キャリアブレイン「認知症ケア、「地域での支援体制が重要」- 介護市民委シンポで与野党議員」(http://www.cabrain.net/news/article/newsId/37361.html)。<以下一部引用>
<シンポジウムでは、1万人市民委員会政策委員の池田省三氏(地域政策ネットワーク研究主幹)が、日本精神科病院協会(日精協)が打ち出している「介護精神型老人保健施設」(精神型老健)構想について、「対象が統合失調症であれ、認知症であれ、新しい類型のベッドをつくるべきではない」とけん制。「(精神型老健で)認知症が対象でないとされている点は結構だが、現実がそう動くかは疑問」とも述べた。精神科医の上野秀樹氏(海上寮診療所副院長)は、「障害がある人を地域に移行させる、という世界の流れに大きく反するものになる」と批判。また、「精神科病院の単なる看板の付け替えに終わる可能性が高い」とも指摘した。>
5月30日に新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チーム「保護者制度・入院制度の検討」に係る作業チーム」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000almx.html#shingi1)が開催されている。保護者制度・入院制度の見直し(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000029sqt-att/2r98520000029suq.pdf)に関して、①入院期間、②入院時の審査、③退院時・退院後の支援、④入院手続の契機、に関するそれぞれの論点(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002a54i-att/2r9852000002a57q.pdf)がどうなるか、注目される。6月中には方向が示されるというが、地域精神保健福祉の大きな転換になるような気がする。先日の全国保健所長会資料(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000028ay5-att/2r98520000028bc0.pdf)にも出ているように、保健所の果たす役割は大きい。また、「精神科医療の機能分化と質の向上等に関する検討会」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000almx.html#shingi48)の動きも気になる。日本精神科病院協会の将来ビジョン(http://www.nisseikyo.or.jp/home/vision/vision_top.html)もみておきたい。先日、管内の精神科医から、「高齢長期入院患者について、精神と聞いただけで介護施設から敬遠される場合が多く、地域の受け皿は大変」と聞いたが、報道にあるように、精神型老健構想は容易ではないのかもしれない。さて、新たな医療計画(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/)に精神疾患が位置づけられたが、3月30日付厚労省通知(障発0330第11号)の「保健所及び市町村における精神保健福祉業務運営要領」では、「障害者基本法に基づく障害者計画や、医療法に基づく医療計画などの策定・実施の推進に当たっては、保健所は、地域における精神保健福祉業務の中心的な行政機関という立場から、その企画立案や、業務の実施、評価及び市町村への協力を積極的に行う。」とされていることは認識したい。昨夜、管内の地域医療推進対策協議会を開催した。圏域の医療計画策定にあたって、精神疾患、がん、心筋梗塞、糖尿病、脳卒中・在宅医療、救急・災害医療の各作業部会を設置し、各医師会、医療機関、関係団体等からメンバー推薦いただいたところである。やはり、精神疾患の作業部会が一番重い感じがしないでもない。しかし、医療保護入院の見直しや労働安全衛生法改正によるメンタルヘルス検査義務化の動向(http://blog.goo.ne.jp/miraikibou/e/dd886a0a93189a0905203dde52c043c9)等もあって、関係者間でコミュニケーションする良い機会になるかもしれない。
<シンポジウムでは、1万人市民委員会政策委員の池田省三氏(地域政策ネットワーク研究主幹)が、日本精神科病院協会(日精協)が打ち出している「介護精神型老人保健施設」(精神型老健)構想について、「対象が統合失調症であれ、認知症であれ、新しい類型のベッドをつくるべきではない」とけん制。「(精神型老健で)認知症が対象でないとされている点は結構だが、現実がそう動くかは疑問」とも述べた。精神科医の上野秀樹氏(海上寮診療所副院長)は、「障害がある人を地域に移行させる、という世界の流れに大きく反するものになる」と批判。また、「精神科病院の単なる看板の付け替えに終わる可能性が高い」とも指摘した。>
5月30日に新たな地域精神保健医療体制の構築に向けた検討チーム「保護者制度・入院制度の検討」に係る作業チーム」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000almx.html#shingi1)が開催されている。保護者制度・入院制度の見直し(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000029sqt-att/2r98520000029suq.pdf)に関して、①入院期間、②入院時の審査、③退院時・退院後の支援、④入院手続の契機、に関するそれぞれの論点(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002a54i-att/2r9852000002a57q.pdf)がどうなるか、注目される。6月中には方向が示されるというが、地域精神保健福祉の大きな転換になるような気がする。先日の全国保健所長会資料(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000028ay5-att/2r98520000028bc0.pdf)にも出ているように、保健所の果たす役割は大きい。また、「精神科医療の機能分化と質の向上等に関する検討会」(http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000almx.html#shingi48)の動きも気になる。日本精神科病院協会の将来ビジョン(http://www.nisseikyo.or.jp/home/vision/vision_top.html)もみておきたい。先日、管内の精神科医から、「高齢長期入院患者について、精神と聞いただけで介護施設から敬遠される場合が多く、地域の受け皿は大変」と聞いたが、報道にあるように、精神型老健構想は容易ではないのかもしれない。さて、新たな医療計画(http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryou_keikaku/)に精神疾患が位置づけられたが、3月30日付厚労省通知(障発0330第11号)の「保健所及び市町村における精神保健福祉業務運営要領」では、「障害者基本法に基づく障害者計画や、医療法に基づく医療計画などの策定・実施の推進に当たっては、保健所は、地域における精神保健福祉業務の中心的な行政機関という立場から、その企画立案や、業務の実施、評価及び市町村への協力を積極的に行う。」とされていることは認識したい。昨夜、管内の地域医療推進対策協議会を開催した。圏域の医療計画策定にあたって、精神疾患、がん、心筋梗塞、糖尿病、脳卒中・在宅医療、救急・災害医療の各作業部会を設置し、各医師会、医療機関、関係団体等からメンバー推薦いただいたところである。やはり、精神疾患の作業部会が一番重い感じがしないでもない。しかし、医療保護入院の見直しや労働安全衛生法改正によるメンタルヘルス検査義務化の動向(http://blog.goo.ne.jp/miraikibou/e/dd886a0a93189a0905203dde52c043c9)等もあって、関係者間でコミュニケーションする良い機会になるかもしれない。