ファンタジーなのだけど、本当に「お父さん」という人たち、そして家族が愛おしくなる、そんな1冊です。
『ミラクル・ファミリー』 柏葉幸子 講談社文庫
文庫版のページ数は172ページ(解説含む)。
薄い1冊なので、本当にあっという間に読めるのだけど、長い時間じっくりじんわり心が温かくなります。
ファンタジーなのに、本当にありそうな、ちょっと信じたくなるような「柏葉ミラクル」とでもいいましょうか。
お話の最後に、ふわっと読者を微笑ませてしまうトコロは、よくできた古典落語のようです。
ふと父が語りだす物語は、不思議で、優しくて、「愛」がある。
そして、子どもたちが父を愛していることも行間から伝わってくる。
けっして、今どきのオシャレな「イクメン」ではありません。
ちょっと格好悪かったり、不器用なお父さんばかり。でも、お父さんってそれでいいと思うんです。
他人から称賛されるよりも、もっと大事なことは家庭の中にあるんですから。
(私は、家の外で他の人に評価される「イクメン」よりも、「母」である私を家の中で笑顔にしてくれる旦那様のほうが嬉しいのですけれど、ほかの「母」たちはいかがでしょう?)
思春期を超えたあたりの若者から大人まで「あぁ、お父さんっていいなぁ」と思えるような、父の日前におススメの1冊です。
今年の父の日は、6月16日日曜日。
ちょっとお父さんに電話でもしませんか?
『ミラクル・ファミリー』 柏葉幸子 講談社文庫
文庫版のページ数は172ページ(解説含む)。
薄い1冊なので、本当にあっという間に読めるのだけど、長い時間じっくりじんわり心が温かくなります。
ファンタジーなのに、本当にありそうな、ちょっと信じたくなるような「柏葉ミラクル」とでもいいましょうか。
お話の最後に、ふわっと読者を微笑ませてしまうトコロは、よくできた古典落語のようです。
ふと父が語りだす物語は、不思議で、優しくて、「愛」がある。
そして、子どもたちが父を愛していることも行間から伝わってくる。
けっして、今どきのオシャレな「イクメン」ではありません。
ちょっと格好悪かったり、不器用なお父さんばかり。でも、お父さんってそれでいいと思うんです。
他人から称賛されるよりも、もっと大事なことは家庭の中にあるんですから。
(私は、家の外で他の人に評価される「イクメン」よりも、「母」である私を家の中で笑顔にしてくれる旦那様のほうが嬉しいのですけれど、ほかの「母」たちはいかがでしょう?)
思春期を超えたあたりの若者から大人まで「あぁ、お父さんっていいなぁ」と思えるような、父の日前におススメの1冊です。
今年の父の日は、6月16日日曜日。
ちょっとお父さんに電話でもしませんか?