大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第28輪 仙台維加塔 2-1 大阪鋼巴

2012-10-07 22:34:00 | ガンバ大阪
仙台から本日飛行機で帰阪して、録画を早回し再生で、時折気になるところをスローで見返しながら確認して記事を書きます。

とりあえずは、今度のサポミにおいては、監督の任命責任がある社長には、何故松波氏に監督を任せた(しかも二年契約)のかについては、説明して貰いたいもんですな。まあ、社長にしてみれば、いつものように独演会やてシャンシャンで御開きにしたいところなんだろうけども。あの人のいい所はサッカーが素人である分、サッカーの事については出来る人に任せる、というスタンスでいたから、少なくとも色々としゃしゃり出てくる人に比べたらいいんだけども、ただ、あの時に自分の独断で決めてしまったツケをここで払っていることにはなるわけですからね。

一般的に、報道で解任云々という話が出るということは、裏返せば水面下で後任監督の人選を進めてるという風にも取れるんだけども今のところウチにはそういう話はない。実際、神戸では西野さんの即座の解任は回避したと言う事は、今後の成績如何では途中解任もあり得るようにも取れる。そう考えると、ウチでも春先と、あと七月の下旬でもそういう話が出たということは、その時期に後任監督の人選に動いていたとも考えられる。話が流れたのは、年俸等の条件面なのか、或は編成を巡ってフロントと意見が合わなかったのか(例えば誰かさんの放出とか、コンバート云々の話を後任候補が持ちかけたかもしれない)は定かではないけども、もし自分がそういう話を持ちかけられた当事者だったら当然クラブにはそういう要求は出すんじゃないかって思うけどもね。

正信が監督として必至にあがいているのは判るし、スカウティングがある程度ハマっているところは認めるけども、それが皮肉なことに自分らの持ち味を殺してしまっているのが皮肉なもので、この試合なんかは正にガンバ的ではない用兵で結果にこだわった上で負けとるがな。

ここ最近の試合を見る限りにおいては、相手のスカウティングをした上で対策を立ててるということは、伺える。レアンは1トップタイプではないし、佐藤もサイドでやるタイプではないんだが、佐藤を入れたのは仙台に対する高さ対策という面もある。実際それはセットプレーの守備において、前半終了前にリャンからの右サイドのクロスに対して赤嶺に対してキッチリ体を寄せていたところに起用の効果が端的に現れていた。あと、1トップにしたのは、レアン云々はあまり関係ないし、佐藤の右サイドのポジションもあくまでもスタートのポジションで、流動的にポジションチェンジするという発想に基づいていた。ただ、ボール失った後のポジションがバラバラなんでファーストディフェンスが難しいが(そのせいで相手には前に運ばれやすかった)守備時には佐藤が右サイドでしっかり加地さんをサポートするという役割は担っていた。

ただ、それで行くなら後半家長やクラシューがバテた所でフタを入れるという事も考えておくべきではなかったか?佐藤を赤嶺対策で外すことが出来ないというのなら尚更。

早い話、フタをケガでもないのに、スタメンから外したのは、漫画スラムダンクにおける陵南戦の流川と同様に、前半を捨てる、という発想と同じならば、後半頭から、遅くとも60分過ぎくらいから投入するという選択もあったんだが、攻撃のスイッチを入れるような采配が結局正信には出来てない。自分が意図した形に持ち込んで前半をスコアレスで終えながら後半目論見通りに持込てないのが痛い。仙台なんかチームの得点王のウィルソンが消えてるとTGは判断するや、迷わず中原と交代させて、その中原が二点目のゴールを決める所に監督の経験値や能力差を見た。

まあ、ゲームプランに関して言うと、岩下が傷んでいて、大輝と交代せざるを得ない状況になってそこで連携がうまく行かずに(大輝はラインを上げようとしていた?)ガヤがキャッチミスしたのは誤算ではあったかもしれない。これについた筆者は別にガヤを擁護するつもりはない。てか、別に今までもガヤを擁護してきたわけではないんだけどもw ただ、問題は他にもありながらGKだけを叩くのは、他の問題から目を背けるだけだと言い続けてたんだけど。たがらまあ、同じ取れないにしても、明らかなミスと、フリーで打たれたようなシュートをまぜこぜにして叩くのはどうかということなんよね。まあ、基本的には自分の見る目以上のレベルの試合はまず見られないから色々とサッカーの勉強はサポも必要です。

そこでまあ、ガヤの責任を認めた上で敢えて言うとw、岩下が交代するきっかけとなったのは後半ゴールキックで誰かさんが飛び出して赤嶺と競り合った後にウィルソンが空いた左の裏のスペースに流れてシュート打とうとしたところを岩下がブロックしたところだったんよね・・多分この時の痛みが尾を引いていたんだろうな。

そうすると、またまた同じことの繰り返しで申し訳御座いませんが、15番のダボハゼっぷりはをなんで放置しておくんだろうね? どちらかと言うとあれは岩下に任せればヘディングでは大抵競り勝ってくれているし、仮に岩下のところが空いても、むしろ右サイドの方が加地さんが絞っていてくれるわけでね。ガンバの左サイドは藤春が高い位置をとりがちで、後ろや横をケアする意識が薄いし、東京時代のように高橋秀人がカバーしてくれるわけでもないってことを、いい加減に気づけよ、と言っても解ってたら繰り返さないかw まあ、結局致命的なミスが生じる前の伏線というのはあって、サッカーの場合、一つのプレーだけを切り取って批評するのは近視眼的だと言いたいわけですわ。

あと、最初の失点の時に赤嶺が大輝を押していたんだけども、想像だが多分主審のアングルからみると手は見えていなかったんだということが考えられる(赤嶺の手が見える位置にいたら吹いていたかもしれない)。こちらから見て審判に不満があったとしたら、そこなんだけども、ただ、この試合について言うと主審の基準そのものが試合を荒らしてしまっていたとも言えるわけですね。前半佐藤が大海に対して肘入れたのにカードが出なかったのも、後半レアンが大海に対して同じことされていたのも最初の基準で考えたら納得してしまうし。あと後半富田が家長相手に上手くボールを奪った後に家長が報復で富田の足を引っ掛けたのにカードが出なかったことに対して富田がアピールしていたんだけども、あれは現地で観ていても、そら富田怒るわ、という判定だった。だからまあ、敵味方は別にして、カード出すところでバシっと出せなかったところが、選手らにはその後のプレーでそれが基準としてインプットされてしまい、それが荒れる原因にもなったんじゃないかって考えたりもするんだけども。