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2009-2010 冬の旅 6、室蘭市青少年科学館 北の街のプラネタリウム

2010-01-27 | 博物館・美術館に行く
室蘭市青少年科学館のプラネタリウム投影機

2009-2010 冬の旅 5、北海道へ。白鳥と北斗からの続きです

室蘭駅に着いたら先ずは駅前の交番で道を聞いて、向かった先はここ。

室蘭市青少年科学館
公式ホームページによると「青少年に対する科学知識の普及、啓発を図るための主要施設として、昭和38年4月1日北海道の第1号館として開設され」たそうで、歴史のある施設だ。
また、ここにはプラネタリウムもある。

僕は子供の頃から博物館やプラネタリウムが大好きなのだが、地元の熊本博物館以外にはあまり行ったことがない。知らない街の博物館には興味がある。
そんな訳で、以前から「日本各地の博物館・プラネタリウム巡りをしてみたら面白いだろうなぁ…」と考えていたのだが、今回の旅から実際にそれを始めることにしたのです。
その第1回目の訪問先として、北海道乗り鉄の旅のルート上に位置する室蘭市青少年科学館を選んでみました。



玄関横の受付で入館料料金とプラネタリウム入場料金を支払い、来館目的を説明し館内の写真撮影とネット上での公開の可否を確認すると快くOKを出して頂けた。
「プラネタリウムが始まるまであと1時間くらいあるから、それまで是非見学されて遊んで行かれて下さい」とのことなので、早速館内の見学。

手作りの展示品が並び、なんとも懐かしい雰囲気のエントランス。
1階では体験型の展示が行われていて、冬休み中の子供達が職員の方に指導されながら楽しく実験中。
思わず僕も一緒に実験体験をしてみたくなる。

2階は科学や宇宙に関する展示中心。
これまた何とも味のある展示で、子供時代に戻ったような気分にさせてくれる。




アナログだけど、丁寧な展示。
昔の科学少年少女たちは皆、ドキドキしながらこんな展示を食い入るように見つめて宇宙科学の基礎を学んだものだ…



これぞレトロフューチャー!希望に満ち溢れた宇宙科学の未来を予感させるロケットの模型。
ここに展示されている未来のロケットの内、イオンロケットは見事に実現し今この瞬間も小惑星のかけらを抱いて地球へと向かう小さな宇宙船の翼として羽ばたいている。
僕もいつの間にか、あの頃夢見た未来の世界に生きていたんだなと感じる瞬間。


日本が世界に誇る固体燃料ロケットの最高峰、
ISAS宇宙科学研究所のミューロケット第1世代M-4Sロケットの模型がありました!
これは2号機のようだが、実際のM-4Sの2号機は昭和46年2月16日に鹿児島宇宙空間観測所(内之浦)から打ち上げられています。


M-4Sロケット2号機が打ち上げた衛星である試験衛星「たんせい」の模型もちゃんとあります。
日本のロケットと宇宙科学の黎明期の、熱気と勢いの残り香が濃厚に漂ってくるようです。
宇宙好き、ロケット好きにはたまらない展示だ。

 JAXA関連の展示コーナーもあります。
日本の宇宙への道を切り開いたミューロケットから現在活躍中の日本人宇宙飛行士の紹介まで、
日本の宇宙科学と宇宙開発の歴史が一通り見られるようになっていますね。


中庭に出てみるとこんな感じ。
中央のUFOのような丸い物体がプラネタリウムドームらしい。
いかにも…な設計と外観ですね。


中庭の隅に鎮座まします蒸気機関車、D51-560。
除煙板の前方が欠き取られて小さくなっている独特のスタイル、北海道仕様なのかな。
上屋を最近建て直したばかりのようで、車体の状態も良好、しっかりメンテされています。


中庭には温室もあります。
温室を保有する科学館は全国的にも珍しいとか。


うさぎさんもいます。
何だか、昔の小学校のようだね。

一通り見て回ったところで、午後3時のプラネタリウム上映時間になったので先程中庭から見えた丸いドームの中へ。


この先がプラネタリウムのドーム。
雰囲気出てます。


プラネタリウム投影機。
ドームは小ぶりですが、6,000個の星を投影することが出来ます。




ちょっとクラシカルなプラネタリウム投影機器。

僕のプラネタリウムでの定位置、「投影機器の近く、オペレーターさんの目線と近い視野でドーム内を見渡せる席」に座って、暫し小さな人工の星空の中へ。
今夜、室蘭市内から実際に見える星座と惑星の紹介のあと、オリオンとプレアデスの物語上映というプログラム、上映時間は約30分でした。
ちょっと短いので少し物足りないかな。もっと長く星空を観ていたい気もしますね。
全体的に手作り感たっぷりの室蘭市青少年科学館プラネタリウムでした。

プラネタリウムが終わると、もう閉館間近。
冬期には午後4時で閉館してしまうのです。もう少し館内を見て回りたかったのだけれど、残念。
玄関横の受付で、先程対応して下さった職員の方にお礼を言って帰ります。
「今日(2009年12月28日)は今年最後の開館日だけど、来年は1月4日から開館しますのでまた遊びに来て下さいね」とのことでした。
また来たいです、室蘭市青少年科学館。今日はお世話になりました!

 室蘭駅まで戻って、列車に乗ります。
16:42発普通列車。但しこの列車、途中の東室蘭からL特急「すずらん7」号になって札幌まで直通します。
「すずらん7」号で苫小牧まで行って、今夜は苫小牧で一泊。
明日は…宇宙ステーション「ミール」に会いに行こう。

ここまでの鉄旅データ
走行区間:室蘭駅→苫小牧駅(室蘭本線経由)
走行距離:65.0キロ(JR営業キロで算出)


2009-2010 冬の旅 7、苫小牧市科学センター ミールに会える街に続きます


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