週末金曜日(9月25日)の夜、久し振りに熊本県民天文台さんに出かけました。
今夜のお目当ては、国際宇宙ステーション(ISS)!
先日、日本の新型ロケットH-IIB初号機によって打ち上げられたHTV(宇宙ステーション補給機)が見事に結合完了し、まさに現在HTVと共に高度400キロの地球周回軌道を飛んでいるISS。
ちょうど先週末あたりからISSの軌道が日没直後に日本列島上空を通過するようになり、
日本各地の地上からでも肉眼で、上空の夕陽を浴びたISSの光跡を観測出来る好条件にあるのです。
我が家の周辺は田んぼや河川敷など、だだっ広く開けていて人工の光源が無くて真っ暗でISSの観測には適した環境ばっかりなのですが、せっかくなので天文台に御邪魔してISSを見る事にしました。
観測室の大型反射望遠鏡の脇で、通過予定時刻まで待つこと暫し(ちなみにISSが、いつ、どの方角に見えるかという情報はJAXAのサイトのこのページで調べることが出来ます)。
「なかなか飛んでこないね~」などと言いながら(実はこの時、居合わせた全員がISSの見える方角を勘違いしていてあらぬ方角を見つめていたのだw)、そろそろ熊本地方からの見え始め時刻の午後7時39分を過ぎてるんだがなぁと空を見渡すと、
「あっ!あれじゃない!?」
北北西の低い空を、白く小さな光点がスーっと移動していくのが見えました!
「ああ、本当だ!あれがISSだよ!」と皆で大喜びしながら、彼方の空を行く宇宙ステーションを見送ったのでした。
「ちょうど2週間前に旅立っていくのを見送った宇宙船が、今あそこにいるんだねぇ…」
そう考えると、遥か惑星間軌道の彼方に飛び去って行ってしまい永遠に戻らない「ボイジャー」や「のぞみ」や、今まさに数億キロの彼方から地球を目指し帰還中の「はやぶさ」を想う時とはまた違う種類の感慨が胸の奥にこみ上げてきます。
「そこに見えている」身近な宇宙船というのも、これもまたロマンをかきたてるものなのですね~!
さてISSも無事に見送ったし、せっかくなので熊本県民天文台ご自慢の大型反射望遠鏡を覗かせてもらいます。
先ずは、ちょうど半分欠けて観測の好条件にあるお月さま!

「おお~!!影の境目のクレーターが美しい!!」
携帯電話(920SH)のカメラを接眼レンズにくっつけて強引に撮影しても、この迫力!
さらに倍率アップ!

「かぐや」のクリアでシャープなハイビジョン映像も素晴らしかったですが、これはライブ映像です!
伝わってくる迫力が違います。
やっぱり望遠鏡はいいな、天体観測って楽しいなぁ!
続いて木星。

