保健福祉の現場から

感じるままに

変異株発生動向

2021年03月02日 | Weblog
R3.3.2NHK「“感染確認者の約15%で英の変異ウイルス” 神戸市が独自調査」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210302/k10012892601000.html)。<以下引用>
<変異ウイルスの感染実態を独自に調査している神戸市は先月12日からの1週間、市内で感染が確認されて検体を調べた人のうちおよそ15%でイギリスの変異ウイルスが見つかったと発表しました。市内で変異ウイルスの割合は増加傾向にあるとして市は検査体制を強化するとしています。神戸市は、イギリスで広がった変異ウイルスへの感染者が兵庫県内でも相次いでいることから市独自に、ことし1月1日から先月18日までの間、市内で新型コロナウイルスの感染が確認された人のうち1000人余りの検体を市の環境保健研究所で、調べました。その結果、1月1日から1月28日の間に感染が確認された677人からはイギリスの変異ウイルスは確認されませんでした。しかし1月29日からの1週間の感染者173人のうち4.6%にあたる8人から変異ウイルスが見つかりました。さらに先月5日からの1週間では105人の感染者のうち10.5%にあたる11人から、そして先月12日からの1週間では79人のうち15.2%にあたる12人からイギリスの変異ウイルスが確認され感染の割合が増える傾向にあることがわかりました。このほか、起源が不明な変異ウイルスが5人の検体から見つかったということです。神戸市の久元市長は記者会見を開き「緊急事態宣言は解除されたが、変異ウイルスの割合は増えている。事実を踏まえて行動変容をとっていただきたい」と注意を促すとともに、変異ウイルスの検査体制を強化する考えを示しました。>

R3.2.25「新型コロナウイルス変異株流行国・地域に滞在歴がある入国者の方々の健康フォローアップ及び SARS-CoV-2 陽性と判定された方の情報及び検体送付の徹底について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000745204.pdf)で「新型コロナウイルス感染症(変異株)の発生動向等については、HERSYS を活用して集計を行う予定であり、HER-SYS において変異株であることをチェックできる項目(①変異株 PCR 検査結果・②ゲノム解析結果)が3月5日から追加される見込みです。つきましては、以下の要領で入力の程御願いいたします。なお、3月 15 日より集計を開始する予定です。」とある。R3.2.22「新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査における検体提出等について(要請)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000743311.pdf)が発出され、「管内の全陽性者数の約5-10%分の検体(週)を目処に、変異株の疑いを確認するための PCR 検査の実施を徹底ください。ただし、変異株に感染した者が確認された場合においては、割合を上げてスクリーニングを実施するようお願いします。この際、出来る限り管内全域の陽性検体を対象に変異株の疑いを確認する PCR を実施するよう、政令市・中核市、民間検査機関、大学と連携ください。」とされたが、少なくともクラスター事例での変異株PCR検査は徹底すべきと感じる。新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00216.html)のR3.2.24資料1(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000744117.pdf)p2「感染リスクに応じた積極的検査や積極的疫学調査を再度強化できる体制が求められる。」はいうまでもない。変異ウイルスの病原性はどうか、ワクチンの有効性はどうか、抗ウイルス薬の有効性はどうか、など、継続的な情報公開を期待したい。
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