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しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

”ミスタージャイアンツ 勝利の旗” 

2025年06月06日 | 昭和の歌・映画・ドラマ

昭和30年代は、プロ野球も大相撲もプロレスも隆盛を極めた。
活躍すればすぐに、
漫画になり、歌になり、映画になった。
雑誌やラジオで活躍を知る国民は、スクリーンで動く姿に狂喜した。

 


管理人の記憶だと、最初の映画は
プロレスの王者「力道山」。世界一強いと言われた。
ほぼ日本人全員が、「リキは世界一強い」と思っていた。
映画は”怒涛の男 力道山物語”
天才少女歌手だった美空ひばりが出演。


次は相撲の大関・若ノ花。
”土俵の鬼 若ノ花物語”
人気大関・若ノ花が全勝中に、長男が事故死。
この悲劇で大相撲と若ノ花の人気は天に昇る状態となった。
当時、日活を代表するスターだった北原三枝が映画で若ノ花夫人で副主演。
裕ちゃんもちょい役で出ているみたいだ。

 


その次は
日本シリーズ4勝の稲尾和久投手。
「神様・仏様・稲尾様」、その興奮が冷めないうちに即時映画化された。
映画出演は
稲尾(サイちゃん)が主演の他、
三原、中西、豊田、高倉、仰木、等西鉄ライオンズ総出演。

その3~4年後、
日本の家庭にテレビが普及した頃
長嶋茂雄選手の、”ミスター・ジャイアンツ 勝利の旗”が上映された。
映画化以前(入団前後から)長嶋はスターだった。
その年、長嶋が大スランプになったことがあり、そこから勝利までの映画。
自分の記憶が正しければ、この映画の題名から
長嶋は「ミスター」と呼ばれるようになった。


・・・

この映画は、とにかく出演者がすごいのが特徴。
このうち太字は新聞やテレビで長嶋選手の弔問や訃報コメントに登場した人。

(Wikipedia)
1964年2月「ミスタージャイアンツ 勝利の旗」東宝

出演者
長嶋茂雄:長島茂雄(読売ジャイアンツ選手)
川上哲治:川上哲治(読売ジャイアンツ監督)
広岡達朗:広岡達朗(読売ジャイアンツ選手)
藤田元司:藤田元司(同上)
国松彰:国松彰(同上)
王貞治:王貞治(同上)
柴田勲:柴田勲(同上)
吉沢勝︰吉沢勝 (同上・打撃投手)
武宮敏明:武宮敏明(読売ジャイアンツコーチ)
中西太:中西太(西鉄ライオンズ監督兼選手)
戸部伸吉:伴淳三郎(大の巨人ファンのハイヤー運転手)
戸部道子:大空真弓
拍尾けい:淡島千景
原井記者:船戸順
波山:佐原健二(難波昭二郎がモデル)
島道記者:清村耕次
拍尾:織田政雄(山荘の管理人)
岡部和枝:千石規子
戸部たつ:沢村貞子
戸部正男:加東晴之
刑事:天津敏
ウェイトレス:八代美紀
優勝祝賀パーティーの客:新珠三千代、アイ・ジョージ(特別出演)
乗客の妻:淡路恵子(同上)
看護婦長:池内淳子(同上)
砂原:伊藤久哉(同上)
優勝祝賀パーティーの客:伊東ゆかり、魚住純子、香川京子(同上)
盲学校の先生:加東大介(同上)
優勝祝賀パーティーの客:草笛光子、桜井浩子、関屋文栄、宝田明、仲代達矢、中川ゆき(同上)
酔客:西村晃(同上)
乗客の夫:ビンボー・ダナオ(同上)
青年:舟木一夫(同上)
優勝祝賀パーティーの客:南弘子(同上)
中西のファン:三木のり平(同上)
八代万智子(同上)
乗客・社長:柳永二郎(同上)
坂井報道係:フランキー堺(「球団広報」に相当)
アナウンサー(声のみ):越智正典(当時:日本テレビアナウンサー)
同上:大平和夫(同上)

・・・

長嶋茂雄選手は2025年6月3日 89才で逝去した。(※越智正典さんは今日(2025.6.6)の新聞に訃報・老衰で96才)

 

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ご無沙汰いたしました (oko)
2025-06-17 14:52:30
6月1日~11日まで「にっぽん丸」に乗船して父への最後の洋上慰霊に参加をしてまいりました。
厳しい日程でしたが娘の付き添いに助けられ千葉県参加者10名の世話人としても務めて参りました。
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