しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

グァム島の横井庄一さん洞穴

2021年02月01日 | 「戦争遺跡」を訪ねる
場所・米領グヮム島
訪問日・2006年10月14日


「恥ずかしながら帰って参りました」で有名な大日本帝国の歩兵第38聯隊の横井伍長。






歴史の現場 毎日新聞社 2000年発行

横井さんは1972年1月24日、ジャングルの川に仕掛けた網を見に行く途中、
現地の漁民2人に見つかり保護された。
終戦から28年、56歳になっていた。













グヮム島にある観光用の洞穴。






歴史の現場 毎日新聞社 2000年発行

横井
日本軍が再び攻め返してくる。
その時は、また奉公しなければと思っておりました。

記者
戦争が終って日本は平和になっているのです。

横井
平和?平和。

・・・


祖国の地を踏んだ第一声。
「グァム島の様子を報告するため、恥ずかしながら、帰ってまいりました」


・・・


1997年、死去の4ケ月前に会ったのが最後になった。
「まだカエルと野ネズミとデンデンムシの慰霊塔を建てていない。
この小さな命を奪って生き延びることができた」
横井さんの最後の言葉だ。






庶民的で人間臭さが人気で、全国を耐乏生活を講演して歩いた。


(この穴の下で生活をしていた)


奉公が長すぎて、生きて帰れたが人生は戦争の犠牲の人だった。


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1 コメント

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横井庄一 (killy)
2021-02-02 15:30:37
国から補償金2000円が支給されることになり「一生楽に暮らせる」と思ったが、ワイシャツ1枚の値段と知り愕然とした(文芸春秋)。
その後、周囲の馬鹿が参議院選挙に立候補させたりしました。楽しみはTVでプロレスを見ること。
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