さて6月になりました。
今月は太陽系第1惑星の水星が大変見やすくなるそうだ。
夕方の西空、日没後に金星の下の方に水星がきれいに見えるそうです。
国立天文台では水星と金星を見よう!という「内惑星ウィーク」キャンペーンも実施中。
この機会に、僕も水星を見て国立天文台に報告してみよう!と、終業後事務所の外に出てみると「雨か…」
今日、九州南部は梅雨入りしてるじゃないの!?
明日も一日中雨か…っていうか、来週の天気予報は晴れの日が1日もないぞ?
…「内惑星ウィーク」中に水星、見られるだろうか。。。
ところで、水星といえば去年の秋にはこんなこともありましたねぇ。
2006年11月9日 水星の太陽面通過(日面経過)。
この時の水星の様子を、世界一の太陽観測衛星「ひので」が撮った画像は本当に凄かった。
その凄い水星日面経過を観測するシーンから始まる、これまた凄い小説があることを後日知った。
「太陽の簒奪者」野尻抱介著
太陽面通過中の水星から突如噴き上げられた鉱物資源、やがてそれは太陽を取り巻くリング状の物体を形成し、太陽光を遮られた地球は破滅の危機に瀕する。
リングをつくったのは誰なのか?彼らの目的は?人類はこのまま滅亡を待つしかないのか?
ハリウッド物のSF超大作張りのド派手で壮大なスケールで展開する、珠玉のハードSF。
実は僕はSF小説は今まで読んだ事がなかったのだが、野尻抱介さんの名前は探査機「はやぶさ」応援サイト等でも度々見かけていたし、実際に「はやぶさ」が登場する作品(「轍の先にあるもの」)も書かれているので、「これは読まない訳にはいかないでしょう」とネット書店で取り寄せて読んでみたのだが…
「面白いです!」
事実と知識に裏打ちされてリアリティに徹して書かれたハードSFというのは面白いものですね!
何か、今までSFとは現実を都合よく改竄した突拍子もない夢物語、というイメージがあったんだけど、リアルさを追求して書かれたジャンルもあったんだなぁ。
ホント、本は食わず嫌いせずに何でもむさぼり読まないとダメですね。
ちなみに、普段はなかなかゆっくり腰を据えて本を読む暇がないので、「太陽の簒奪者」はイギリスでの乗り鉄中に読んだのだが、最終シーンを読み終えた時は不覚にも車中で落涙してしまった。。。
おかげで今回の旅行では、インヴァネス→グラスゴー間の車窓は殆ど見てません。
旅行中に面白すぎる本を読むのは考え物だな。
今日のはやぶさ:提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
天燈茶房TENDANCAFEは日本の小惑星探査機「はやぶさ」を応援しています

天燈茶房TENDANCAFEは日本の小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」を勝手に応援しています
hayabusa in the JAXA by dowango2001 さん
今月は太陽系第1惑星の水星が大変見やすくなるそうだ。
夕方の西空、日没後に金星の下の方に水星がきれいに見えるそうです。
国立天文台では水星と金星を見よう!という「内惑星ウィーク」キャンペーンも実施中。
この機会に、僕も水星を見て国立天文台に報告してみよう!と、終業後事務所の外に出てみると「雨か…」
今日、九州南部は梅雨入りしてるじゃないの!?
明日も一日中雨か…っていうか、来週の天気予報は晴れの日が1日もないぞ?
…「内惑星ウィーク」中に水星、見られるだろうか。。。
ところで、水星といえば去年の秋にはこんなこともありましたねぇ。
2006年11月9日 水星の太陽面通過(日面経過)。
この時の水星の様子を、世界一の太陽観測衛星「ひので」が撮った画像は本当に凄かった。
その凄い水星日面経過を観測するシーンから始まる、これまた凄い小説があることを後日知った。
「太陽の簒奪者」野尻抱介著
太陽面通過中の水星から突如噴き上げられた鉱物資源、やがてそれは太陽を取り巻くリング状の物体を形成し、太陽光を遮られた地球は破滅の危機に瀕する。
リングをつくったのは誰なのか?彼らの目的は?人類はこのまま滅亡を待つしかないのか?
ハリウッド物のSF超大作張りのド派手で壮大なスケールで展開する、珠玉のハードSF。
実は僕はSF小説は今まで読んだ事がなかったのだが、野尻抱介さんの名前は探査機「はやぶさ」応援サイト等でも度々見かけていたし、実際に「はやぶさ」が登場する作品(「轍の先にあるもの」)も書かれているので、「これは読まない訳にはいかないでしょう」とネット書店で取り寄せて読んでみたのだが…
「面白いです!」
事実と知識に裏打ちされてリアリティに徹して書かれたハードSFというのは面白いものですね!
何か、今までSFとは現実を都合よく改竄した突拍子もない夢物語、というイメージがあったんだけど、リアルさを追求して書かれたジャンルもあったんだなぁ。
ホント、本は食わず嫌いせずに何でもむさぼり読まないとダメですね。
ちなみに、普段はなかなかゆっくり腰を据えて本を読む暇がないので、「太陽の簒奪者」はイギリスでの乗り鉄中に読んだのだが、最終シーンを読み終えた時は不覚にも車中で落涙してしまった。。。
おかげで今回の旅行では、インヴァネス→グラスゴー間の車窓は殆ど見てません。
旅行中に面白すぎる本を読むのは考え物だな。

天燈茶房TENDANCAFEは日本の小惑星探査機「はやぶさ」を応援しています

天燈茶房TENDANCAFEは日本の小惑星探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」を勝手に応援しています
hayabusa in the JAXA by dowango2001 さん