池田理代子さんの名作漫画「ベルサイユのばら」 の連載開始40周年を記念した展覧会が
福岡県立美術館で開催されています。
実は僕も、中学時代の世界史(フランス革命)は「ベルばら」で勉強したという隠れファン。
(いや、別に隠れる必要はないんだが…)
同じくベルばら読者だった伯母さんがこの展覧会に行きたがっていたので、
有給休暇消化で休みになった金曜日に新幹線に乗って福岡市まで一緒に観に行きました。

会場の福岡県立美術館には膨大な枚数の「ベルサイユのばら」の原画をはじめ、
TVアニメのセル画や設定資料、さらには宝塚での舞台衣装類まで、これでもかという程の点数の展示があり、
見応えありました!
実は僕は、少女漫画は好きですが、
作品では青池保子さんの「エロイカより愛をこめて」や萩尾望都さんの「ポーの一族」「トーマの心臓」、
そして大島弓子さんの「綿の国星」や魔夜峰央さんの「パタリロ!」が好きで
(僕の趣味の傾向が丸わかりのラインナップだな…)、
「ベルサイユのばら」にはそこまで感情移入できなかったところがあるのですが、
それでも原画原稿を見ているとストーリーが脳裏に浮かび上がってきて、
初見当時はまだ中学生だった男子読者にも強い印象を残すほど力のある作品だったんだなぁと改めて感心。
本当に、名作だと思います。
でも、もし恋人や上司がオスカルみたいなタイプだったら文字通り死ぬほど大変だろうなぁ…
今になって、アンドレの苦労がわかる気がするよ。
それから、国の財政が破綻寸前なのに平気で無意味な浪費をしちゃうような人や、
わかっててもそれを正せないような人がトップに立つことの恐ろしさもね。

ところで、こんな「顔出し看板」があったのだが…
実行する強者はいたのかしら。
「ベルサイユのばら」展は今後、岡山・大阪・横浜と巡回するそうですので、
会場で顔出ししてアントワネット王妃になってみた方は是非、写真を添えてご連絡下さい(笑)