野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

大相撲名古屋場所、2024

2024-07-29 06:22:16 | スポーツ
大相撲名古屋場所は横綱照ノ富士10回目の優勝と報道にあった。
  「NHK」

名古屋場所の序盤戦、大関陣と新関脇大の里の不甲斐なさに比べ、圧倒的強さを発揮してスタートした照ノ富士。その照ノ富士も11日目に大の里に押し出されてから歯車が少しズレたのか、14日目には平幕6枚目の隆の勝に、千秋楽には大関琴桜に負けた。そのいずれの勝負も、序盤、圧倒的に強かった横綱照ノ富士が大の里、隆の勝、琴桜に簡単に力負けしたのだ。その最たるものが14日目の隆の勝との一番だと思う。勝負は3秒で決着した。相撲が始まる前は、優勝を早く手にしたい横綱照ノ富士がすぐに決着をつける、と予想したが結果はその逆だった。それだけ隆の勝の強さが大きく目だった。
  「照ノ富士:隆の勝、14日目」
真っ向勝負を挑んだ隆の勝が、左でおっつけ、右はのど輪で照ノ富士の上体を起こし、休まず前に出ると、右を差して寄り切り。テレビを見ている印象では、隆の勝の右のど輪がすごく効いたように見えた。名古屋場所の2週間、5時以降の後半戦を毎日見続けてきたが、この14日目の照ノ富士:隆の勝の一番こそ、大相撲の醍醐味をみせた価値ある相撲だった思う。

で、千秋楽に組まれた大の里に隆の勝が勝てば、そして琴桜が照ノ富士に勝てば優勝決定戦となる。大の里も10勝し来場所大関につなげるためには二桁が欲しいはずだし、今場所今一つの相撲を取ってきた琴桜がそう簡単に勝てるはずもなしと予想するも、勝負は分からん。大の里は隆の勝に気迫負け、照ノ富士は琴桜をかんぬきに決めたがすぐに外され土俵に這わされた。これで3敗同志、照ノ富士と隆の勝の優勝決定戦。結果は照ノ富士が横綱相撲で勝った。優勝決定戦で負けた隆の勝はよっぽど悔しかったのだろうか、テレビに大写しになった目から涙が流れt出たように見えた。

大関陣の結果は、琴桜は10勝、豊昇龍 は9勝で2休、貴景勝は10敗の負け越しで来場所大関から陥落、今場所大関復帰を期待された霧島は勝ち越しするのがやっとの8勝で大関復帰ならず、ひょっとすると大関もあるかもと期待された大の里は何とか9勝目を挙げただけ。

非常に面白かった名古屋場所ではあったが、相撲解説者の一人がいみじくも言っていた事に「いいときは出てくる、駄目なときは休場または途中休場、これを繰り返せるのであれば、過去の横綱も『えっ、だったら俺たちももっと長くやれたのにな』って思う横綱もいますよね。出てきますよね」と語っていた。そうだと思う。

★ ちなみに本場所が始まって5日経過した時点の印象を当ブログに書いているが、その予想と千秋楽までの結果は大きく違いはなかった。
コメント
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