野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

2023年も残り4日

2023-12-27 06:42:07 | その他
今年もなんやかんやであと4日で終わり。 年末、思いついた事柄を書いてみた。

■ 年末に、いやなニュースが飛び込んできた大阪のダイハツ工業の品質不正問題だ。
市場経済を牽引すべき、天下の一流と言われる企業の不正だけに、気になって仕方ない。
新聞報道によると、「ダイハツ工業は12月20日、国内外で販売する全車種の出荷を一時停止すると発表した。ダイハツから供給を受けるトヨタも一部車種の出荷を停止した。車両の安全性を確認する試験不正問題を巡り、不正対象が64車種に拡大する。出荷再開時期は未定。同日、外部弁護士らによる第三者委員会の調査結果を国土交通省に報告。同省は21日にダイハツ本社へ立ち入り検査する。また、ダイハツの奥平総一郎社長は会見で経営陣に責任があると謝罪した。また、同委員会は不正の真因として、トヨタのものづくりの根幹の1つ「現地現物」が管理職に徹底されていなかった」書いている。「安全性法規に準拠していない車だが、今まで事故の発生はないので安心して乗って欲しい」ともダイハツ社長の話が神戸新聞一面にあったが、安全基準を守っていない車に危険なことはないから、そのまま乗り続けていいよと言う、その考えそのものはユーザーを馬鹿にしているように感じた。今回も「現場がかってにやったことで上位組織は知らなかった」としているが、34年以上も改善されることもなく180件に近い不正が現場責任で放置され続けたのは一般的にはなかなか納得できないもので、極めて悪質だとする新聞報道もあって、国土交通省がどのような処置判断をくだすのか、世論は注視している。

しかし、日本の製造業の実力なんてこんなもんだったんだろうか。
まだ覚えているが、確か5年ほど前にも、神戸製鋼、日産、スバルなど日本製造業の不正が露呈し、川崎重工業やKYBを含め一流と称される企業や自治体幹部が毎日のように「申しわけありません」と頭を下げる姿は見苦しかった時期があった。特に製品品質は優秀と信じられていた大企業の品質データ改竄事件はひどいの一言だ。我々は品質確保の第一はルールを守ることだと教わってきた。しかし、不正企業幹部の妙に言葉を使いまわした発言に、日本の製造業をマネージしている最高位管理者の危機管理の無さを如実に感じた。企業の品質不具合が発生する大多数の要因は何となく直感で分かるので、こうも企業のトップが「現場の責任」として逃げている限りは、品質不具合は必ず再発する。品質不具合を改善する方法は難しいことはなく、その時のトップの責任の採り方で如何様に変化するから、傍からみていると原因を含めおぼろげに分るだけに、幹部発言の軽さは実に面白い。「Made in Japan」は既に過去のものなったのかもしれぬとすれば、日本の製造業はどうして生きていくのだろう。

再び思い出したので更に言えば、前代未聞の悪名で知られる「三菱自動車のリコール隠し」以来、自動車製造業のほとんどの会社は品質部門を企業のトップ部門に据えて取り組んできた。何度も繰り返す日産の不祥事をみると、それらの品質改善活動を鼻で笑う行為に等しく、こんな自動車製造企業が存在していること自体不思議に思えた。企業の不祥事が露見するたびに、該当会社のトップが雁首ならべて頭をさげて謝罪するテレビを見る度に、これが日本の製造業の本当の実力かもしれぬと。企業ガバナンスの重要性が論じられたり、CSRへの取組や社外取締役を採用してきたが、これらの会社では、取締役会や監査役会が有効に機能しなかったことになる。これらの事例では、一連の不祥事には如何なる経緯があるせよ経営トップが深く関与している可能性があるため、企業ガバナンスが発揮しずらい事例である。「名経営者がなぜ失敗するのか?」という本の中で、多くの失敗の分析の共通項目は「臭いものに蓋をしようとする人間の本性」が指摘されており、「人間の本性と戦うこと」が経営者の最大の仕事であると書いてあった。

「KX50周年を祝う有志の会」
今年の5月、「ダートクール」の浦島編集長とカワサキの広告代理店キャップスアソシエ―ションからメイルが来て、「KX50周年プロモーションの依頼をカワサキより受けたので、”KX誕生~進化について”、話を聞きたい」と連絡があった。その面談の際、「KX50周年懇親会」の計画があるなら参加したいとの申し出てがあった。過去、「KX40周年」「KX45周年」の節目に懇親会を開催し、その苦労も身に染みていたのでどうしたものかと正直迷っていた。街の中からも「KX50周年懇親会」を開催してほしいとの声も聴いていたが、80才にもう数年で手が届く後期高齢者を含むカワサキのリタイヤ元技術屋3人が発案・主催するにしても、手足となって動いてくれる現場がいないと会場設営を含めなんともぎこちなく不安に思っていた。そのぎこちなさに不安に感じた応援者のボランティア数人から申し出があり、実務を担当してくれることになった、所謂、前々回、前回同様に素人集団の「手作り開催」でスタートしたが、これがなんと孫もいる女性3人を含む一芸の優れ者ばかりで、それぞれの得意分野に奔走して、手や足の動きが遅い我々高齢主催者にとって大きな助けとなって、なんとか開催のめどがついたときは本当にほっとした。

この会は単に昔の仲間や仲の良い友達だけが集まって楽しむ会ではなく、「先人達の苦労があったからこそ今のKXがあると言うのは間違いない事実で、その当時の技術担当者達がとった行動は今なお新鮮にして学ぶべき事が多い。これを語り続ける事」こそが有志の会の真の目的であったので、今回も、KX誕生からその過程で生まれた苦労話を、駆けつけてきた昔の仲間が語ってくれたのは、多くの参加者にとっては新鮮な話題であったのは確かだと思う。 

