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~ななつ星への道程~ クルーズトレイン「ななつ星in九州」第四期の旅に申し込みました

2014-02-15 | 鉄道
クルーズトレイン「ななつ星in九州」専用 博多駅ラウンジ「金星」


先週、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」第四期(2014年8月~11月出発分)の旅行説明会に参加しましたが、
今日、正式に「ななつ星」の旅への参加申し込みをしました!

「ななつ星」の旅の申し込みは、申込書類の郵送や公式サイトからオンラインで行うことも出来るのですが、
せっかくクルーズトレインの旅に参加するので申し込みの手続き自体も楽しみたいと思い、
博多駅にある「ななつ星」専用ラウンジ「金星」まで直接出向いてスタッフの方と対面で申し込むことにしました。



また、今日は土曜日、ちょうど「ななつ星」の1泊2日コースの出発日です。
申し込みを行う前に「ななつ星」の旅立ちを実際に見ておくことにしましょう!

…という訳で、「ななつ星」1泊2日コースの出発時刻30分ほど前に博多駅のラウンジ「金星」に行ってみると、今日から旅に出る乗客の皆さんが集まってグラスを掲げ、今まさに出発セレモニーの真っ最中。
華やかな生演奏の音楽が流れるパーティーの様子を外から眺めていると、
「ああ、はやく僕もあの選ばれた幸運な乗客たちの一員になって、一緒に『ななつ星』の旅に出たい!」
という想いが沸き上がってきます。

出発セレモニーを終えた乗客たちは、ラウンジ「金星」から「ななつ星」の待つ博多駅のプラットホームまで、赤絨毯の敷かれた通路を歩いて移動します。



「ななつ星」の乗客だけが歩くことを許された赤絨毯の道。
僕もいつか、着飾ってちょっと気取ってこの道を歩く日が来るのかと思うと、今から何とも言えない気分になってきますね。
そう、「ななつ星」は見る者すべてに幸せを分けてくれる、まるで魔法の列車のようではないですか!

そしてプラットホームに降りると…
そこにいました、クルーズトレイン「ななつ星in九州」です!





1泊2日コースの「ななつ星」は、博多駅から先ず長崎へと向かいます。

発車を待つ「ななつ星」が停車中のプラットホームは、乗客たちだけでなく、「ななつ星」を見送りに来た大勢の人たちが集まり大変な賑やかさです。
そして皆、嬉しそうに列車を眺めたり写真を撮ったりしています。「ななつ星」のクルーの皆さんも、集まった全ての人たちへのサービスに笑顔でつとめておられる姿が印象的です。
僕は今まで、世界各国を鉄道旅行して豪華列車・クルーズトレインの出発風景を眺める機会がありましたが、こんなにアットホーム感のある和やかなクルーズトレインの出発は見たことがありません。

そうだ、「ななつ星」は、日本人の優しさとおもてなしの心を体現した、日本人にしか走らせることが出来ない、
世界中でたった一つの日本のクルーズトレインなんだ!世界の旅人は「ななつ星」を待っていたんだ!!


それは感動的な旅立ちの光景でした。



そして午前9時59分、クルーズトレイン「ななつ星in九州」は博多駅を発車!!











「ななつ星」はゆっくりと、本当にゆっくりと博多駅のプラットホームを離れ、長崎へと向かいます。

実は今日は、「ななつ星」の出発時点では明日通過予定の熊本県内と大分県内の豊肥本線と久大本線が積雪被害で運転を見合わせており、さらに久大本線では前夜に脱線事故も発生していて不通となっているので、この先「ななつ星」が長崎から先の区間を無事にダイヤ通りに走れる確証がない状態での言わば「見切り発車」なのですが、もし予定通りに走れないなら引き返せばいいさとばかりに悠然と発車して行ってしまいました。
こんな大胆な運行を平気でやってしまうのも「ななつ星」だからこそ、トラブルやイレギュラーな事態さえも楽しんでしまおうという大らかさは実に痛快ですらあります。お見事です「ななつ星」!


「ななつ星」の旅立ちを見送ったら、次は僕が「ななつ星」に乗る準備をする番です。
ラウンジ「金星」に、旅の申し込みをしに行きましょう。
先ほどまで出発セレモニーのパーティーが行われていたラウンジ「金星」はすっかりきれいに片付けられ、僕の担当スタッフの方が待っていてくれました。

さぁ、「ななつ星」で旅をする者のための専用ラウンジ「金星」に足を踏み入れます。これが、僕と「ななつ星」の世界とのファーストコンタクト!
「ななつ星」の旅への道程が今、始まりました!!



せっかくなので、申し込みを行う前にラウンジ「金星」のインテリアをじっくりと見せてもらいました。


エントランスにはクロークとミニバー、そしてグランドピアノの置かれた小さな音楽ホール。
このピアノは先ほどの出発セレモニーで演奏されていましたね。


水戸岡鋭治先生のつくるインテリアデザインには欠かせないアイテムである、本棚もちゃんと備わっています。




JR九州のD&S列車の車内でお馴染みの家具や調度が並ぶラウンジ「金星」の空間は、
そのまま「ななつ星」の世界へとつながっています。


ラウンジの一番奥にあった、立派なドア。
さてはこれが赤絨毯の通路へと続くドアですか?と尋ねたところ、実はこれはイミテーションで赤絨毯へはさらに隠された場所にある秘密のドアを通って行くそうです。
はて、ラウンジのどこにその秘密のドアがあるんだろう?わくわく…


ラウンジの中を見せていただいた後、コーヒーを振る舞って頂きました。
このコーヒーのカップとお皿のセットは、もちろん「ななつ星」の食堂車でのティータイムに使われているものと同じものですよ!
う~ん、このコーヒー、「ななつ星」の旅の味がする…気がする(笑)

そして、いよいよ運命の契約の時間。


クルーズトレイン第四期参加申込書に記入して、しっかりとサインを記名しました!

ちなみに、今のところ第四期の旅の参加申し込みの抽選倍率は約30倍、この後最後の駆け込みの申し込みが殺到することが予想されるので最終的には倍率40倍には達するであろうとのこと。

今回申し込んだ第四期の「ななつ星」の旅には、抽選で選ばれる可能性は限りなく低く、実質ほぼ不可能に近いというのが現実です。
でも、僕は例え今回の抽選に漏れても全く残念ではなく、次回以降の旅の抽選にもチャレンジして旅立ちを待つ楽しみが長くなるので、むしろ嬉しいという気がするのです。
クルーズトレインの旅では、先を急いだり焦ったりすることはタブーです。緩やかに流れる時そのものを愉しむ、それがクルーズの醍醐味。

そして、僕のクルーズトレイン「ななつ星in九州」の旅は、今日からもう始まっているのですから…


第四期の抽選結果は来月末までには連絡があるそうです。旅を夢見て想像力を羽ばたかせながら、ゆっくり待つことにします。
それでは、またお会いしましょう。


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