塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

コリンチャンス、クラブ・ワールドカップ初の一勝

2012-12-12 22:16:33 | 日記
 「タイト・アンド・ワイド」

 先ほど行われたコリンチャンス対アルアハリの一戦を見て感じたのが上記の言葉です。

 コリンチャンスが密集地で幾つかのショートパズ(タイト)を交換しながら、外に大きくパスを弾き味方
サイドバックがオーバーラップする。(ワイド)

 こうした相手をおびき寄せ、マークの集中を促すことによりフリーの選手を最大限活用する。

 見ていて単純に巧いと感じました。

 勿論アルアハリにボールを奪われてしまえば、コリンチャンスの危機になります。

 特にミドルサードで奪われてしまえば、ショート・カウンターの餌食になりますし、サイドバックもすぐ
さま自陣に戻らねばなりません。

 しかしこのパスワークがコリンチャンスの大きな強みと言えるでしょう。

 後エメルソン、やはりその俊足は健在でした。

 今小学生世代に大人気の「瞬足」という靴があり、運動会近くになると大変な売れゆきと聞いた事があり
ます。

 この靴が何時から発売されているのか定かではありませんが、もし僕が発売元のアキレスならば、このブ
ラジル人をCMに起用したかもしれません。

 僕が見たCMは小学生の男の子を起用したものでした。
 
 そして何より豊田スタジアムに集まったファンの野太い声の凄まじさ!

 これにはコリンチャンスの選手たちも随分励まされたはずです。

 両クラブ関係なく日本の寒さに参っていると思いますが、フィールド・プレイヤーは動くことが出来ます
から試合中は案外寒さを気にしていないと思います。

 しかしGKとファンはそうもいきません。

 だからこそファンの大声援のありがたみがコリンチャンスの選手たちには伝わったはずです。

 
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プライドを捨てるという気持ち

2012-12-12 18:23:49 | 日記
 僕が今読んでいる本は新潮社から発売されている

 「婚活したらすごかった」

 という物です。

 僕も今年3度、軽いお見合いのような出会い体験をしてみましたが、結果は芳しくなく経験の拙さを実感
しています。

 男女共に結婚したいという形が実らない、だからこそ自分で動く。

 この図式は先日行われたJリーグの合同トライアウトとどこか重なる気がします。

 つまり自分は他人(イベント会社)に頼らない限り、恋人や未来の妻(夫)を見つけられないと感じたか
らこそ、お金を払って自分を商品として見せています。

 合同トライアウトも

 「僕にはもうJ1で拾ってくれるクラブは無いかもしれない」
 「下手をすればJFL、J2でも声がかかったら満足だ。」

 と選手たちはどこか卑下した気持ちで参加しているのかもしれません。

 この作品によりますと、一般論ですが女性は写真でも実物でも笑顔の作り方と化粧、服装に力を注いでいま
すが、男性は体の手入れ、服装のいずれもそうでないとの事。

 つまり、自分のセールス・ポイントが絞られていないようなのです。

 合同トライアウトも自分本来のポジションでない場所があてがわれ、動くことで精いっぱいの時もあると思い
ます。

 そうしたある種のハンディを抱えながら、選手は生きていることを思うと僕を含む未婚男性も彼らを見習うべ
きですね。

 大抵の選手は妻と子がいますし、肩書が通用しなくとも懸命に体調を整えトライアウトに来たわけですから、
お見合いの時に芽生える

 「自分のプライド」

 は捨てることができるわけです。

 合同トライアウトとお見合いをイコールで結ぶのは当然乱暴なのですが、どこか似通った風に見えたのも確
かなのです。
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アシックスとミズノの今

2012-12-12 16:49:35 | 日記
 ミズノとアシックス。

 日本が誇る2大スポーツブランドですが、ことサッカーに限定して言いますとどこか元気が無いように見え
ます。

 アシックスは大前元起、ミズノは本田圭祐と個別に契約する選手は存在しますが、サプライヤーとして用具
を提供するクラブが年々減っているように思えます。

 かつてセリエAではアタランタ、ジェノアがアシックスを契約先に指名していました。

 また契約選手も2002年ワールドカップ当時は

 ファン・ヴェロン(アルゼンチン代表)
 フランチェスコ・ココ(イタリア代表)

 を抱えており、2006年ドイツ大会では優勝したイタリア代表のファビオ・グロッソを広告に起用してい
ました。

 しかし近年、アシックスのインターナショナル戦略が見えにくくなっているのは、僕の気のせいでしょうか?

