塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

雪が舞う中で考えたこと

2012-12-01 21:46:40 | 日記
 今日1日は全国的に冷え込み、長野市、千曲市も雪が舞いました。

 休日だった僕は長野方面に車ででかけたものの、年末のせいかどこも混雑していました。

 お互い車の運転には気をつけたいものです。

 さて、6日から開幕するクラブ・ワールドカップ、広島とチェルシーはともかく他の大陸から来日するクラブ
は、この日本の寒さが大敵になるかもしれません。

 特に南半球の2クラブ、コリンチャンスとオークランド・シティには厳しい環境です。

 後者はオセアニア代表として既に来日経験のある選手も多いでしょうが、コリンチャンスの選手たちは正直気候
の違いに面食らうかもしれません。

 積雪の中での試合となれば、ボール運びも巧くいきませんし、試合展開も大きく変わってきます。

 サッカーには野球のような

 「雨天順延」

 がありませんから、放送を担当する日本テレビとチケット購入者にはありがたいでしょうが。

 トヨタカップ時代も雪の中で試合が行われたことがありました。

 1987年FCポルトが王者となった第8回大会の気温は1・1度で、ボールは水分を吸って重く、挙句の果て
には何と

 「破裂」

 してしまったそうです。

 この時に南米王者はウルグアイのペニャロール。
 
 選手たちは東京の地で初めて雪を見田との事。

 エースのアギーレはこの試合のあと、ギリシャのオリンピアコスへの移籍が決まっており、勝利の意欲は充分
でしたが

 「ボールコントロールが難しく、僕の体は動かなかった。」

 と述べています。

 大会寒中は天気予報とにらめっこですね。

 (参考資料 日刊スポーツ第22回トヨタカップ 50、51ページ)
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長野朝日放送が企画したサッカー番組

2012-12-01 20:01:31 | 日記
 「呉越同舟」

 長野朝日放送が毎週土曜日の9時30分から放送している「駅前テレビ」

 これは長野県を元気にしようとする、長野朝日放送のオリジナル番組で今日の目玉企画が

 「長野パルセイロと松本山雅楽の選手たちを、戸倉上山田温泉でおもてなし」

 ということで、普段朝寝坊の僕も起きて観てみました。

 パルセイロからはアンバサダーの土橋と主将の大橋、そして長野県出身ということで野澤の3選手が出演し
ました。

 一方の山雅はアンバサダーの柿本、GKの野澤と上田市出身の塩沢の3選手が登場しました。

 番組中では反町、薩川両監督のビデオレターが紹介されましたが、選手たちがどんな会話をしたのかは放送
されず、その点が残念でした。

 放送のメインは余興である

 「ゲーム対決」

 で、さいころトーク、テーブルサッカー、そしてリフティングの3種目を競い、敗れた方が自腹で視聴者
プレゼントを用意するというもので、パルセイロが敗れてしまいました。

 土曜の朝から熱心なサッカーの話をするよりは、これぐらい気軽に楽しめた方が良いのでしょうね。

 長野県はこの2クラブの他にも、地元への貢献を視野に様々なサッカークラブが活動しています。

 その代表例が

 中野エスペランザ(中野市)
 アンテローブ塩尻(塩尻市)
 上田ジェンシェン(上田市)

 で東御市にあるアルティスタ東御も、将来のJFL昇格を目指しています。

 長野県は県自体が広大ですから、プロとアマチュア関係なく幾つものクラブが自立して子供を指導する方が
理に適っていると思います。

 近い将来長野県は、埼玉や静岡のようにサッカーの一大勢力になるかもしれません。
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ブラジル、その広大な土壌

