大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

天皇杯水戸戦から、ホットライン維持の方法論、あとGKとDFの相性についても考察してみた

2012-10-12 05:46:50 | ガンバ大阪
試合についてはいろんなブログで触れられているので、ここでは自分なりの見方を補足しておきます。

決勝ゴールがフタからレアンのホットラインで大宮戦のリプレイを見るような形だった。水戸ちゃんとの違いって、パット・ライリーの言うところの「野球のバット」を持っていたか
どうかというところだった(FKのポスト直撃とか、セットプレーでのドフリーとかを見よ)。
てか、なんでこんなところでパット・ライリーなんかの名前を出すかと言うとバスケットにからめて話す気満々やからw

そのフターレアンのホットラインが今のガンバの生命線というのならば、そのホットラインを維持すべく、そこから逆算したゲームプランを考えれば色々と見えてくるんじゃないかって思えたんで、ない知恵絞って考えてみました。

つまり、なぜこの試合フタを90分引っ張れたのかって?

その要因を考えると水戸ちゃんのゲームプランにもあったんじゃないかって思うわけです。

この試合前半水戸ちゃんがブロックを作って、こちらのポゼッション時には全員が自陣に引いてブロックを作っていた為に攻めあぐねた。従って、カウンターで秋が持って上がる以外は全体的にこちらのポゼッション時にはゆったりとした進行だった。

加えて、水戸ちゃんが攻め急がずに、試合後の闘将柱谷監督がコメントしていたように、水戸ちゃんは丁寧にボールを繋ぐことを心掛けたようなんだけども、実はこうしたやり方というのがガンバには幸いしたともいえる。ガンバサポなら大体判るとは思うんですが、こちらからして本当に嫌なのはディフェンスラインの裏へシンプルに放り込んで来られて、フィジカル強い選手らにゴリゴリ来られる形なんだけども、それがなく、試合前半の運動量を抑えることが出来たのが幸いした。

だからまあ、打ち合いというところまで行かなかったのが、こういう展開だとフタが体力を消耗せずに長くピッチに居ることが出来た原因かもしれない。バスケットで言うところのラン&ガンではなく、ハーフコートオフェンス主体という形に結果的にはなってしまったとも言えるわけです。

思うけども、フタを90分引っ張れたのは、

1. 前半のスローなゲーム展開(ただ、その分秋はカウンターにおけるボール運びではかなり頑張っていたが)

2.最悪延長に突入した場合を想定して交代枠を一つ余していた

3.この試合が終わった後には10日間空く

といった要因が重なった結果なのかもしれない。つまり、フタを交代させるのは途中でガス欠起こして消えてしまうということだけではなく、今後の試合のことも考えたペース配分という側面もあるということだろう。

抑えておくべきなのは、今のガンバはレアンに点を取らせる為にフタを残しておく必要がある。その為には前半からの打ち合いは避けて、後半に勝負をかけたいというゲームプランということなんだけども・・・

ただ、そういう形って、効率良く点を重ねられればいいんだけども、基本的にはハーフコート主体のバスケット同様にロースコアになる可能性が結構高いわけです。今回1-0で勝てたのは相手が水戸ちゃんレベルだったからというわけで、これが同じJ1相手にウノゼロで逃げ切れる程甘くはないだろうし、ガンバには虎の子の一点を守り倒す文化というのがそもそもない。そこが一番の悩みどころなんだよなあ・・・

一応ホットラインから逆算したゲームプランはと言うと、

1.基本スローテンポで、速攻はここぞという時の為にとっておく
2.スラダン陵南戦におけるルカワ作戦で前半は温存する
3.フタが下がった後のレアンへの縦パサーを用意する

なんてところが思い浮かぶ。まあ、3なんて誰いるん?って言う話だよなあ・・・勇人なんかは以前は相手が前がかりになっていたところの裏へスルーパス出してた時があったけども、今はベンチ入りすらままならない状況だし。

ところで、話はガラリと変わってGKと最終ラインについてだが、大輝を出すのであれば、GKは飛び出すタイプを出すのがいいのかなという気はする。こないだの仙台戦やダービーでの最初の失点を振り返ると、大輝は、後ろはGKに任せたいと考えていたが、藤ヶ谷は、前のボールをDFにクリアして自分はゴール前でステイしたいと考えている。

この考えのズレは、お互い数試合一緒にやっていながら埋まってはいない。GKとDFのセットは連携の構築の為にあえてメンバーを固定するという考えに基づくならば、この二人は恐らくこのあとも適性がないのかもしれない。そう考えると、大輝使うんならば、確かに最初ビルドアップに難があった(その分武井が大輝の右に入ってサポートした)けども、その後ラインコントロールで持ち味を発揮し、師匠相手に敵陣で戻りオフサイドをゲットしたくらいのラインの高さを維持するならば、GKは武田の方がいいかな、という気はする。福岡時代もラインを押し上げる形を取っていたけども、そのやり方だとステイ型の六反よりは危なっかしいけども積極的に飛び出す神山と組む方がいいとあちらの監督には判断されていたんじゃないか、とは思うんだけども。

もっとも、岩下・今野の組み合わせだと、不安がないわけではないが、藤ヶ谷でもまだいいとも言えるんだけども・・・でも、一番の守備の問題は、やたらと撒き餌に食いついては自分の持ち場に穴空ける誰かさんなわけで。そして岩下にもしものことがあったら、こないだのようなスクランブル状態は危険っちゃ危険。まあ、そうした状態になったのも、誰かさんがまたまたスペース空けたからとも言える。だからまあ、消去法で大輝と岩下という組み合わせを考えておいて、その組み合わせで行くなら現状武田の方が藤ヶ谷よりはいいかな、と思うわけです。実際天皇杯では久しぶりにオフサイドというやつを見たわけやし。


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