しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

明治時代の城見村の工場

2017年01月13日 | 江戸~明治
明治42年(1909)の工場状況に城見村がある。



(茂平阿浜の吉備焼・登り窯2016.10.12)


「井原市史紀要 井原の歴史第3号」より転記する。

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職工5人以上の工場(小田郡)
町村  工場数  うち原動機使用工場 職工数 うち男子
笠岡町   17   8        670   170   
金浦町   10   --        54    --   
矢掛町   6    2        66    25
城見村   3    --        15    15
合計    36   10        805   210  

10人未満の零細な工場は、町村ごとに特色があり、金浦町はすべて麦稈真田製造、城見村は窯業、矢掛町は酒造を中心とした飲食物である。

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大正時代の城見村の就労者

2017年01月13日 | 大正
小田郡の村では農業が軒並み80%台。
笠岡町が21%で、その以下の町村は小田・後月郡内に3村ある。真鍋、北木島、神島外村。
城見村の80%台は昭和30代までつづいたと思える。


「井原市史紀要 井原の歴史第3号」より転記する。

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小田郡・後月郡別本業者大分類表 大正9年(1920)

城見村・男  小田郡男平均   城見村・女  小田郡女平均

農業  81.7  57.0    87.6   73.69
水産業  1.1  5.4     0.2   0.1
鉱業  0.6  2.3     0   0.03
工業  6.2  13.9     8.6   15.6
商業  3.7  9.0     1.9   5.7
交通業  1.4  4.8     0.2  0.3
公務自由業  4.1  4.4    1.1   1.7
その他  0.6  0.6      --  --
家事使用人  0  0.01     --  --
無職              0.4  2.2
計   699  24.700    475  18.488


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