行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

良寛の言葉

2014年10月24日 | 道元・正法眼蔵・曹洞宗
円通寺に 来たりてより
幾度か 冬春(とうしゅん)を経たる
門前 千家の邑(ゆう)
更に 一人をも知らず
衣垢(えあか)づけば 手自ら洗い
食尽くれば 城?(じょういん)に出ず
かつて 高僧伝を読むに
僧可(そうか)は 清貧を可とす


円通寺に来てから何年も経った。
寺の山門の前にはたくさんの家があるが、誰が住んでいるのかわからない。
衣が汚れれば、自分で洗い、食べるものがなくなれば、町に托鉢に出かける。
昔の高僧伝を読んでいると、二祖の慧可か清貧を良しとして生きたという。

良寛さんの人気の秘密は飾らない人柄だったと思います。

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