民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Day.1987 てんかふん

2012-07-07 19:43:00 | 民謡夜話
良く降ったねぇ~・・深夜、雷ゴロゴロ稲妻ピカピカ・・ドッカァ~~ン!」

雷・稲妻と言えば津軽民謡・・「加瀬の奴(やっこ)踊り」に・・
いなずまピカピカ かみなりゴロゴロ意気地なし親父 ばら株サひっからまって 千両箱拾った」
と言うのがある・・ばら株と言うのは「いばらの株」であろうと推測する。
その事はともかく・・「今の雷・・絶対、近所に落ちてるゼイ!」・・70年も生きながらえた猛者でもチョット怖かった

さて、梅雨明けやらぬ昨日今日ではあるが、夏の風物と言えば・・昔・・
蚊帳・浴衣・団扇・蚊取り線香・線香花火・縁台・そして「てんかふん」であった。
これらを現代風に置き換えると・・
網戸・ステテコ・クーラー・ベープ・???・???・???
只管懐かしいとしか言いようがない

さてその今夜の主役・・「てんかふん」
*****シッカロール
主たる原料は、滑石(タルク)などの鉱物と、コーンスターチなど植物のデンプンである。
日本古来の天花粉(天瓜粉=てんかふん)も、同じ目的のものであり、
これはキカラスウリのデンプンを用いる。

作用としては微細な粒子による毛細管現象で水分を吸い上げ、
澱粉によって湿度を適度に保ち、滑石によって皮膚表面を滑らかにする。
決して乾燥させるわけではなく、皮膚同士の摩擦を少なくすることによって、
あせもをできにくくする。
なお別称となっているシッカロールは和光堂の登録商標である。
*****だってさ

原料がね・・カラスウリの根っこの澱粉だとは・・その上、その薬効・・大したものだね・・中国の先人
「ンで・・なんでてんかふん?ナン?」
「年取るとナ・・皮膚がかゆくなる・・原因はともかく・・」
「ンで?・・」
「ひっ掻くとナ・・傷になって中々直らん」

皮膚科に行って・・薬を塗るも・・イマイチ・・
そこで仙人、大好きなてんかふんをパタパタ・・すると・・「ナントイウコトデショウ!」
ジクジクしていた傷がカリカリに・・上記薬効の通りであった。
「ヤマカンセンニン」はこの際名医を上回った・・
ただし、その開業皮膚科医が名医かどうかにはいささかの疑問が残る

何はともあれ、若干ではあれ治癒の見通しは立った・・その上「天瓜粉」なる字にも巡り合った。
漢方薬の効果はこれに留まらないが・・今は思い付かない
明日は梅若会の「名取研修会」である・・早う寝て早う起きる事にしよう

コメント
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