お茶は、ご飯を食べて
茶瓶から・・・湯吞み茶碗でなく・・・ご飯を食べた、その空の茶碗についで呑んでいた。
茶瓶も時代劇に出るような立派なものでなく、鋳掛屋が何度も修理しつくした茶瓶だった。
お茶の味は不味かったが、学校の先生が「昔はさ湯を吞んでいた。病気の時だけお茶を飲んだ」と話していたので、家のお茶は不味かったが、飲めるだけ贅沢なのだと思っていた。
小学生は水筒を持って行くのは、遠足の日だけだった。
昼の弁当は、お茶なしで食べていたのだろうか?思い出せない。
(中学生の時は、アルミ弁当のフタに当番がヤカンからついでいた。それは麦茶だったように思う)
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(父の話)
お茶
うつろの畑でつくりょうた。
葉っぱ。若い葉っぱ。
これをうむしょうた。
もちをつくときうむす、あわあな感じでうむしょうた。くどで。
ホトンドが番茶じゃ。
何ぼか客用に買うとくが、家のようは自給じゃ。
2000・12.24
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茶
江戸時代末期に国民的飲料になった。
畑の畔とか岸などに、チャの木を何本か植えておく。
春には新芽を摘み、冬の12月には軸から刈り取って,葉とともに刻み、蒸して干す。
「岡山ふだんの食事」 鶴藤鹿忠 岡山文庫 平成12年発行
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「鴨方町史」 鴨方町 昭和60年発行
茶
たいていの家では、畑のギシなどに茶樹を植えており、自給する。
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「米・麦・豆」 ポプラ社 2009年発行
大麦
平たくつぶしたおし麦を、米と混ぜて麦飯にする方法で食べられてきました。
お菓子、ビール、ウイスキー、家畜の飼料などします
(麦茶)
大麦を炒ったもので、お湯で煮だして飲む
江戸時代から飲まれていて、夏は冷やすとおいしい、
最近はペットボトルのものが主流になっている。
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ほうじ茶
畑の周りにお茶の木を植えていた。
夏に葉をつんで天日でよく干して押し切りできざみ、ほうろくでカラ炒りしてほうじ茶を作った。
香りがとてもよく、
今でも緑茶よりほうじ茶をのむ家が多い。
「中央町誌・民俗編」 美咲町 平成29年発行
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