重さうに鯉沈みたる秋の暮 齊藤伸光 「滝」12月号<滝集> 2015-01-04 03:58:13 | 日記 いつもの時間、いつもの橋を通る家路。橋にさしかかり、 夏にはありがたかった川風に寒さを感じた。見下ろす川に鉄 の塊のような大きな真鯉。この鯉も時々目にする鯉なのだろ う、その様子の違いに感じた秋。追い打ちを掛けるようにみ るみる暮れる日に、秋の深まりをつくづく思う作者だったの だろう。(H)