天燈茶房 TENDANCAFE

さあ、皆さん どうぞこちらへ!いろんなタバコが取り揃えてあります。
どれからなりとおためしください

2014初夏・スペイン鉄道音楽美術紀行 14:セビリア街歩き 黄昏のアルカサルと大聖堂

2014-05-26 | 旅行記:2014初夏 スペイン
La Catedral de Santa María de la Sede de Sevilla~セビリア大聖堂~


13:セビリア街歩き グァダルキビル川の畔、黄金の塔からの続き

グァダルキビル川と黄金の塔からの帰り路、セビリア大聖堂の横を通りかかりました。
段々と群青から黒へと色彩を変えつつある黄昏時の青空の下のカテドラルが美しかったので、つい足を止めて門扉の隙間から暫し見惚れます。




ガイドブックの記述によると「後世の人々が正気の沙汰ではないと思う程に巨大な聖堂を建てよう」 という意志の下に建築が始められたというセビリア大聖堂。
確かに、何やらこの世のものとも思えぬ圧倒感と荘厳さが漂っています。
ここには既に何度も名前を挙げた残酷王ドン・ペドロ1世も眠っている他、クリストファー・コロンブスの墓もあるそうです(実のところ僕は「インディアン」を虐殺しまくったコロンブスは大嫌いなのですが…戦国乱世のカスティリア王国の栄光のためには敵の粛清も厭わなかったので残酷王と呼ばれたドン・ペドロよりも、面白半分に「人間狩り」を楽しんだコロンブスの方がよっぽど残酷だと思うよ…閑話休題)


カテドラルの隣にそびえ立つヒラルダの塔
この地を支配していたイスラム国家のモスクだった建造物を壊して、その上に建てられたというセビリア大聖堂には、モスク時代の名残が今でも残っていると言われていますが、その一つがこのヒラルダの塔です。
元々はモスクのミナレット(尖塔)だった塔に、後からキリスト教式の鐘楼を載せた折衷型の建築様式となっています。

今では毎時鐘を打ち鳴らすヒラルダの塔も、昔々はムスリムに礼拝へ集うよう呼びかける「アザーン」を叫ぶおじさんが、毎日五回登り降りしてたんだなぁ~








そして、セビリア大聖堂と向かい合って建つのは…


ドン・ペドロ1世の居城だったアルカサル-王城- です!
…今日はもう見学時間が終わって城門は閉ざされていますが、明日はこの城をゆっくりと見るつもり。




城壁にはカスティリア王国の紋章である「城と獅子」のタイル絵が掲げられていました。


おやすみなさい、アルカサル。また明日来るよ…



15:セビリア街歩き 日没のサンフスタ駅に続く


コメントを投稿