「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

花野風歩荷は立ちしまま休む 鈴木幸子 「滝」1月号<滝集>

2015-01-16 04:20:03 | 日記
 私は、富士山で(200リッター入り)ドラム缶を背負う歩
荷を見たことがあるが、登山道の脇の所々に、立ったままで
荷が乗せられるように頑丈な第がしつらせえてある。作者は
実際にこの場面に会っているのかも知れないが些細な事も見
逃さない作者の目は鋭い。花野風がさわやかで心地良い。(木下あきら)