携帯の貧弱レンズでは白い円盤にしか写りませんが、これ実際には縞模様がくっきり見えています。
さらにこの夜は観測中の木星に面白い現象が起こりました。

ガリレオ衛星のエウロパとガニメデが重なり合いました!
木星本体(お、この写真では辛うじて縞が写ってるな)の下にある小さな光点がそうです。
数分おきに見ていたらどんどん近付いていき、とうとうくっついてしまいました。
木星は凄まじく早く自転しているのは知っていましたが、衛星たちも相当早く公転しているんですねぇ。
やっぱり天文台はいいな、天体観測って楽しいなぁ!
(熊本県民天文台のスタッフの皆さん、ありがとうございました!)
これから南国熊本でも秋が深まり、星を見るのにふさわしい季節がやってきます。また天文台に星を観に行きたいですね。
今夜のお目当ては、国際宇宙ステーション(ISS)!
先日、日本の新型ロケットH-IIB初号機によって打ち上げられたHTV(宇宙ステーション補給機)が見事に結合完了し、まさに現在HTVと共に高度400キロの地球周回軌道を飛んでいるISS。
ちょうど先週末あたりからISSの軌道が日没直後に日本列島上空を通過するようになり、
日本各地の地上からでも肉眼で、上空の夕陽を浴びたISSの光跡を観測出来る好条件にあるのです。
我が家の周辺は田んぼや河川敷など、だだっ広く開けていて人工の光源が無くて真っ暗でISSの観測には適した環境ばっかりなのですが、せっかくなので天文台に御邪魔してISSを見る事にしました。
観測室の大型反射望遠鏡の脇で、通過予定時刻まで待つこと暫し(ちなみにISSが、いつ、どの方角に見えるかという情報はJAXAのサイトのこのページで調べることが出来ます)。
「なかなか飛んでこないね~」などと言いながら(実はこの時、居合わせた全員がISSの見える方角を勘違いしていてあらぬ方角を見つめていたのだw)、そろそろ熊本地方からの見え始め時刻の午後7時39分を過ぎてるんだがなぁと空を見渡すと、
「あっ!あれじゃない!?」
北北西の低い空を、白く小さな光点がスーっと移動していくのが見えました!
「ああ、本当だ!あれがISSだよ!」と皆で大喜びしながら、彼方の空を行く宇宙ステーションを見送ったのでした。
「ちょうど2週間前に旅立っていくのを見送った宇宙船が、今あそこにいるんだねぇ…」
そう考えると、遥か惑星間軌道の彼方に飛び去って行ってしまい永遠に戻らない「ボイジャー」や「のぞみ」や、今まさに数億キロの彼方から地球を目指し帰還中の「はやぶさ」を想う時とはまた違う種類の感慨が胸の奥にこみ上げてきます。
「そこに見えている」身近な宇宙船というのも、これもまたロマンをかきたてるものなのですね~!
さてISSも無事に見送ったし、せっかくなので熊本県民天文台ご自慢の大型反射望遠鏡を覗かせてもらいます。
先ずは、ちょうど半分欠けて観測の好条件にあるお月さま!

「おお~!!影の境目のクレーターが美しい!!」
携帯電話(920SH)のカメラを接眼レンズにくっつけて強引に撮影しても、この迫力!
さらに倍率アップ!

「かぐや」のクリアでシャープなハイビジョン映像も素晴らしかったですが、これはライブ映像です!
伝わってくる迫力が違います。
やっぱり望遠鏡はいいな、天体観測って楽しいなぁ!
続いて木星。

携帯の貧弱レンズでは白い円盤にしか写りませんが、これ実際には縞模様がくっきり見えています。
さらにこの夜は観測中の木星に面白い現象が起こりました。

ガリレオ衛星のエウロパとガニメデが重なり合いました!
木星本体(お、この写真では辛うじて縞が写ってるな)の下にある小さな光点がそうです。
数分おきに見ていたらどんどん近付いていき、とうとうくっついてしまいました。
木星は凄まじく早く自転しているのは知っていましたが、衛星たちも相当早く公転しているんですねぇ。
やっぱり天文台はいいな、天体観測って楽しいなぁ!
(熊本県民天文台のスタッフの皆さん、ありがとうございました!)
これから南国熊本でも秋が深まり、星を見るのにふさわしい季節がやってきます。また天文台に星を観に行きたいですね。
月も木星もシャッター速度を早くして、画面全体として露出不足気味にすれば、クレーターも木星の縞もハッキリ写ると思います。
携帯のカメラは使った事無いので、どの程度調整可能なのかは不明です。
携帯を渡されても、レンズを指で押さえないと持てない人ですから。
本当ですね。素晴らしい望遠鏡なので、そのままでは満月もろくに写らない携帯電話のカメラでもそれらしく写ってしまいますから。
しかしやはり携帯電話のカメラは非力過ぎました。調整も気休め程度のレベルですね、露出も絞ったつもりなのですが、これが限界です。
天文台スタッフの方も普通のコンデジで同じように接眼レンズべた付けで撮影されていたのですが、きれいに木星の縞が写っていました。
今度は携帯じゃなく、ちゃんとしたデジカメを持って行こうと思います。