akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

29日、水俣フォーラム

2006-04-27 | Weblog
たくさん書きこんだものがブログアップの際また一瞬にして消え、いら立ちながらも、一応今日は簡潔に記しておくことにしました(いつもならあきらめるところですが)。

29日(土)に、「水俣病~新たな50年のために」と題した特別講演会が、日比谷公会堂で開催されます。

水俣病発覚から50年。今も、肉体的、精神的、経済的苦痛に苛まれる患者さん、遺族がいます。多くの患者が亡くなり、世間の関心も薄れ、それで終わりではありません。水俣病問題に関わり、周知と解決を支援しつづけているアナウンサーの先輩のおかげで、私もこれまで何度かフォーラムや写真展、ドキュメンタリー上映などに足を運んでいますが、高度経済成長期に、未来や人間や地球環境を顧みず利益を追い求めたことによる深い傷痕には、胸を突かれる思いがします。

講演会は、日比谷公会堂で、午後2時半~6時半。
講演は、水俣病患者の方々の他、作家石牟礼道子さんや精神科医原田正純さん、発言者に、柳田邦男さん、田口ランディさん、上条恒彦さんなど。

豊かさの代償として切り捨ててきたものについて改めて考える機会になると思います。そのツケは私たちにも返って来得るものです。知らないうちに、私たちの体だってどれだけ蝕まれているかわかりません。普通に生活していて、突然、原因不明の難病にかかったらー。
忘れてはならない憤り、取り返しのつかない過ちの重さ、人間の体、命の価値、責任の所在、解決と妥協点の難しさ、補償のあり方、この先大事にしていかなければならないもの…、様々なものを突き付けてくれると思います。
詳細は水俣フォーラム
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