする大きな理由になります。」

 と語っており、パルセイロの運営方針に大きな関心を抱いていることがわかります。

 「サッカーJプラス VOL6」

 の124、125ページで、当時柱谷幸一氏に代わり京都サンガの監督に就任した美濃部氏の心境が綴られて
います。
 
 その中で

 「(中略)その中でJFLだった京都がこれからJリーグを目指すという大きな目標を聞いて、それで自分の
   実家に近い京都の方が応援して貰えるんじゃないかと思いまして。」

 と語っています。

 これは2006年に刊行されたのですが、美濃部氏は選手時代ガンバからサンガに移籍しますが、当時はまだ
JリーグとJFLしかありませんでした。

 ですから指揮官、選手と立場は違えど、パルセイロと当時のサンガ(旧名パープルサンガ)がどこか氏の心の
中で重なる部分があったのでしょうか。

 薩川前監督も選手に対して、良い物は良い、駄目な物は駄目というスタンスを貫いてきましたが、美濃部氏も
同様の接し方をしていることが、この記事からわかります。

 パルセイロ首脳陣は指揮官の人間性を重ねあわせることを、第一に考えたものと推測できます。

 
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ラーメンとコーラから学ぶ競争の縮図

2012-12-29 01:34:59 | 日記
 皆さんご存知のように、今インスタント袋麺の世界では生麺の触感を追及した激しい競争が行われています。

 その先陣をきったのが「マルちゃん正麺」であり、日清の「ラ王」が袋入りを発売し、サンヨー食品も負け
じと「麺の力」を開発しました。

 ここに明星とエースコックが含まれていないのですが、前者には「中華三昧」という品がありますし、後者
も今企画と立案を行っているのかもしれません。

 つまり、「競争」が新しい市場を生み、自社の宣伝効果を高品質を謳うことに成功したわけです。

 その一方で

 「コーラ市場」

 にも異変が起きています。

 米国では常にペプシとコカ・コーラが相手を出し抜こうと様々な形でCMを作って来ましたが、日本の場合は
コーラと縁のなかったキリンが先鞭を付けました。

 「メッツ・コーラ」

 という特保のお墨付きを得た商品を開発し、体に悪影響を与えると思われてきたコーラの印象を根底から覆す
形に成功し、サントリーも版権を持つペプシで巻き返しを図っています。

 サッカーファンとしてはキリン、そしてサンヨー食品というスポンサーの売り上げが気になるところですが、正
しい競争はこの二つの事例を見てもわかるように、お互いが成長する大きな軸となります。

 イタリアでは3強、スペインでも2強が昔からリーグを引っ張ってきた背景には、この競争の中に意地とプラ
イドが混じっていた為でしょうね。

 僕個人は競争が好きでは無く、相手を出し抜くくらいなら

 「出し抜かれる」

 くらいの方が良いと思うときもあります。

 恐らく僕の考え方は弱者の考えであり、傍から見ていると笑い飛ばされる代物でしょうが、今後サッカーでは
競争に打ち勝つ強靭さがより求められるはずです。
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