保健福祉の現場から

感じるままに

緊急事態宣言とまん延防止等重点措置

2021年03月07日 | Weblog
R3.3.7報知「神奈川県黒岩知事、生放送で暴露した小池都知事への不信感「信頼関係、薄れます…こういうのは、ダメだ」」(https://hochi.news/articles/20210307-OHT1T50046.html)の「黒岩知事は「その前に菅総理が、私が決めますって言ってましたよね。私の気持ちとしてはここでひとつにまとめなくてもいいじゃないか、と。延長するなら31日まで長く延長する。あるいは、解除した後に、みなさんもっと頑張ってくださいって言って、(感染者数が)上がってきたらまん延防止重点措置をパッとかける」と考えていたことを明かし、その理由を「というのは緊急事態宣言延長して患者が下がってくればいいですけど、それで上がってきた時に切るカードがなくなる」と説明した。」が目にとまった。「緊急事態措置、まん延防止等重点措置等」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kinkyujitaisochi_20210212.pdf)について、緊急事態宣言(https://corona.go.jp/emergency/)は柔軟に対応すべきで、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(https://corona.go.jp/news/news_20200411_53.html)のR3.2.12方針(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kihon_h_20210212.pdf)p7「(まん延防止等重点措置の実施の考え方) 都道府県の特定の区域において感染が拡大し、当該都道府県全域に感染が拡大するおそれがあり、それに伴い医療提供体制・公衆衛生体制に支障が生ずるおそれがあると認められる事態が発生していること(特に、分科会提言におけるステージⅢ相当の対策が必要な地域の状況になっている等)を踏まえ、政府対策本部長が基本的対処方針等諮問委員会の意見を十分踏まえた上で総合的に判断する。 また、都道府県がステージⅡ相当の対策が必要な地域においても、当該都道府県の特定の区域において感染が急速に拡大し、都道府県全域に感染が拡大するおそれがあると認められる場合や、都道府県がステージⅢ相当の対策が必要な地域において、感染が減少傾向であっても、当該都道府県の特定の区域において感染水準が高い又は感染が拡大しているなど、感染の再拡大を防止する必要性が高い場合に、政府対策本部長が基本的対処方針等諮問委員会の意見を十分踏まえた上で総合的に判断する。」を踏まえた対応もあり得る。当面の検査陽性者数の増加要因として、第一に、R3.1.22時事「「積極的疫学調査」を縮小 高齢者らの対応優先―東京都」(https://www.jiji.com/jc/article?k=2021012201286&g=soc)について、R3.2.28日刊ゲンダイ「首都圏“宣言”解除に暗雲 都が積極的調査で陽性掘り起こし」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/285763)で「小池都知事は26日、積極的疫学調査を再開する方針を示した。」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/285763/2)とあるように、積極的疫学調査(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ka/corona-virus/2019-ncov/2484-idsc/9357-2019-ncov-02.html)の徹底がある。第二に、新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00216.html)のR3.2.24資料1(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000744117.pdf) p2「症状のある場合は適切な検査・受診が必要。」、日本感染症学会(https://www.kansensho.or.jp/modules/topics/index.php?content_id=31)のR3.2.18「花粉症患者の中に紛れ込む新型コロナウイルス感染症のリスク― “あやしい” と感じたときには積極的な検査を ―」(https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_kafunsho_210218.pdf)とあり、R2.7.21厚労省「地域で新型コロナウイルス感染症の患者が増加した場合の各対策(サーベイランス、感染拡大防止策、医療提供体制)の移行について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000651071.pdf)p5「重症化しやすい方以外の方であれば、新型コロナウイルスに感染しても症状が軽いことが多いため、通常の風邪と症状が変わらない場合は、必ずしも医療機関を受診する必要はない」の受診抑制・検査抑制から転換されてきていることがある。第三に、R3.2.4「高齢者施設の従事者等の検査の徹底について(要請)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000734477.pdf)による検査の集中的実施も挙げられるかもしれない。とはいえ、仮に、検査陽性者数が増加しても重症者が増えなければ、許容できないであろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする