大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

絶対に失敗出来ない仕事がそこにある

2012-12-06 01:20:40 | ガンバ大阪
コメント欄においてG.Kさんが指摘されていた梶居氏の件について書いてみましょう。タイトルはテレ朝っぽいんですが、正に彼が置かれた立場や状態ってそれに当たるんじゃないかっていう気がする。

梶居氏自身この状況下においては本当によくやっている。もしかしたら前任者が後見人みたいな形で多少のアドバイスはしている可能性はあるのかもしれないし、前任者が残していたコネクションといったものも関係はしているのかもしれないが、それでも表に立って仕事をしているのはやはり梶居氏だろう。ここまで見ている限りにおいては、さほど頓珍漢っぷりは今のところ発揮していない。

それもそのはずで、彼は前任者の仕事っぷり(特にやらかした時程)を一番間近で観察していたわけだし、最終的な決済は元上司がやるにしても下で自分自身もタッチはしていたわけだから、今度はその失敗から学べばいいわけですからね。だからまあ、夏の補強にしても彼が考えたのは、如何に失敗しない補強を行えるか、ということで、その発想からすればカネを掛けてもレアンを連れてくるというのに繋がったのかもしれないし、岩下の補強というのもヒットだった。家長というのは本人の男気というのもあるにしても、当初はセレッソなんかもオファー出していた中で敢えてこちらへ引っ張って来れたのはお見事。もし隣に行っていたら、セレッソはもう少し順位を上げられたかな?

とすると、梶居氏の場合、監督選びにおいても極力失敗するリスクを抑えるにはどうしたら良いかという視点で考えるんじゃないかっていう気がする。となれば、巷で名前の上がっている健太というのが今は無難な選択かもしれない。その辺G.Kさんが言われている、ガンバに合う合わないという視点かどうかは別かもしれない。そして、万が一声を掛けた候補に振られた場合には正信続投という選択も一応残している。まあ、そんな状態に置かれたらだってケツまくりそうなんだけども、なるべく違約金払わないようにしたいんだろうな。だから当初はコーチとして残そうか、という話をしたんだし。正信もそういう思惑を解っているから、自分からやめるとは言わないわけでしょ?そういう風にするんだったら、違約金は後で交渉か、他で仕事を斡旋してあげるかをしてあげたらいいんじゃないかっていう気はするけどもね。

でも、そういう風にするっていうことは、なるべく余計な出費を出したくはない(というか今は出来ない)状態だからだろう。降格しても1年はスポンサーは待ってくれるにしても、クラブとしては圧縮出来るところは圧縮して選手の人件費を確保するというのが第一なんだから。まあ、いずれにしても、失敗は出来ないっていうプレッシャーは梶居氏自身相当感じているとは思う。だからまあ、今のところ彼に何か思いきったことを求めるのは難しい。去年は監督の人選はともかく、何か新しいことをやってみようという空気はあったしサポもそれに期待はしていた。それが失敗だったから今度は失敗できない方法論というのが模索されている。

ところで、失敗した責任を取って前任者はクラブを去るべきだという声は色々と聞こえて来ます。勿論筆者もどこかでけじめをつけられた方がいいとは思うんですが、組織ってそう簡単には行かなくて、役員である以上やめさせるには、(解っておられる人には言わずもがなだが)それ相応の手続きを得た上でないと無理。仮に解任出来たとしても、任期中であれば当然サッカーの監督同様に退職慰労金といったものは必要になる。

だからまあ、表向きは一応閑職に追いやった形にして、ユース追いかけてる人たちは否が応でもであの人の顔を見ざるを得なくなるわけ。まあ、意味があるとしたらあの人が曲がりなりに持っていた地域のスクールとか、下部リーグだとか、高校大学とかといったところに対する顔というのを急に変えてそことの繋がりを失わないようにしているというところか。まあ、あの人だって自分の置かれた立場はよう解ってるから当分はしおらしくはしてるでしょう。その先どこで牙をむくかは知らんけどもw

その意味でまず注目なのは監督人事。ここで実績重視の無難な選択に落ち着くのか。それともハァ?と言いたくなるような人選になるかで、ガンバという組織のパワーゲームが読めるんでないかい?w

そういえば、今年ホームゲームでの前座でEDCという枚方の方にある元Jリーガーが指導しているスクールが試合やっていたんだけども、技術・戦術共に大人顔負けのレベルっていうのには舌を巻いた。まあ、こういうところとの繋がりっていうのも大事ですけども、本来ならとっくに引継ぎが出来ていないといけないんだけどもね。