akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

三月大歌舞伎「瀧の白糸」

2018-03-27 | 映画・芸術・エンターテインメント

三月大歌舞伎。

「瀧の白糸」、活弁で私もよくやる演目ですが、面白かったです。


特に前半は、映画とほぼ同じセリフも多く、思わず口をついて出てきて。

尾上松也演ずる村越欣也と共演?ひとりで楽しみました。

 

白糸が人を殺めてしまうシーン、溝口健二の無声映画版は男女のもめ事がからんでいかにも溝口らしい演出ですが、歌舞伎のほうは泉鏡花の原作に添っています。

原作は一人ではなく、夫婦を殺してしまうのですが。

 

帰り道、「でもやっぱりハッピーエンドのほうがいいわね」と話しているおばさまたち。まあね~。それはそうですけどね

「白糸は、かなり時代がかったうねりのある話し方だったわね。松也は自然でわりと現代的な口調で自然だったけど」
確かに。
でも全体的に、歌舞伎にしては現代劇に近い、音声ガイドなしでも十分聞きやすくわかりやすい舞台でした。
音声ガイドも良かったですが、肝心のセリフに重ねてまで説明しなくてもいいなと思ったところも。

いろいろ面白い舞台でした。

 

画像に含まれている可能性があるもの:8人、室内

コメント
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