月例句会で主宰激賞の句である。歩荷(ぼっか)とは山小
屋に荷を運ぶ人の事であるが、その人を見ていると立ったま
ま休むんでいることに気がついたというのである。つまり一
度腰を落として休んでしまうとその後がきつくなるからであ
る。その凛とした山腹での姿に折りよく花野風が包み込んで
いる。季語の斡旋の仕方がドンピシャである。(赤間学)
屋に荷を運ぶ人の事であるが、その人を見ていると立ったま
ま休むんでいることに気がついたというのである。つまり一
度腰を落として休んでしまうとその後がきつくなるからであ
る。その凛とした山腹での姿に折りよく花野風が包み込んで
いる。季語の斡旋の仕方がドンピシャである。(赤間学)