2012-12-01 19:45:28 | 日記
 明治製菓が

 「アグロフォレストリー・チョコレート」

 という新製品を発売しました。

 僕のスーパーでは158円で売られており、通常の商品の2倍はします。

 これ何が違うのかと言いますと、アグロフォレストリーというのが「森を作る農業」と言われ、森林伐採の後の
荒廃した土地に自然の生態系を共生させることが出来るのです。

 つまり、このカカオ豆の栽培が森林再生に直結しており、このチョコレートを買うことで現地の農家を助ける事
に繋がります。

 皆さんも良かったら食べてみてください。

 ブラジルワールドカップと五輪の好景気に沸くブラジルですが、人口にブラジルと言ってもその国土は広大であ
り、当然全ての人間が経済的に潤っているわけではありません。

 リオとサンパウロでは当然人々の嗜好は異なりますし、アマゾン周辺やウルグアイ国境に近いポルト・アレグレ
でも違いは顕著です。

 例えばディエゴ・フォルランがインテルナシオナルに移籍したこともそうですね。

 このクラブはポルト・アレグリに本拠地を持ち、グレミオを人気と実力を二分する名門です。

 近年では2006年と2010年にコパ・リベルタドーレスを獲得し、2006年は日本の地で世界王者に輝き
ました。

 ウルグアイに近いこともあり、この地ではポルトガル語ではなくスペイン語の方に馴染みが深いのです。

 ですからフォルランがインテルとの契約解除後、インテルナシオナルを移籍先に選んだことは不思議ではありま
せんし、2010年の南米制覇の際、アルゼンチン代表のダレッサンドロが活躍したこともわかります。

 日本も2013年のコンフェデ杯でブラジルに渡った際は、その異なる風景を目に焼き付けて欲しいと思います。
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イブラの自伝、遂に邦訳が登場

2012-12-01 19:34:22 | 日記
 「母国ではハリー・ポッター越え」

 これは何のプロモーションかと言いますと、ズラタン・イブラヒモビッチが手掛けた自伝の日本語版が
刊行される為に付けられたものです。

 母国スウェーデンでは50万部、イタリアでは20万部を超えたということで、日本でも翻訳が待たれ
ていたのでしょう。

 (版元は東邦出版で400ページ、翻訳者は沖山ナオミで今日発売になります。
  この情報はアマゾンから引用しました。)

 僕はこの自伝の日本語訳の抜粋を、最新号のフットボリスタで読みました。

 抜粋箇所は彼がインテルからバルセロナに移籍する直前の模様が記されており、ミノ・ライオラにパト
リック・ヴィエイラ、そしてモウリーニョが登場します。

 一般論ですがモウリーニョは、イブラヒモビッチは戦力として欠かせないが、どうしても基準点として
彼を頼ってしまう事に難色を示していた。

 と言われています。

 しかしこの自伝では、イブラヒモビッチが遠征先のアメリカでインテルを去り、バルセロナに移籍する事
をモウリーニョに伝えると、激怒して

 「僕も出ていく」

 を欲したと書かれています。

 幾多のクラブを渡り歩いてきたこのスウェーデン代表も、モウリーニョには常に琴線を揺すぶられた模様で、
非常に好意的な見方をしています。

 恐らく「賢人」の項目では、これらとは対照的などぎつい言葉で、物申す形を取っているのでしょう。

 パリ・サンジェルマンがアンチェロッティを見限り、このポルトガル人の招聘を検討しているのも偶然では
ないでしょう。

 イブラ同様モウリーニョも、短期でクラブを移ることを生業としていますし、その点でも両者は波長が合う
ためです。
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宇佐美が見つけた自分の居場所と器

2012-12-01 01:26:28 | 日記
 宮市の移籍報道について前回言及しましたが、日本人選手で既に彼と同様の経験をした選手がいます。

 それはホッフェンハイムの宇佐美です。

 ガンバ大阪から1年レンタルでバイエルン・ミュンヘンに移籍した宇佐美ですが、百戦錬磨の猛者達が集ま
る老舗では当然出番は回って来ません。

 バイエルン首脳陣もレンタル延長の意思は無く、今季より活躍の場をホッフェンハイムに移します。

 2008-09シーズンのような大旋風を巻き起こすことはもう困難でしょうが、宇佐美からすればようや
く自分の器に合ったクラブと出会えたはずです。

 宇佐美は練習中でも試合でも、仲間に随分と要求を出す機会が増えたようです。

 それは彼が妻帯者であり、彼の給料が家族を支える面もあるでしょう。

 その一方でガンバ時代は、

 「阿吽の呼吸」

 というある意味日本独特の感覚で、言葉に出さずとも彼の意思を周囲が汲み取っていた点もあるはずです。

 二川に遠藤、そして橋本とガンバのMFは代表経験者が顔を揃え、互いの意思疎通が図れる環境でしたから
ね。

 バイエルンという大きすぎる器では、きっと自分の意見を発表したくとも憚られる雰囲気だったのではない
でしょうか。

 しかしホッフェンハイムでは、自分が主役にならなければ契約を勝ち取れないという気持ちもあるのでしょ
うが、自分が

 「気おくれし萎縮しない」

 環境なのでしょう。

 ですから途中交代でもああしてがむしゃらに動けるのだと思います。

 まだ宮市がトレードになることは確定していませんが、彼の冒険は今後も欧州で続くはずですから、より
フィジカル・コンタクトを磨いて頑張って欲しいものです。
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