結果的に言うと、「会は大成功だったよ」と先輩諸氏を含む多くの参加者から頂いた。
今回の「KX50周年有志懇親会」の良かった点は、カワサキの最大の競争相手だった他社チームで大活躍した著名人、例えば吉村太一さんやHRCの元エンジン設計者、そして案内のFBを見て多くの一般の方が参加されたことだと思う。彼らからたくさんの祝言を頂いたが、かって敵として戦ったことなど何処に消えて、同志としてただただ嬉しいものだった。二輪ビジネスの世界では、レースが二輪ビジネスの頂点にいて、かつオピニオンリーダーであることは間違いない事実で避けては通れないものだから、共有する思いがあるのだろう。そして、この50周年の長い歴史を俯瞰するに「あの時のカワサキは頂点にあったよねとか、そしてリーディングカンパニーだったと言う事実は変えようがないよね」と言う声も多く聞こえた。しかし思うに、KX50周年懇親会に、こうしてかっての競争相手や一般の方が祝福に来てくれたという事実は、カワサキでKXを主体とするオフロード業務に従事した我々担当者や関係者にとっては何ものにも代え難い 嬉しい財産である。この声は、会の中で実施したトークショーに参加したライダーからも、また多く聞かれた。今回も、カワサキの二輪部門が昔から長く企業活動指針としてきた「let the good times roll」 活動を具現化することができ、主催者の一人として嬉しいものだった。さらに今回も前回と同様に、雑誌数社が取材に訪れて記事を書いている。
  
そして、25日の「Kawasaki Motors Australia」のFBはこう書いている。
「Thanks to KX fans around the world, the KX series has come a long way in the past 50 years, and we are deeply grateful to be able to celebrate this milestone anniversary together in 2023. With a “Built to Win” development concept that has not changed since the birth of the first KX, Lime Green KX motocrossers will continue their journey into the next 50 years! To Kawasaki and KX fans, we look forward to your continued support of the KX Series.
Let the Good Times Roll.」
「世界中のKXファンの皆様のおかげで、KXシリーズはこの50年の間に長い道のりを歩んできました。2023年、この節目の年を共に祝えることに深く感謝しています。初代KXの誕生から変わらない "Built to Win "の開発コンセプトのもと、ライムグリーンKXモトクロッサーは次の50年に向けて歩み続けます!カワサキ、そしてKXファンの皆様、今後ともKXシリーズをよろしくお願いいたします。Let the Good Times Roll.」と言うところだろうかしかし、面白いのは、この記事に対する読者コメント欄で、次の50年への期待は「カワサキも2ストロークのモトクロスマシンを販売せよ」というファンの声であった。

ブログを投稿し始めて今年で13年以上も過ぎた
日頃からこうではないかと考えていた事象や現象が発生した場合、直感的に頭の中に言葉が出て、その直感の源流には自分の基本的な考えがあるので、ブログを書く事は全く苦にならないのだが、最近、投稿したブログを読み変えしてみると、だんだんと文章が面白く無くなっているように感じる。しかも、書き始めるまでに相当な時間が掛る上に書き終わるまでも時間がかかり、更に悪い事には文章がくどい事だ。最近、なにも書きたくない日もある。そういう日は、書こうとすること自体、頭に浮かんでこないのでだらだらと書き続け、読み返しても面白くも何ともなく、はっとして書き直すことになる。性格とは難しいもんだ。それでも、一日置きにブログを投稿しようと言う気持ちだけは持ち続けている。加えて訪問してくださる読者数も500UUを超えるときもあり、有難いものだ。野々池貯水池のジョギングコースを早足でウォーキングすると、直ぐに体は温まりほんのりと汗をかく。この時が最も頭の中が爽快になる時だ。この気持ちがある限り、書き続けることはできると信じている。ブログ投稿開始時のように自分自身がワクワクするようなブログを書けるように興味を持ち続けたいという気持ちを大事にしたい。   

■ こんな世間の話題や事件を気に掛けながら、毎朝6:00前には寝床から起き、午後10:00過ぎに寝床に入るのが日常の生活パターン
午後11:00まで起きていることも稀にはあるが、その時は11時前にはうつらうつらなっている事が殆ど。昼寝はしない、だから寝つきは極めて良い。これがほぼ毎日の日課で、通年通してこの時間内で一日を活動する。朝起きると、パソコンを立ち上げ、その間に洗顔や朝飯を食べ、パソコンで見るのはニュースやスポーツがほとんどだが、お気に入りにいれた報道機関各社のHP、FBは一通り読む。特に興味を持って目をやるのは経済や政治動向、歴史に関する記事が多い。テレビで見る番組も同じくニュース、経済、歴史に関する報道が主で、スポーツ番組もよく見る。毎日生きてる証に、気になったこと等を自分のブログに書き残しておこうと、知らないことは調べて書き写しながら勉強しているつもりだが、阪神が負けると腹がたって阪神の悪口を書き、それでも、阪神が日本シリーズに優勝するなど思いもしなかったが、それも普通の事象になってくるから慣れとは面白いものだ。大相撲で贔屓の力士は勝てばよくやったと褒め書き、季節なれば花が綺麗だと書き、変わらず能天気なことをブログに書いたりしている多さに、ボーッと生きてるわけでも無いと思うが、昼からの暖かい時間は運動で過ごし、2年前の心臓弁膜症手術や1年前の未破裂脳動脈瘤 手術の定期経過検査も異常なく、今年もインフルエンザワクチンと7回目のコロナワクチン接種も終わり、こうして一年が無事に過ぎる。

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