塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

勝つための補強、栄冠の為の動き

2012-12-27 23:02:54 | 日記
 負けたから補強するのではなく、勝つ事を維持するために補強する。

 プロサッカーの世界では穴、つまり補強点をあらいざらい見つけ出し、そこに資金を注入するのが基本です。

 僕たちの日常の買い物もそうで、基本お金を払うのは

 1・石鹸やシャンプーなど、生活用品で消耗するもの
 2・手持ちの商品が故障してしまい、買い替えが必要となった

 という物が多いはずです。

 つまり生活(勝利)を維持するためにお金(選手獲得)を使うのは、実は難しいことがわかりますし、今は
無駄遣いを避けたいと思う人も多いでしょうしね。

 かつての日本にも優勝を常に手許に引き寄せる為に、戦力維持に余念のないクラブがありました。

 ヴェルディ川崎です。

 先日もお話したように、彼らは1993年のチャンピオン・シップ目前にパウロを呼び寄せ、万全の体制で
栄冠をつかみに行きました。

 またビスマルクをアントラーズの放出するも、逆にアルシンドを奪うことで戦力を均衡させようとします。

 1996年には現役のブラジル代表ドニゼッチを獲得するなど、その補強は常に栄冠を目指してのものでした。

 多大な貢献をしたわけではありませんが、このブラジル代表は当時の指揮官マリオ・ザガロが

 「1998年のワールドカップは、ドニゼッチを中心に代表を編成する」

 と唱えたほどの実力者であり、ヴェルディ以外のファンですら彼らの手腕に脱帽したものです。

 簡単に言えばこの王者の誇りは、この時にヴェルディで完全に途切れており、他のクラブも含めて継承されて
いません。

 今後日本にバイエルンやユナイテッドのような、本当のメガクラブが生まれるかどうかの見極めは、各クラブ
の資金力と移籍市場により注目すべきでしょう。
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意味の無い比較検討は避けるべき

2012-12-27 22:47:57 | 日記
 コロッケさんや清水アキラさんのように、「物真似」を生業としている方は声のトーンから仕草に至るまで、
全て本人になりきる事が出来ます。

 僕たちが腹を抱えて大笑いできるのは、彼らが日常欠かさず稽古をして舞台に立つ努力を怠らないためです。

 このように物真似という一つの芸として、僕らはテレビ番組を楽しんでいる反面、プロスポーツの世界では
何かと新人選手をかつての有名選手と

 「比較検討」

 して、新人選手に意味の無い負荷をかけています。

 「○○さんのような優れた選手と比較していただいて光栄です。」

 と彼らの多くは謙虚に語りますが、心の中ではむしろはた迷惑と感じているのではないでしょうか?

 ジョルディ・クライフがヨハン・クライフ、パオロ・マルディーニがチェーザレ・マルディーニと、実父と
常に比較されてきたのは致し方ない面もあるでしょう。

 しかし赤の他人と比較されるのは、仮にその選手が幼いころからの目標だったとしても、随分窮屈な思いで
練習と試合に参加せねばなりません。

 アメリカでは1990年代、

 「マイケル・ジョーダンの後継者は誰か」

 という議論が白熱しましたが、2013年を迎えようとしている今でもその存在は見つかっていません。

 ユヴェントスもプラティニの後釜を確保するために、幾人もの選手に声をかけましたがお茶を濁しただけで
した。

 ですので、

 「有望選手と過去の有名選手との比較」
 「主力が退団した後の後継者探し」

 は意味のない欲求を果たすための方便であり、時間の無駄と言う気がするのです。

 過去と現在では用具、スポーツ医学、そして何より環境が異なる上に、通信機器と航空技術の発達で比較が
容易にできなくなりました。

 僕たちは選手個人の存在を、もっと尊重すべき時に来ていると言えます。

 
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J1でも望まれる大型移籍

2012-12-27 01:14:15 | 日記
 2004年のJ1開幕時、一番話題を集めたのがヴィッセル神戸がベシクタシュからイルハン・マンスズを獲得
したことでした

 この移籍劇でトルコの老舗は9億円近い現金収入を得たと聞きましたが、クラブ・ライセンス導入で経営監査が
求められる昨今、J1でこのような

 「大型移籍」

 は夢物語でしょうか?

 2007年FC東京がワンチョペを獲得した時、FC東京以外のファンも随分興奮したものです。

 それはクラブの垣根を越えてファンの多くが

 「有名外国籍選手の欠如」

 を嘆いていた為で、もし開幕当時のような熱狂が戻ったならば素晴らしいと考えていた為ですが、不幸にもこの
2例は好成績に結び付きませんでした。

 高額な移籍金を支払うまでは良しとしましょう。

 しかし、選手の年俸が負担となり、加えて選手とクラブいずれの成績も向上しないようであれば、今のJ1各ク
ラブに持ちこたえるだけの体力は無いでしょうね。

 僕個人としてはギャラクシーとの契約が切れるベッカムが、来日してプレイしないものかと思っていますが、こ
の希望も単なる白昼夢です。

 やはり日本も売却だけでなく、「買い」の参入しなくてはいけません。

 そうしますと

 「ボスマン・プレイヤー」

 に注目すべきでしょう。

 例えばレッズは今でもバイエルンと提携しているはずですから、ウリ・ヘーネスとルンメニゲの力を借りても
良いと思います。

 サッカーの魅力はその多国籍にありますし、日本市場を活気づけるための適切な判断を皆で考えていきたいも
のです。
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療養中の香川に集まる視線

2012-12-27 01:02:12 | 日記
 リハビリを終えようとしている香川ですが、療養中の間は体を休める事ができたのでしょうか?

 地元マンチェスターはともかく、遠く日本でもああでも無い、こうでも無いと批評されていては、彼自身が
心のどこかで

 「これ以上リハビリに充てる時間は無いのか?」

 と、持つ必要のない焦燥感に駆られても不思議ではありませんし、もし復帰を急いで再び故障した暁には、
日英問わず批判が相次ぐでしょう。

 「復帰が早すぎた」
 「香川はもっと治療と療養に専念すべきだった」

 間接的とは言え、自分たちの報道が悪影響を与えなかったかどうか、考える余地はあると思いますが。

 香川の復帰を望むのはユナイテッド関係者だけでなく、彼個人のスポンサーも同様でしょう。

 最近ジレットは広告展開を変更しましたが、少なくともアディダスとマニフレックスは、一日も早い復帰を
歓迎するはずです。

 個人スポンサーは選手を広告に起用することで、自社製品の信頼の高さだけでなく、社会貢献や製品開発の
裏話を伝えようとします。

 ですから、サッカーに限らずアスリートが広告に起用される際は

 1・選手が健康で試合を欠場しないかどうか
 2・成績が下降線を描いてはいないか
 3・選手と商品の愛称は間違いないか

 と、常に検証する必要がありますし、もし不一致があるようであれば契約を解消せざるを得ません。

 ですから香川とすれば、ファーガソンだけでなく個人スポンサーの視線も随分気になったと思います。

 勿論ザッケローニ監督も心待ちにしているでしょうが、逆に宮市や乾にとっては代表選で先発できる、大き
な機会とも言えるのですが。

 
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