天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

2010年初夏、沖縄旅行記 8:路線バスに乗って、平和ということ

2010-05-12 | 旅行
2010年初夏、沖縄旅行記 7:宇宙通信所と、美ら海水族館からの続きです

第5日目:平成22年5月3日

今日は朝からここへやって来ました。

那覇バスターミナル
「ゆいレール」の旭橋駅に隣接していて、とても便利な場所にあります。
那覇市内の「ゆいレール」以外の鉄道の無い沖縄では、路線バスが公共交通の要。ここからは沖縄本島各地へと向かうバスが発着しています。
ちなみにここはかつて、沖縄県営鉄道のターミナル駅である那覇駅があった場所なのです。
今はそのことを偲ばせるものは何も残っていませんが。



今日は、ここから路線バスに乗って出かけます。
“乗り鉄”が出来ないので、沖縄では“乗りバス”です。さぁ、どこへ行こうかなぁ…

那覇から北上して、沖縄本島北端の国頭村まで行って幻の「村営バス」に乗ってみようかとも思いましたが、さすがにちょっと遠すぎる。
それならば…と、南下することにしました。

那覇市と南部の糸満市を結ぶ89番のバスに乗って出発!


路線バスは知らぬ街を住民目線で走れるので楽しいですね!
暫し、那覇っ子になった気分で気持ちよくバスドライブ。
…と思ったら「あらら。。。何だ89番のバスって那覇バスターミナルを出た後すぐに糸満に向かわずに、市内を一周りしてまたターミナルの近くまで戻ってくるのか!」
こんな失敗も、計画の無い気ままなお出かけでは楽しいイベントになります。

那覇市から糸満市までは、郊外の住宅地をダラダラと走る特に特色のない行程でしたが、それでもまぁ沖縄の普段着の姿が垣間見れてそれなりに面白いものです。
小一時間ほどで終点の糸満バスターミナルに到着。
糸満市の中心部からは少し距離があるのかな?ターミナルなのに随分と鄙びた場所にあります。


どのくらい鄙びてるかというと…

ターミナルの横の道の先は、海なんです!
ああ、エメラルド色の綺麗な海だ…那覇空港に降りる旅客機がひっきりなしに頭上を通過して行きます。



さて、ここからバスを乗り継いで、更に南下しようかね。
時刻表を見ていると、客待ちしていたタクシーの運ちゃんが
「兄さん、観光?ひめゆりの塔には行ったほうがいいよー。」と声をかけてくる。
「次のバスは1時間後、俺のタクシーならすぐ連れてってあげるよ」
「いいよいいよ、1時間待つよ」
「そーかい」
何だか台湾やタイをバックパッカー旅行した日を思い出す会話だなぁ。

運ちゃんと別れて、バスターミナルのベンチに座ってボーッとしていると、隣に腰をおろしたおばちゃんが買い物袋から取り出したキャラメルを、その辺でバス待ちしてる人達に当たり前のように配る。
皆んな、ありがとうと言っておばちゃんと一緒に座ってキャラメルを食べる昼下がり。沖縄の昼下がり…


1時間後にやってきた107番のバスに乗って出発。


草っ原や畑の中を、どんどん南下して行きます。海もチラホラ見えてきました。
向かった先は…

ひめゆりの塔の慰霊碑。

実のところ、糸満バスターミナルでタクシーの運ちゃんに勧められる以前から、
ここには来なければならないな、と考えてもいたのです。

ひめゆり平和祈念資料館を見学してから、海を望む道を歩いてここへ。

沖縄戦跡国定公園の、平和の礎

ここで暫し、自分自身で考えたのです。平和とは一体何なのかということを。
どう考え至ったのかについては、ここでは書きません。到底、考えをまとめられてはいないからです。


皆さんも是非一度、このことについてじっくり考えてみて下さい。



もう陽が傾いてきました。
また89番のバスに乗って、那覇市へと帰ります。


那覇市に戻ったらもう夜。
そして気が付けば、これでもう沖縄最後の夜です。
せっかくなので、街に繰り出します。
夜の那覇市といえば、やっぱり国際通り!



まぁ街に繰り出したからと言って、土産物屋を冷やかすくらいしかしないんだけどね(笑)



国際通りを抜け出たところのスーパーでオリオンビールを買い、港まで歩きます。
今日は港地区で那覇ハーリーというお祭りをやっているとちーやんさんから聞いていて、夜には花火大会もあるというので見に来たのです。


海に打ち上げられる花火と一緒に、僕の短い沖縄の旅ももうすぐ終わろうとしています。

2010 年初夏、沖縄旅行記 9:旅の終りは、博物館散歩に続きます


コメントを投稿