野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

the good times roll

2023-10-02 05:26:36 | 二輪事業
 
9月23日、今年最後のモトクロスの大イベントSMXが開催された米国LAコロシアムの現場で、カワサキのモトクロスKXが発売されて以来50周年を記念したイベントも同時開催され、多くの二輪専門誌が取材していた。その中の一つ、「DIRT BIKE」誌が投稿したKAWASAKI’S 50th ANNIVERSARY」には、かってカワサキのモトクロスバイクで多くのレースを戦った歴戦の雄が集まり多くの観客と楽しみを分かち合っていた。出席したモトクロスのレジェンド は”Jimmy Weinert, Brad Lackey, Jeff Ward, Damon Huffman, Jeff “Chicken” Matiasevich, Mike Kiedrowski, Mike LaRocco, Mike Craig, Ryan Hughes, Jeff Emig , Ryan Villopoto ”等で、楽しそうに語りあっていたのが印象的で、これも”Kawasaki let the good times roll”の一つのあり方だと思った。
 「DIRT BIKE」

”Kawasaki let the good times roll”・・・”Kawasaki に出会う人たちがハッピーになるような活動をKawasakiは展開し続けます”
カワサキ汎用機の行動指針として、当時、世界中に流れていたカンパニーロゴなので、愛着もありよく知っている。が、その後、いつのまにか使用されなくなり、雑誌にも取り上げられず片隅におかれ、そして長く見ることもなかった。でも、それを再び取り上げた雑誌記事がある。2016年の12月、アメリカの著名モトクロス専門ネット誌”racer X”「KAWASAKI’S SUPERCROSSMAS PARTY」にあった。この記事は、カワサキの米国本社が、この年の6月に新しい建屋に移転した後、創立50周年記念に合わせた色んなイベントを開催していたが、その12月に開催されたのが、2017年米国カワサキモトクロスワークスチームの紹介と会社従業員のクリスマスパーティーを兼ねたイベントで、現役のモトクロススター達と往年の大スター達がカワサキの従業員家族達と一緒に楽しんだパーティの模様を取り上げた記事。参加したカワサキモトクロス新旧ライダーは、Monster Energy Kawasaki riders のEli Tomac と Josh Grant、250㏄クラスのMonster Energy/Pro Circuit Kawasaki の若いライダーに加えて、カワサキの大スター Jeff Ward、 Ron Lechien 、Jeff Matiasevich、 Ryan Villopoto、 Jeremy McGrathの各選手が参加している。楽しいイベントの流れの最後に、RacerXネット誌はカワサキをこう結んだ。これが”Kawasaki let the good times roll”だと。「Kawasaki に出会う人たちがハッピーになるような活動をKawasakiは展開し続けます」、このカンパニーロゴはカワサキを端的に表すのに最も象徴的なものだと今も思っているが、40数年前のカワサキ二輪の基本理念を、なんで今ごろ、そして遠い米国で記事に出たのだろうと大いにびっくりしたが、その理由は簡単で、カワサキを表す言葉としては最適だとRacerXの記者も知っていたのだろう。

一方、ヤマハのモトクロスバイクYZも50周年ということで「YZ誕生50周年」活動を今、展開している。ここには、「YZ誕生50周年」祝う一年間の世界的セレモニーがこれから始まると書いている。そのキックオフは、全米AMA Pro Motocross Washougal NationalとベルギーのLommelで開催されるMXGP of Flanders で、1993年のカラーリングYZマシンが登場する。
YZモトクロスマシンYZ250が生産開始されたのが1974年で、そのルーツは革新的オフロードバイク 250cc DT1。 その後、YZシリーズの開発を通じ多くの素晴らしい技術が開発され、多くの世界最高の選手が勝利とチャンピオンシップを獲得した、として年代の有名選手を紹介している。 
ヤマハは「“With racing and performance at the heart of the Yamaha brand, there’s no better place to kick off the 50th Anniversary of the YZ than at the racetrack. 」だと表現し、また「“The 90s was a special era for me as a teenager racing on the weekends and watching my hero, Damon Bradshaw」だして、ヤマハの二輪ブランドの神髄は ”racing and performance” にあり、ヤマハ社員も若い時は週末にレースを楽しみ、そして我々のヒーローだった Damon Bradshawの活躍を見て楽しんだ、と綴っている。

ヤマハが展開している、”bLU cRUサイト(bLU Off-Road Racing Amateur Support)、ここには、ヤマハYZシリーズのアマチュアオーナーのためのレース参戦サポートプログラムとして、こう書いてある。「汗をかき、土にまみれ、情熱の限り戦う オフローダーたちへ―。bLU cRU(ブルー・クルー)は、ヤマハオフロードコンペティションモデルを使用する、アマチュアライダーを対象としたレースサポートプログラムです。この日本には、トランスポーターにYZを積み込み、チームで、家族や仲間と昼夜を走ってレースに向かう多くのヤマハオーナーがいます。ある人は「ファクトリーライダーになりたい」と夢を描き、ある人は自らの限界に挑み続ける。またある人は純粋にレースを楽しむなど、その思いはさまざまです。 レース会場では、輝く笑顔やくしゃくしゃの泣き顔など、レースに全身全霊をかけ、心を奮わす姿に何度も出会いました。その度に、ヤマハ車を選んでくれたことへの感謝とともに、「なにか恩返しはできないか」と自問自答を繰り返したのです。そして、ヤマハのブランドスローガンである“Revs your Heart”にも込めた想い、「心躍る瞬間、そして最高の経験を届けたい」という答えに辿り着きました。 bLU cRUは、オフロードを愛し、汗をかき土にまみれ、刺激的な日々を過ごすヤマハオーナーのオフロードライフをさらに豊かにするために生まれたのです」と。ヤマハによると、米国で生まれたbLU cRUは、既に数千人がメンバーとして活動し、その中からは、アメリカ最高峰のAMASXで活躍中のクーパー・ウェブ選手やジェレミー・マーティン選手を産んだと紹介されている。ここだけを見ると、米国ヤマハの”bLU cRU”も米国カワサキの”TEAM GREEN"も、” let the good times roll”のよい見本だと思う。

かって、BSフジプライムニュースに出演した”ジャパネットたかた”の高田社長が面白いことを言っていた。「最近のメーカーは新商品の特徴をさかんに強調するが、重要なのは、その商品を買う事でお客がどんな素晴らしい生活を楽しめるかを十分説明しきれていないことだ」
・・・" Let The Good Times Roll"

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