 ミズノもセレッソ大阪を私選していることは知られていますが、他のクラブ、特に海外クラブにジャージを
供給している姿があまり見られません。

 その一方で冬の高校選手権、出場する高校生の多くがミズノを指名すると言われており、その底力は今も当然
健在です。

 アシックスはベガルタ仙台とヴィッセル神戸と契約を結んでいますが、降格が決定した後者との契約をどうす
るか注目しています。

 川崎フロンターレがアシックスからプーマに変更として以降

 「ボーダー柄」
 「岡本太郎氏の作品からの発想」

 と、デザインが独創的になりファンの受けも良いと聞きました。

 機能と信頼性は絶大な評価を誇る両者ですから、今後は捻ったデザインが求められる気がします。
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レッズが示した強い意志、三都主の未来

2012-12-12 12:35:59 | 日記
 僕は親会社が所有するクラブに資金を注入することを、「仕送り」と見ています。

 僕の両親もそうでしたが、自分の子供が苦境に喘いでいれば何とかしてやりたいと思うのが通例です。

 僕も幾度となくお世話になりましたが、まだその恩恵を返すことが出来ずにおり、非常に心苦しいままです
が、何より自分以外に頼る相手がいますと、人間はどこか

 「まあ、いいか」

 と甘えてしまいますしね。

 レッズが三菱との提携を打ち切り、犬飼社長の下でぐんぐん成長することができたのは、単に選手と監督だ
けでなくフロントを含めた従業員が
 
 「自立しよう!」

 と強い意気込みを持って日々を過ごした為でしょう。

 でも、人間はなかなかそのような強い意志を持てませんし、ミスを恐れてしまいがちですから、犬飼氏は部下
がミスをしてもどうにかなる

 「安全弁」

 も用いていたと推測します。

 合同トライアウトには、そのレッズで活躍いた三都主アレサンドロも参加しました。

 1999年JリーグMVP
 2度のワールドカップ参加
 2006年、10年のリーグ優勝

 という彼の経歴が、何の役にも立たなくなるわずか30分のお試し時間に、どのような気持ちがよぎったので
しょうか?

 ある意味これも独立採算の結果でもあります。

 もしグランパスエイトが潤沢が資金があれば、彼を確保したかもしれませんが、それはクラブにも三都主の為
にもなりません。

 ご家族はむしろ、息子が解雇されてブラジルに戻ってくるかもしれないと、喜びの表情を浮かべていると聞き
ました。

 三都主自身、2013年1月までにオファーが無ければ引退することを表明しました。

 果たして彼の下に契約は舞い込むでしょうか?
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寒風吹く中でのJリーグに与えられた光

2012-12-12 12:22:49 | 日記
 新聞では毎日プロ野球の年俸が公開されています。

 Jリーグ同様、プロ野球の世界が儲かっているという話は聞いていませんが、どうしてあんなに大盤振る舞い
ができるのでしょうか?

 プロ野球は以前

 「親会社からの出資」

 が危惧されていましたが、今はその関係に地域性を取り入れた形に変貌しつつあります。

 特にパリーグの強豪である

 「福岡ソフトバンク・ホークス」
 「北海道日本ハムファイターズ」
 「埼玉西武ライオンズ」

 がそうですね。


 入場料収入とグッズ販売だけでは、こんな簡単に1億円選手を保持できないでしょうから、この三角関係が今
は機能しているのでしょう。

 一方Jリーグは先日

 「合同トライアウト」

 が行われるも、通常2回の日程を経費削減という本当にお寒い理由から1回に変更しました。

 これでは各クラブの大盤振る舞いは期待できませんし、優勝した広島の選手たちくらいは、お金という旨みを
多少でも味わってほしい物です。

 ちなみに昨年の覇者、柏レイソルの選手たちがどの程度報酬が上がったかは全く聞こえてきませんが、どんな
塩梅なのでしょうか?

 ただ親会社との関係を断ち切って救われたのがレッズです。

 2004年当時、日本社会を揺るがしたリコール問題で揺れに揺れた三菱自動車。

 もしレッズがかつての「三菱浦和フットボール・クラブ」のままでしたら、あの都市セカンド・ステージで優勝
はしていなかったでしょう。

 そして川崎フロンターレ。

 「富士通」

 というしがらみを胸から外したことで、彼らは川崎市民の方にその主張と存在価値を認めていただくまでに成長
し、FC東京との

 「多摩川クラシコ」

 は、J1の名物になりました。

 世知辛い事態ですが、Jリーグにもある意味恩恵は与えています。
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