野々池貯水池の「葛の花」

長い日照りと酷暑が続いたせいだろうか、8月中旬には咲いていた、野々池貯水池ジョギングコースの「葛の花」は花房が小さく、咲いてもすぐ萎れてしまった。
何とか綺麗な葛の花を撮りたいと時期を待っていたが、台風の余波で雨が降った今週になってやっと見栄えのする葛の花を見つけた。
林崎疏水が流れている水路周辺の葛は、野々池貯水池の葛より茎や葉の青さが違い、花も綺麗に咲いている。
何時もは、野々池貯水池ジョギングコースまで葛の茎がはみだし、その成長ぶりには驚くばかりだったが、今年は雨が少なく、成長も止まったままのようだ。
しかし、疏水周りの葛はまだましなので疎水回りを散策しながら葛の花を撮った。
　　　　　　

葉の下をめくり見ると不思議な形の花がバーッと現れてくる。
花は下の方から咲き始め、最初は淡紅色であるが、だんだん濃い紅になり、さらに紫へと変化してゆく。
写真を撮ったのは雨が上がった翌日の朝だが、葛の花は地上に落ちて、かすかに甘い香りがした。　　　「葛の花」が咲くと、直ぐそこは秋。
　　　　　　　　　　　　　


野々池貯水池周辺の明石市立野々池中学校で、運動会練習が始まった。
これが始まると、朝からマイクの音が響き賑やかで、いよいよ秋を感じる。