しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

佐世保鎮守府

2023年08月06日 | 「戦争遺跡」を訪ねる

場所・長崎県佐世保市 
訪問日・2012年5月12日  


「日本の遺跡と遺産⑦戦争遺跡」 岩崎書店 2009年発行

佐世保を造船の町として大きく発展させた鎮守府と海軍工廠
佐世保鎮守府関連遺跡


鎮守府というのは、日本の海を4つの海域に分け、
それぞれの海域警護のために置かれた海軍の重要な機関です。
九州方面の海軍根拠地として佐世保に鎮守府が置かれたのは1889年(明治32)のことでした。
1903年には大きな造船所を持つ海軍工廠もつくられ、佐世保は軍港であるとともに、
日本屈指の造船都市となりました。

現在も市内には、軍港時代のレンガ倉庫群、鉄筋コンクリート造りの司令部の建物、レンガ造りの弾薬庫群、海軍工廠のドッグやクレーン、
20か所あまりの工場建築物群などが残されています。






海軍の少年兵(予科練生)だったおじは、四ある鎮守府を、それぞれ
「よこちん」「つるちん」「くれちん」「させちん」と呼んでいた。

佐世保鎮守府は九州の他、朝鮮半島にある要港・鎮海も管轄区域。
有名な電文「チンタツサセニコイ」は、鎮海を発ち佐世保に行く兵が妻に送った電報。

 







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