「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

身に沁むや福島の猪なほ荒るる 赤間 学 「滝」1月号<滝集>

2015-01-20 04:29:45 | 日記
 メルトダウンした福島第二原発に追われ空き家となった町
中を昼も夜も徒党を組んで野生化した猪が走り回る景をTV
で映していた。猪も放射能汚染された人間の残留物を喰らい、
やがて亡びて行くのだろう。猪も被害者である。人間は経済
発展を欲望のままに進めるのではなく英知をもって、生きて
行かなければならないと思う。(木下あきら)