行雲流水

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心の中の毒を自覚する

2013年06月28日 | 親鸞・歎異抄・浄土真宗
悪性さらにやめがたし、心は蛇蝎のごとくなり
(正像末浄土和讃)


○人の心の中にある悪はなかなかぬぐいきれぬ。人の心には蛇やサソリのような毒があるんじゃ。
○人の幸せを見て、本当に「おめでとう」と言えておるかの。
○幸せな人を見て、「ちぇっ」と思っておらんかの。
○人の不幸な姿を見て、「気の毒に」という腹の中では、クスクス笑っているというようなことはないかの。
○こういうのを、蛇やサソリの毒じゃと親鸞聖人はいうとりんさるんじゃよ。
○世の中には、正義の味方づらして、他人をたたく人がいる。
○まるで、ハエがたかるように、正義の名の下に人を叩くのじゃ。
○しかし、叩いている人は聖人君子ではない。
○正義の味方として私刑して自己満足にひたっているんじゃ。
○時には「死ね」などと平気で言う。
○「死ね」と平気で言うこと自体、罪を犯しておるんじゃ。
○自分では自分の中の悪や毒に気づくことなく、人を叩いておるのじゃ。
○自分の中の悪や毒に気づけば、そう簡単に他人を攻撃できるものではない。
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